プロレスの歴史で社会の変動を説明してみる


【皆、初代タイガーマスクが登竜門】

私はアマゾンプライムの無料お試し期間を超過して、3度もプライム会員を繰り返しており学習しない者ですが、そのアマゾンプライムの動画の中のくりぃむの有田哲平氏の『有田と週刊プロレス 1~3』を全部拝聴しました。

私と有田氏とはナイナイの岡村隆志と同学年であり、私も有田氏同様に小学生の頃初代タイガーマスクがとんでもなくすごいという、学校での話題から新日本プロレスを見るようになりました。

もうお決まりのパターンで、次に長州・藤波にも興味を持つようになり、一般常識レベルでのプロレスファンとなったわけです。(あくまでも一般常識レベルです)


【不満(ストレス)に満ちていた親日本プロレスのスターたち】

(注意)ここからは私がこの番組から得た知識と個人的な思い込みにところが多く、事実とは異なることもあるのでご了承ください。

この有田と週刊プロレスで注目すべきネタがいくつもありますがその中でも、

なぜ初代タイガーマスクが引退することとなり、なぜ長州力がベルリンの壁となっていたジャイアント馬場率いる全日本プロレスに移籍したのか

について有田氏の意見として述べられていることが非常に興味深いわけです。

要約すれば、

アントニオ猪木のブラジルでの副業の私的な赤字補填のために、当時ぼろ儲けしていた新日本プロレスのプロレスサイドでの利益を、当時大活躍していたタイガーマスクや長州力に還元されたなかった

からいうことです。(グループ会社になっているかどうか、調べていませんがたぶんグループになっていることでしょう)

参考⇒またか。なぜアントニオ猪木にトラブルが多いのか (2/4)

タイガーマスクの引退や長州力の移籍は、スター選手たちの不満つまりは

ストレス 

起動力となったと捉えられるわけです。


【ストレスの重要性】

プロレス詳しくない人のために、わかりやすく有田氏のように簡単な図にして説明いたします。

有田氏によればタイガーマスクの引退と長州力の移籍の秘話は、実はブラジルの事業に失敗したからではないかという見解を示しており、たぶんその部分がかなり大きいと思われます。(他にもありますが今回は割愛します)

実は、このストレス(不満)というのは非常に重要であり、社会学ではこれが起動力となり、社会の変動モデルに組み込まれているのです。⇒過去ログ「社会の変動」

(ある意味、国民のストレスの数値、日本の格差は英国並みかそれ以上です)

この仕事に見合わない給料故のストレス(不満)が、東西のベルリンの壁のごとく新日本プロレスと全日本プロレスの壁をぶちやぶることとなったわけで、いかに賃金労働者のストレスを放置することが危険であるかは、プロレス業界を例に上げてもう簡単に説明できるわけです。


【現場は疲れ果て一方・・】

最近では企業ではストレスチェックなるものを行っているようですが、こんなものILOの批准が先進国の半分以下の日本において、何ら効果もなく最低でも高賃金で年間休日120日以上で有給休暇5日ぐらいは消化させろと言いたいわけです。(できなければ社会システムそのものが歪んでいる証拠です)

低賃金・過重労働の業界では、このストレスが従業員同士の不和や、パワハラ、顧客(患者や利用者)へのサービス低下や虐待などと進展してしまっているわけです。

例えば介護の現場では以下のような状況です。

介護職員のストレス「事業所が責任を」 虐待防止へ集会 吉備彩日 

 >連絡会の川原秀夫会長は、今回の事件を「絶対に起こってはいけないこと」としながら、「偶発的な事件ではない。(職員にストレスの)サインが出ている時に対策をとっていれば起きなかった」と述べ、各施設に対し「いろんなストレスに対する解決策がとれているか」と問題提起した。

 >厚労省が3月に発表した調査結果では、16年度に全国の施設職員による高齢者への虐待とみなされた件数は452件、相談・通報件数は1723件と10年間で8~9倍に増加している。川原会長は、高齢化が進んで人員不足が深刻化する中で、現場の従業員が疲弊していると指摘。離職率も高く、1人あたりの仕事の負担が大きい中で、「自分が(虐待を)やっていてもおかしくなかった」と振り返る声もあがった。


【チャンスを捨てた日本】

何度でも復習しますが、この人手不足という現象には通常二通りしかなく、

①生産性向上
②賃金引上げ

であり、これをかつてやってとげた国がジャパン・アズ・ナンバーワンと過大に評価された日本であり、逆のことをしたのが

移民国家となった英国・ドイツ・フランス・スウェーデェン・ベルギーらのヨーロッパなのです。

そして、日本も安倍政権によりそれに追従することとなりました。多様性・多文化共生の移民国家誕生、おめでとうございます。


【国を売った政府与党】

人出などそもそも不足しておらず、今後の少子高齢化はとんでもないチャンスだったわけですが、もう日本はこのチャンスも棒にふったと言えます。

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自公政権が売国し続ける限り、本のネタには一生困らないですね。


【肝心なことは報道しない多国籍企業に支配されたマスコミ】

 

”賛成するものは保守と名乗るな!”

”官邸の下請け!経団連の下請け!竹中平蔵の下請け!” (ついでに『脱思想の下請け!』も)

”この国に生きる人々を低賃金闘争に巻き込むのか!世界中の低賃金闘争に!”

”恥を知れ!”
”二度と保守と名乗るな!保身と名乗れ!保身だ!”


【どこの国の政府も嘘をつくもの】

今、ダグラス・マレーの『西洋の自死』を読んでいますが、英国も今の日本と同じように統計操作や情報の隠蔽などにより、グローバル化が深刻化して移民国家になったようですね。

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日本に限らず政府が嘘をつくのは当たり前で、多国籍企業の下請けのマスコミが本当の報道を長さないのも当たり前なのです。

だって、TVや大手新聞のスポンサーってほとんどが多国籍企業だし、NHKだって政府の下請け、つまりは多国籍企業の傀儡政治の自公政権の子会社みたいなものですから。

サザエさんのスポンサーなんて、多国籍企業の東芝単独状態から新たに多国籍企業アマゾンが加わったでしょ?

そういうことです。
で、私はアマゾンプライム会員で、しかも広告のせています(笑)


P・S

あのプロレスの激動の時代はなんと、アントニオ猪木氏の私的なプロレスとは関係のない副業の失敗によるものであり、しかしその流れの結果UWFという新団体の立ち上げや、グレーシー一族という黒船によるプライドの立ち上げ、つまりは総合格闘技と発展していったわけです。

猪木さんはワールドプロレスの生放送でも、8時45分に延髄斬りできっちり試合を終わらせるがごとく、このことを予想してやっていたのではないかと思うわけです。日本の格闘技界のために・・・たぶん。

あの偉大なアントニオ猪木のように、安倍政権がグローバリズム(緊縮財政・規制緩和)に奔走するのはわざとワクチンを投与するがごとく、日本に抗体をつけさせるためにトロイの木馬となる外資や移民を受け入れをして、大和民族のナショナリズムを蜂起させ、まさかの大日本帝国の復活を遂げることだと思わない人は ↓のリンクをクリックしてください。


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経済学は一番いらない学問ー三橋貴明さんが発言


【過去ログに引き続き】

過去ログで三橋TVの内容を紹介したのですが、途中までしか見ておらず一通り見てまた付け加えたいことがあったので紹介します。


【京大の連中らによる影響が大きいのでは】

三橋貴明さんは経済学部出身で経済指標を中心として商売をしているのですが、その三橋さんが経済学はいらない学問と言うまでに至ったのは、やはり雑誌表現者クライテリオンの編集者のメンバーらとの係わりがあったからだろうと、個人的には思います。

内閣官房参与・京都大学院の教授の藤井聡先生は土木工学の専門なのでしょうが、社会心理学のも精通しており、柴山桂太先生らや経済産業省の中野剛志さんらも、社会学やら哲学思想に精通しており、経済学の致命的な欠点を指摘しており、その経済学理論が一人歩きしていることに警告を促してきたわけです。


【永遠の昭和が経済学】

まぁ、そんなことはどうでもいいのですが、三橋さんが指摘したことでおさらいとなるのですが、技術革新は不確実性であり未来予測できなく、技術革新の影響はなしとするのが経済学の特徴だと発言しました。

これらは社会学でいう所与の事柄であり、未来永劫変化しないとする条件・前提により、将来の日本のGDPとか発展とか予想するわけです。

例えるのなら1950年代に洗濯は当然、洗濯機などの存在がなくタライで手洗いをしなくいけなく、お風呂も薪で火をおこさなければならなく、自動で追い焚きなんてしていないのです。

つまりは、2018年の現在でもタライで手洗いで洗濯をし、お風呂も薪で火をおこしたりするのが経済学の前提なのです。

技術革新なんて不確実性だから、確実性のあることだけを顧慮するわけです。


【経済学の本質】

こんなの一般庶民の感覚からすると非常にバカげており、しかしこれと同じ論説を200年以上前に経済学者のトマス・ロバート・マルサス『人口論』で唱えているのです。

簡単にまとめると以下のようになります。

①世界の人口は増加し続ける
②当然食料が足りなくなる
③足りない食料分を社会的弱者が摂取できなくなり死亡する
④その結果、均衡が保て食料不足が解消される

農協や共済の相互扶助の精神の元とされているロバート・オーウェンはマルサスの信者を”残忍”と揶揄していたのは、こういうことからなのです。

ちなみに、ダーウィンの進化論・『種の起源』はこのマルサスの人口論の影響を強く受けているのです。(過去ログ⇒ダーウィンの進化論とマルサスの「人口論」と格差社会ー前編ダーウィンの進化論とマルサスの「人口論」と格差社会ー前編)

ダーウィンの進化論を盲信することの危険性は実はここにあるわけで、ミスターチルドレンも歌の「進化論」にも、ラマルク進化論について触れたりとかもしてますが、話逸れるので終わります。


【デマゴーグの世界】

経済学の指標の特徴として、永遠の昭和どころか永遠の原始時代を想定しているわけで、現実的にありない氷河期→温暖化→氷河期などの地球のサイクルの影響を省いた温暖化の理論と同様、ありえないわけです。

そこでIMFが移民国家にしたがり、それに便乗したグローバル政府に多国籍企業とマスメディア(TV.大手新聞・NHK)と行政が一体となり、

”少子高齢化で生産年齢人口が低下して経済成長が損なわれる!”

とか根も葉もない不安を煽り続けるのです。
社会主義でもなく英国の産業革命の精神を起点とする資本主義者が、歴史的事実とデーターを無視した発言をしているのです。

洗濯するのに川に行くわけないでしょって。桃太郎じゃあるまいし、技術は日々核心しているんで、現実世界は経済学みたいな時間が停止した静的なモデル・妄想世界とは違います。


【25%という数字】

三橋TVでもうひとつ気になった内容が、

IMFが生産労働人口が減少することにより、GDPが25%マイナスになると発言したことです。

(もう総務省も完全にグルですね)

この25%という数字に私は反応しました。
同じこと(数字)を述べている学者がいます。

外国人労働者流入で賃金25%減…政府がひた隠す驚愕の論文-公開日:2018/11/04 06:00

>1日の衆院予算委員会で、立憲民主党の長妻昭代表代行が経済企画庁から出されたという論文をもとに「安易に制度を始めると労働賃金が下がる可能性がある」と指摘したのだ。

>問題の論文は、現在、一橋大学経済研究所の所長を務める小塩隆士氏が、経済企画庁(当時)の広報室に勤めていた1990年5月に、経企庁が編集協力していた広報誌「ESP」に寄稿したものだ。

>「外国人労働者問題の理論分析」と題された論文では、外国人労働者が単純労働にのみ就労すると仮定した場合、50万人の外国人労働者が流入すると単純労働の賃金は13.82%減少すると試算。さらに外国人労働者の流入数が100万人となると単純労働の賃金は24.24%減少という恐ろしい数字が示されていた。


【IMFの功罪】

ケインズは経済学者という肩書きを嫌うでしょうが、経済学の二つのことなる考えがからんでおり、

供給が需要をつくる
・需要が供給をつくる

このいずれかによるものであるが、ケインズが後者であるのに対して、ミルトンフリードマンらに代表されるゾンビ経済学は前者に該当されるわけです。

フリードマンはあらゆる規制(外国人労働者受け入れとか)をとっぱらい、金融さえコントロールすれば世の中はうまく回ると、大体このように述べたのです。

IMFも同じく

生産年齢人口減少→生産高低下→GDPは生産の総計なのでGDPが低下

とバカみたいなことを堂々と述べてるのです。


【庶民をどん底に落とした安倍政権】

安倍政権により黒田総裁の異次元緩和と規制緩和によりデフレ脱却の社会実験が行われたが、見事に失敗しました。統計方法を変更したりGDP加算などの大本営発表をしても虚しく、大失敗に終わりました。

それも、国民の多くが中小冷静企業勤めや自営業者らの庶民であるのに、重税を強いたり社会保障削減したりなどして、貧困に導いて消費を減退させたからです。

日本のGDPの構成費でいまだに消費に対する割合が強く、それを完全無視して円安による輸出のみに依存してからこうなっただけです。


【人口減少黙示録を信じるのなら日本中の不良在庫ゼロの世界も信じてください】

IMFの論説が正しいのか(供給が需要をつくる)、一橋大学経済研究所の所長を務める小塩隆士氏が正しいのか(需要が供給をつくる)はそれぞれの受け手次第です。


景気の回復を実感しないという庶民の皮膚感をもっている方は ↓のリンクをクリックしてください。



生産年齢人口減少の黙示録を流布する経済学の功罪


【凋落した中国やインドと繫栄した英国の差】

人口減少で労働人口が減少して社会保障費だけが上積みされ、生産力も低下し消費も低下して日本はダメになる。
このような糞みたいなレトリックをNHKや御用評論家を中心とした民法のTVで、連日連夜耳にしますが、今一度どころか何度でもこの嘘を検討してみたいと思います。

三橋TVを見て気づいたわけですが、世界の綿織物の割合は中国とインドでほぼ半分を占めておりましたが、周知のごとく英国の産業革命でこれらの地域の生産拠点としての占有率を凌駕するようになったそうです。

中国・インドの武器=低賃金労働者の数
英国の武器=技術革新による機械化

人手不足を低賃金でなく技術革新により克服する。これは大英帝国の要諦の一つであり、これこそが先進国としての典型的なモデルだったのです。


【将来の技術革新はなしにする経済学】

三橋TVで興味深いことを述べていましたが、

経済学で労働人口や社会保障を受ける高齢者の人口比の割合を予測することは比較的に可能であるが、技術革新による生産高向上は不確実性の上に予測が困難

であるという、大体このようなことを述べていました。

ここで経済学者が何をしだすかといえば、とりあえず技術革新による生産性向上はなしにするつまりはわかないことを、

所与の事柄(未来永劫変化しないとする条件)

として扱うのです。


【永遠の昭和脳の経済学】

例えるのなら経済学理論では、いつまでもカバンの中に大量のカセットテープを入れて、外出先でソニーのウォークマンにヘッドフォンをしていたりとか、スーパーのレジを手打ちでしたりとか、それが将来にわたって永続すると昭和の発想のままで未来予測するのです。

CDの出現やMDやIPOD、スマホの出現なんて、ソニーのウォークマンに革新的な感動を味わっていた時代に予測してその影響を顧慮して、尚且つそれを経済モデルの中に組み込むなんて不可能ですね。(経済学なんてマルサスの人口論から根本的には何ら変化しておりません)

これがそもそも人手不足の嘘の根拠の一つであり、事実上IT革命で事務職なんて人出余りだし、AIがもっと普及するのならほとんど官庁や金融、損保らに人員を割く必要なんてなく現時点でも金融関係・損害保険会社・事務のマネージャーらに対して高給を維持する必要はないのです。(あくまでも社会の要請としてですが)

 

Bullshit Jobs: A Theory (English Edition)
Simon & Schuster (2018-05-15)

【IT革命で事務員は人余り】

「人手不足な職業・人余りな職業」ランキング
有効求人倍率を集計、建設は不足、事務は余剰ー宇都宮 徹 : 東洋経済 記者

>では逆に、有効求人倍率がなお1倍を下回るような、「人余りな職業」の傾向を見てみよう。好景気が続く中、全体的に倍率が上昇しており、1倍を下回る職種は、2013年の31職業から2017年は14職業に減っている。

>最も倍率が低いのは、58位のその他の運搬・清掃・包装等の職業で、0.20倍。商品の仕分け作業や、軽作業、公園整備・清掃の仕事などが該当する。

>次に少ないのが、57位の一般事務の職業で、0.30倍という数字だ。オフィス系の事務職は、人余り状況が続いており、56位事務用機器操作の職業(0.43倍)、51位会計事務の職業(0.63倍)などが1倍を下回る。事務の効率化や機械化などが進み、人手を必要としなくなっているのが背景にあるのだろう。

はい、英国の産業革命同様にIT革命により、PCをブラインドタッチで使用できる、エクセル・ワードを使える事務員が増加し、電卓で叩いて帳簿の数字合わしていた昭和の時代よりも、一人あたりで何人分もの業務を楽にこなせるようになりました。その結果です。

昭和生まれの方々なら実感としてあることなのですが、昔のスーパーのレジ打ちは全てタイピングであり当然打ち間違いも頻繁にあり、今よりも処理速度が遅かったり、店員により圧倒的にスペックの違いが顕著でした。
しかし今ではどこもバーコードであり、これも10年以内にそれも進化して、ガソリンスタンドのようにセルフレジとなるでしょう。

手打ちのレジ(昭和)⇒バーコードのレジ(現在)⇒セルフレジ(近未来)⇒電子データーによる技術革新?(経済学がなしにする未来

ただし先進国モデルを順調に追及するならでは話であり、安倍政権は移民受け入れなどにより周回遅れのグローバリズムにより逆走しています。(このままではパキスタンやフィリピン並みの経済規模の国になるでしょう)


【経済学の特殊なワールド】

人手不足なんて大噓で、それこそ永遠の昭和脳の弊害でしかなく、タライで洗濯して、電話帳とテレホンカードで連絡とり、カセットテープ持参でバカでかいウォークマンで外出先で音楽聴くとか、そんなことを前提としているのです。

これが経済学の特徴の特殊な世界であり、得意技の所与の事柄(未来永劫いつまでも変化しないとする条件)を使いまくるわけです。

普通に考えたのなら人手不足なんて大噓の嵐なのですが、多国籍企業に隷従しているジャーナリズムの誇りゼロのTVや大手新聞では、世界中の庶民を不幸のドン底に尾と知れることしか報道しないのです。


【生産年齢人口の減少は問題なし】

前回ブログでヨーロッパが外国人労働者という名の移民受け入れをした名目として、

>欧州において、移民の受け入れは、次のような論理によって正当化された(第3章)。

「移民は経済成長に必要だ」
「高齢化社会では移民を受け入れるしかない」

(中野剛志さん)

と取り上げましたが、これが全て嘘であることを移民推進しているIMFのデーターから明らかにされています。

 

日本以外のジョージア、ラトビア、リトアニアは生産年齢人口が日本と同等、それ以上低下していますが、名目GDPつまりは経済成長率は著しいわけです。

それもそのはず、経済成長とは産業革命の英国を典型例とした技術革新によりもので成し遂げられるわけで、その証拠として総固定資本形成の増加率を見れば参考になると思います。


【猿でもわかること】

こう言うと、

ジョージア、ラトビア、リトアニアは途上国でこれから経済成長していくのに対して、日本は先進国で成熟したからありない!ムッキー!

と興奮する論客もいるでしょう。

別に先進国は成熟した国家であるから経済成長しないとか、生産労働人口が減少して生産能力とが減少して経済成長しなおとか、こんなのまったく関係なくむしろ逆の現象のことが起こりやすいわけです。

 


人口減少とか財政破綻とか消費増税の必要とかTPP参加で国が発展するとか、これまでの歴史的事実やデーターを完全無視して、一般庶民に対して不安をひたすら煽る知識人に反対する方は↓のリンクをクリックしてください。

ニュースの“そもそも

上のリンクはアレで、正確には↓こっちですので。

サヨクもウヨクも少しは経済勉強しろ!-後編


【経済学の二つのグラフ】

(前回につづく)

今までのグラフでもわかりやすく私が作成しただけで、これってマクロ経済学の労働市場であり、

①古典派
②ケインズ派

で相当解釈が違ってくるのです。(以下のグラフもまだわかりやすいと思いますが)


【実質か名目かの違い】

上のグラフは人手不足と異なる失業に関してなのですが、原理的には同じで二つの違いが見られます。

①実質賃金か名目賃金か
②労働量を量でみるか人単位でみるか

まぁ、尺の関係もあり今回は①の

実質か名目

かの解釈の違いにより、今回の移民受け入れの問題にも非常に関係してくるわけです。


【失業の解釈】

過去ログでいってるように第一次安倍政権と今回の安倍政権で、かなりインチキであるということの根拠の一つに、

実質か名目

かというものがありましたが、失業に関しても古典派とケインズ派とは異なります。それぞれの違いは以下です。

①古典派の失業の考え⇒失業は実質賃金(W/P)が高いからであり、実質賃金の下落によって解消する。

②ケインズ派の失業の考え⇒貨幣(名目)賃金率(W)は古典派が主張するように自由に動かず、下がりにくいのでそれで失業が生じると解釈しています。これを貨幣(名目)賃金率の下方硬直性と言います。

簡単に言えば、そう簡単に額面の労働賃金は簡単に下げられないということです。
会社に高賃金のわりにあまり貢献していない人がいても、首にできないとかもそうです。


【古典派とケインズ派の違い】

古典派とケインズ派の大きく異なることは、古典派のモデルの人間像は庶民からしてありえない人間像です。

合理的経済人と言いますが人間の心理や感情とか一切排除しており、例えば

①物価が上昇して賃金が同じ
②物価がそのままで賃金低下

と①と②の実質賃金率が同じであったとすると、古典派の考えでは①と②は同じ心理作用であり、人間は合理的に考えるとしてるわけであり、同じ作用となるとしています。(社会学でいう所与の条件。過去ログ参考に

ケインズは一般の人間はたとえ物価が一定でも賃金が下がることのほうを、より嫌うとまぁ当たり前のことを言っているだけです。だから名目賃金が下がりにくいのです。

従業員に対して簡単に首にできないとう心理面もそうです。


【人手不足と失業の関係】

この例は日本の人手不足とは真逆の例の失業に関してですが、アダム・スミスの思想を受け継ぐのなら、本来なら3Kの職種には経済原理が働き高賃金になるはずなのです。しかし現実では介護・建築・物流などの人手不足の分野ではそうなりません。

なぜなら、

グローバル化・緊縮財政

よるものが影響しているからです。

今のグローバリズムってぶっちゃけ、古典派の変種の思想であり悪質だといえます。


【怠け者が失業状態になるという考え】

グローバリストのいう失業の公理は

”本来、失業などありえない。労働賃金が適正価格でないから、労働者は労働賃金引下げに抵抗しているからであり、適正価格になれば全て失業は解消される。”

大体こんな感じです。

だから、小泉・竹中の構造改革でタクシーの運転手の賃金を規制緩和で給料に半額になったわけです。

サッチャーの労働組合叩きも、規制のないグローバリズムも、本来の労働賃金引下げにより、失業なんて生じるわけないという物理の法則、均衡を意図的に使用したものなのです。

このグラフの均衡状態に多国籍企業とグローバリストの政治家らが無理からもっていくのです。

しかし英国では失業者が絶えないですね?

先日まで大工だった人間がシステムエンジニアとか急に転職できるわけないし、介護や物流でも同じでしかも給料安い4Kの労働環境に転職するわけなどないのです。

そこで賃金が10倍の日本に出稼げにくる外国人労働者を輸入するわけですけど、30年以上前に今の英国の移民問題の政治面でなく経済政策面だけでもこれやらかして大失敗しているのです。


【クリントンの成功例に見習う】

この人気のない業種への人手不足に対してグローバリストは移民受け入れにより、低賃金のままで解決しようとしますが、本来の先進国モデルでは

①人手不足の業種へは賃金上昇
②技術革新のよる生産性向上

で対応するわけです。

これを実現させるために過去クリントンモデルで米国が黒字に転じ成功した政策が非常に参考になりますが、それが

①法人税引き上げ
②高所得者の所得税率引き上げ
③公共投資のテコいれ
④社会保障の向上

つまりは、

累進課税に公共投資に福祉充実

することで解消されます。

事実、税収を増やすことに成功しました。


【小渕内閣の功績】

実は、これに近いことしたのが小渕内閣の下での政策で、デフレ脱却しかけており、1999年秋には

不良債権比率が5%以下

になって解消されていたのです。
2000年には名目GDPがプラスになり、

税収が53兆円となり3年ぶりに50兆円達成し、

赤字国債3.5兆円削減

されていたのです。

(参考文献) 消費税は0%にできる―負担を減らして社会保障を充実させる経済学

だけど、小泉政権の時に不良債権処理とかよく耳にしましたね?
変でしょ?やつらです。やつらが日本を凋落に導いたのです。

その話はまた別の機会で。


【TVの御用知識人らに騙されないために経済勉強する必要】

だから、サヨクもウヨクも少しは経済勉強しろ!となるわけです。(私もそんなに詳しくないし、経済学にあまり興味ありません)

憲法改正の人参にぶら下がったりしたりとか、均衡財政明記が改憲案にあるそんなやばい憲法改正を、

”自衛隊が違憲判断くだされたら予算が降りなくなり、安倍憲法でも受け入れなければならなくなる!”

とか拙速するぎる選択を決してしてはいけないのです。

 

ケインズの弟子のジョーン・ロビンソンの名言です。

”経済学を学ぶ理由は、経済学者に騙されないため”

なのです。
富国強兵を忘れたのが今のウヨクです(戦前もそうだけど)。
貧国強兵は北朝鮮と同じです。

 

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サヨクもウヨクも少しは経済を勉強しろ!-前編


【右も左も経済オンチ】

サヨクは人権や平和主義ばかり主張したテンプレで、ウヨクも嫌韓や反中を基軸にした初期の小林よしのり氏の歴史修正史観というテンプレで、しかし共に共通している点があまりにも

経済オンチ

であるということです。


【選択肢がないという思考停止状態】

ネット右翼のアニキ分のこの人はどうでしょう。

 

 

>野党は野党で人権がどうこういうけど、外国人労働者の大量受け入れ自体には強硬に反対という感じではないし、もはや国民としては選択肢がない悲しい状況だ。

????

私としては野党は強固に反対しているし、国民は別の選択肢あるじゃないかと言いたいです。


【理解しているとしよう】

>しかし人が入ってきたら人材が競合にならず賃上げも期待できない。

一応、これは理解しているようです。

 


【移民以外の選択肢なんていくらでもある】

復習になりますが別に選択肢がないということはありません。(⇒過去ログ

むしろ、日本は人出余りですし、デフレで銀行に金が余りまくり投資先もなく、技術革新して供給能力を高めればいいだけです。(先進国の人手不足対策は①賃金引上げ②技術革新による生産性向上です)

はい、例えば介護福祉士の有資格者は約52万人が従業しておらず、いつでもスタンバイした状態であり、高賃金になれば即解決します

 

立憲民主の枝野さんが赤字国債発行して介護や保育士の給料上げると言ってますから、上記のように一瞬で簡単に解決できるわけです。しかし、現状は以下です。

 

政府は介護に約6万人を低賃金外国労働者を受け入れするようですが、デフレ下の日本でもう正気の沙汰ではありません。で今後こうなります。


【先進国の地位を捨てた日本】

日本国内で業界によっては人出余りですし、ガソリンスタンドのセルフのごとく、10年以内にコンビニやスーパーやデパートや飲食店もそのようになり、人手不足なんて半分以上解消されたようなものです。

今後AIの導入により、金融・行政を含め事務系の人出なんてほとんど少人数になります。


長くなりそうなので(次回につづく)

 

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経済学的見地により低賃金化を説明


【本来のナショナリスト】

私はさんざんグローバリストにナショナリストはいないと断言したことの意味は、

ナショナリスト=国民主義者

という観点からなのです。
で、国民主義者って具体的にはどんな人でしょうか?

まぁ、万世一系とか天皇制とか日の丸に象徴される抽象的なものよりも、地域に根付いた感覚をもっている人、政治家でいうならば亀井静香・加藤紘一先生らが典型的な人物だと思います。(後者は左の愛国と言えます)


【グローバリストはナショナリストを批判するもの】

故に、本来のナショナリストは国民が貧困化するグローバリズムや緊縮財政を嫌い、それらを推奨する論客や政治家を支持する人は、まぁナショナリストではないのです。

グローバリストのマクロン仏大統領がナショナリズムを批判しているのもこういう意味からなのです。

>US President Donald Trump was moved to a Twitter tirade by similar remarks from Mr Macron a week ago, when the French leader called nationalism a “betrayal of patriotism” while commemorating the end of World War One.


【大変な仕事は高賃金になるもの】

さて、本題に入ります。

移民受け入れがいかにしてデフレ化で日本人の労働賃金を引き下げるのかを簡単に説明したいと思います。

安倍政権誕生前では団塊世代の引退にともない、社会全体が人出不足になりつつあったと思います。

経済学上ではこのような需要と供給の単純な均衡モデルを使用することが多く、ぶっちゃけ市場原理で本来なら労働不足であっても労働賃金は上昇し、人手不足が解消されるとされており、実際中世ヨーロッパでペストにより労働人口が3分の1により失われ労働賃金が高騰して、中央政府はそれを抑制しようと試みたりしていました。

 

実際、グローバル化が今ほどひどくない時期は、3Kと呼ばれる職種はやはり多くの人が避け、しかしその結果土木建築や運送業界など高賃金だったと思います。

営業職と事務職との賃金格差も、ノルマで精神的に追い詰められる営業職よりも事務職のほうが圧倒的に楽というイメージがあったから人気が高く、それは今でも同様です。

企業は人件費高騰を当然嫌い、しかし従業員がいなければ事業もなりたたず、それでも労働賃金が引上げられると当然消費は増え、日本は支出面のGDPが6割ほど占めており、賃金が上昇するインフレの好況であるのなら自然と人手不足は解消されていくわけです。


【低賃金労働者という覚醒剤】

しかし、ここで多国籍企業は裏技を使いだすわけです。

それは低賃金労働の使用です。
パートタイマーや単純労働の派遣なんてその典型であり、究極には

外国人労働者という名の移民

 

がそうです。

 

介護・建築・物流まぁ人手不足の業界の特徴は、団塊世代が一斉に退職しだしたこともありますが、何よりも低賃金だからであり安倍政権はヨーロッパで失敗した禁じ手の

移民政策

に舵を移したわけです。


【移民受け入れで低賃金のままで報われない社会】

 

はい、これから外国人労働者を34万人輸入するとどうなるでしょうか。(実際は上限はありません

はい、こうなります。
外国人労働者は移民派となり今までの系列の日本人と交わり、低賃金労働者とひとくくりになります。


【低賃金だから小子化となった事実】

小子化で人手不足だから移民政策という理屈は自家撞着であり、玉川徹氏がいうように、

低賃金だから小子化

になったのです。

これでも10年前のデーターですが、人口の多いポスト団塊jr世代の男性のニート・フリーター率が高く、正社員に以降するのも困難であるため低賃金化していたために、未婚者が増加してその結果本来生まれるはずだった子供も生まれず

人口の多い団塊世代が引退して少子高齢化

となっただけです。

安倍総理は小子化の原因となった低賃金化を招く、外国人労働者を更に増やすとか気でも違ったのかと思うわけです。

この人は完全にこのまま日本のデフレを永続化し、失われた30年にして日本を凋落させた戦後最悪の総理として名を残すでしょう。


P・S

三橋TVでこれに関係することやってます。

三橋貴明の象限図から考える変数という概念


【変数が少ない弊害】

私は過去ログで三橋貴明さんがよくブログで披露する象限図について、変数が2つしかなく欠点だらけと批判的なコメントをしました。

例えるなら、TPPに反対すると、

”鎖国でもするのか!”

と激昂する論客と同じであり、いや

TPPと鎖国までの間には非常に隔たりがあり、関税や国内産業を守る補助金や国内法など、いくらか規制があるのとないのとでは大きな違いがあるのです。

これこそ、変数が一つしかなく

規制のない自由貿易 or  鎖国

という二者択一の選択に迫られるというものなのです。


【三橋イデオロギー座標軸の変数】

 

上の三橋さんのいうイデオロギー座標軸は変数が二つです。

変数①は右か左か
変数②はグローバルか反グローバル化か

です。


【従属変数と独立変数】

これは社会学にある概念なのですが、イデオロギーという従属変数に対して、独立変数の2つが関係しているということを意味しています。

従属変数 = 独立変数① 、 独立変数②
イデオロギー = 右か左 、 グローバルか反グローバル化

数学(算数)に例えるのなら、

8 = 4 × 2

のようになるわけです。


【虚構の世界でもリアルなアニメ】

丁度、三橋さんのイデオロギー座標軸がいいサンプルになるのですが、イデオロギーって言ってもあくまでも政治的なイデオロギーであり、三橋さんはアニメ好きでもあるので、アニメのイデオロギーとしての座標軸も当然作成できるわけです。

適当につくったのですが、アニメでもいろいろあり、日常系で現実にあるような恋愛系もあれば、SFや魔法少女などでありえない虚構のアニメもあります。

ただしアニメという従属変数にこの象限図では変数が2つしかなく、虚構の世界であるのがしかし実際いるような人間像を描くようなSFのアニメもあり、そうなるとなぜかリアルだなと感じることもあります。

進撃の巨人なんて比較的にそうであり、調査団が命を賭けて巨人と戦っているのに、市民から

”税金で何してんだよ!”

みたいに、成果をださないとバッシングを浴びるような場面がそうです。
(自衛隊が税金の無駄とかの論調なんてそうですね)

起動戦士ガンダムなんてSFでありながらリアルであるアニメの典型例であり、ランバラルが非常に部下想いで、手柄を立てて出世して部下たちにいい暮らしをさせたいと発言するシーンなんかとてもリアルです。
カイ・シデンがアムロが地球出身者でエリート様と皮肉るシーンも、生れにより格差が生じており、移民派の妬みやらルサンチマンやら感じているとも思わせるシーンもリアルです。
セーラがアムロに無茶振りして「あなたならできるわ」と言うところも、会社で営業側の無茶ぶりに現場が振り回されるシーンなんかを連想させます。


【作品によりどこに位置するのか】

一方で実際ありえる世界なのにリアルでないアニメがあります。

例えばアニメ『中二病でも恋がしたい』なんて登場人物がいい人ばかりで人物像がリアルではありません。
アニメ『みなみけ』も日常系であるけど、まぁありえません。現実にある人間のドロドロしたところ(学校のイジメや糞みたいな教師)や葛藤など描写していませんから。『キャプテン翼』もそうでしょう。人間像が素直すぎます。

右下のエリアにあてはまるアニメが浮かばなかったのですが、『闇金ウシジマくん』のアニメができれば、ここに位置するでしょう。

ドラマ『太陽に吠えろ』や『西武警察』は左下に位置し、『踊る大走査線』は比較的に地方公務員とキャリア官僚との関係、上部構造と現場の下部構造とが描かれ、右下に位置するかもしれません。(それでも人間像が素直すぎるように感じます)


【経済学の独立変数】

アニメで例えてみたのですが、別にこれがリアルであるかとか、虚構世界であるかとか、これだけの変数で決めるのにも限界があり、これにスポーツものとか根性ものとか、友情もの、恋愛もの、ホラーとか、ほのぼの系とか、いくらでも変数を組めるわけで、そんなのキリがないわけです。

これは学問でも同じく、

経済学・社会学・人類学・心理学・歴史学・政治学などはそれぞれの従属変数に対して、取り扱う独立変数が異なりそれが学問の特徴となるのです。

経済学は基本的な従属変数は生産・資源を組織する技術・富の分配であり、
独立変数は需要と供給というようになります。

従属変数(生産・資源を組織する技術・富の分配)=独立変数(需要)、 独立変数(供給)

ケインズ派になると、

従属変数(生産・資源を組織する技術・富の分配) = 消費性向 、資本の限界効率表、利子率

となります。


【遅刻した人の言い訳が独立変数】

ちょっとうっとうしくなりましたね。(笑)

要は、結果に対して決定因、
つまりは例えるのなら会社に遅刻したという結果に対して現象に対して、その決定因つまり

寝坊した、仕事行きたくなかった、妊婦を助けた

などの言い訳を述べることと同じなのです。

遅刻(従属変数)= 妊婦を助けたから(独立変数)、仕事の資料を夜遅く作成したから寝坊(独立変数)

ここで大切なのが、言い訳をする人が

嘘をついていないということです。

妊婦を助けていたとかほぼ間違いなく嘘です。

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【所与の条件】

これ、非常に重要なポイントであり、経済学のモデルなんてその典型例であり、

例えば価格を決める需要と供給の関係で、その価格が身内の値引きや常連客という人間関係などを考慮してはいけないのです。

誰に対しても市場原理の需要と供給のみの関係で価格が決まる。

それらを疎外する変数は

所与の条件

としてないこととされるのです。

遅刻の理由を嘘をつかない = 市場原理以外の要素で価格は決められない = 所与の条件


【雑すぎる経済学のモデル】

よく経済学モデルで

①金利が一定である
②海外との貿易の影響はなしとする
③小国のモデルに限る

とかは所与の条件であり、「おすそわけ」とかボランティアとかは経済外部性として大抵、除外されます。


【経済学のモデルの世界の人間はキャンディ・キャンディ並みの人物像】

はっきり言ってそんなの(「おすそわけ」やボランティアの影響を省いたり、身内内で値引きするような影響を省く)非リアルであり、アニメの『キャンディ・キャンディ』の主役のキャンディやアンソニーのように無垢でありえない人物像や、キャンディをいじめる連中らが極端に悪のごとく扱われるとか、まぁそんな人間像はありえないのです。

リアルな人物像は古くは夏目漱石の小説『それから』とかで、もうそれは屈折していて、友情のために女を譲り、しかしその友人はまた30歳ニートの主役を世間知らずと揶揄・嫉妬し、何やらまたその女を取り戻したりとか、その女も流されやすくわけわからず、まぁ現実の人間像ってそんな理不尽なもので、そこが非常にリアルなのです。
政治的な出来事に影響を受けない人間なんていなく、『それから』では日清戦争に勝利し一等国の仲間入りをめざす日本という国家と、しかし不況により氷河期のニートができあがったとう社会の背景もあり、そこがまた実にリアルです。

最近では漫画『闇金ウシジマくん』がリアルで、実は別の機会でまた説明しますがそれが非常に大切なところです。

 

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P・S

ちょっと、今回のブログは長くなりましたが、要はTVに出てくるコメンテーターとか御用学者の言うことはインチキだらけで信用するなということです。

一つの社会現象や経済状況に対して、そんなに簡単に語れるものでもなく、人手不足だから外国人労働者受け入れとか、小子化でダメで経済成長しないとか、消費税を全て社会保障に充てるとか嘘ばっかり言ってて、おまけにその瑕疵が露呈しても何ら責任とりませんから。

国民一人当たりの借金とか言ってる人とかいたらもう末期ですね。
ただのインチキのペテン師です。

経済のことよくわからないまま社会人になった人へ―ひとめでわかる図解入り

ネット右翼精神分析入門の序文的な何か


 


【ネット右翼精神分析入門】

>バカだから、自分と富裕層で利害が対立してるという単純な事実に気付けない。

ユーチューバーでブログ『超個人的美学2』のブログ主のカツトシさんのツイッターのつぶやきですが、単純にバカだからと言っても社会が少しもよくならないと自認している次第であります。(まぁ、何してもよくならないかもしれませんが)

彼らを更生する必要があり、それには再教育するに辺り、フロイトじゃないけど彼らの精神分析にまずとりかかる必要があります。


【ネット右翼は若者の低所得者層には少ない⇒当たり前じゃん(笑)】

まず彼らの多くは低所得者ではないという論客がいますが紹介します。


>一般には「貧しい若者が、ネットでうっぷんを晴らしている」というイメージが広がっていますが、実態は異なっていました。特定の年齢層や年収レベルとの関連性は見えなかったのです。高齢層や「中流」の人々が含まれている事実にも、留意すべきです。

要するに、高齢層というのは定年退職して、小林よしのり氏の『戦争論』などを読んで、遅れた中二病になった団塊世代を含んでいることでしょう。

小泉政権時のネット右翼はもはや40代50代の団塊jr世代であり、彼らにプラスされた巨大な層が暇をもてあました団塊世代なのでしょう。

団塊と団塊jrって全世代の人口比で多いのですから調べるまでもなく、当たり前ですね(笑)


【攻撃の置き換え』

>学歴別では、「大卒・院卒」の割合が65%と高かったものの、世帯年収のコア層は36%の「200万~400万円」(別表)。調査対象は50代までだが、辻准教授は「経済状況の不遇が保守的排外性の発露につながっていることを思わせる」と分析している。

まさにリチャード・ウィルキンソンの著書『格差社会の衝撃』の内容そのものであり、格差が拡大するとマカクザルと同じ行動をとる、つまりは攻撃の置き換えが行われるということです。

つまりは、せめてこいつらにだけは負けないといった、生活保護受給者叩きや在日コレアンや被差別部落にLGBT叩きをするということです。

上には逆らえないし、変えられない。だから叩きやすい弱者を叩く。

”俺が貧乏なのはこいつらが足をひっぱっているからだ!こいつらが努力すれば競争が激化し、もっと国家が強靭化されるはずだ!”

虐待の精神構造と同じです。

 

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【ネット右翼とグローバリズムの相性のよさ】

それと過去ログで紹介したのですが、彼らの多くはそもそも欠乏動機に支配されているところが大きいのです。(成功しているかどうかあまり関係ありません。セコイかどうかです。たぶん)

社会のパイは有限だから誰かが犠牲になる必要があり、だから社会の生贄として自分がならないためには、誰かを差し出さないといけないとなるわけです。それが外国人であるか同じ日本人であるか、そんなのどうでもいいのでしょう。

マルサスの人口論⇒ダーウィンの進化論⇒新自由主義(ネオリベ)グローバリズム

欠乏に基づいた思想とネット右翼と相性がいいのはこういう理由からなのでしょう。


【恍惚感溢れる日の丸からリベラルに転向する地味さに耐えられるのか】

>バカだから、自分と富裕層で利害が対立してるという単純な事実に気付けない。

私はバカだからと言うよりも、富裕層と利害が対立しているという現実を理解したところで、ネット右翼にはそれを転覆させる気力などなく、例えば平社員が会社の役員に逆らうような多大な労力が必要となります。

これはネット右翼でなくとも躊躇するところだと思います。

それよりも何も、彼らの頭の中には東西冷戦の構図があり、

グローバリズム or  共産主義

二択しかなく、後者を選ぶことは中国共産党の手先となり耐え難いことなのです。(いや、中国なんて経済成長し日本で20年間デフレでこの先永続しそうだし、どっちが資本主義かわからない)

万世一系の天皇制や日清日露戦争に打ち勝ち、大東亜戦争を仕掛けてアジアやアフリカを白人の支配から開放したという、その象徴的な日の丸の国旗が何よりも心の支えであり自負心であり、この形而上の世界がなければたちまち、卑小な自分の存在を受け入れなければならず、そうすると

労働環境の改善とか社会のシステムの変更の要望とか、まぁサヨク的なことをしなければならなくなる

のです。


【自分の立場を考えると憲法改正反対派となる】

当然、立憲民主や日本共産党とかに票を入れなくてはならなくなりますし、それを周囲の人に呼びかけなくてはならなくなります。

憲法改正を後回しにしたり、財政均衡や家族で支えあうとか、そんなことにも反対しなければならず、すると護憲派というよりも改憲反対派になるわけです。当然。

まぁ、これやられたら終りだから。

まぁ某氏はこれの恐ろしさを認識しておらず、まぁ自身のメルマガコミュニティ内でこれらを含む即席憲法は拙速すぎると発言したら、逆に立腹されたわけです。

ゴーマンかましたわけでもないんですけどね。緊縮のやばさを周知している人なら誰でも顔面蒼白になる内容ですから。


P・S

これでもネット右翼は

”武士は食わねど高楊枝”

と言いやせ我慢するでしょう。美徳がと言いながら。

しかし、ワタミやユニクロなどのデフレをいいことに商売して儲けている連中をこころよく思えず、地方や農協、医師会、土建屋を努力が足りない、既得権益と叩き、将来不安になる心の支えをまた

日の丸

に求めるのでしょう。

ILOの批准数が圧倒的少ない日本の労働環境自体がブラックですから、そのブラックにせしめているのが安倍政権ですから、まぁ実生活と日の丸の精神世界との間で混乱しているのでしょう。(ワタミの社長は比例で安倍政権で出馬しています。安倍政権を支持すれば庶民の生活が苦しくなることが立証されましたね)

ジャーナリスト安田純平さんと自己責任論ー後編


【ホシュの欠乏感】

前回からの続き

ホシュが保守的でないのは馬鹿だからと讒言(ざんげん)しても仕方がなく、もっと根源的な理由は欠乏にあると思われます。

端的に申しますと

心が貧しい

からだと思います。


【セコイのがホシュの特徴】

あくまでも心が貧しいわけで、松本人志・高須院長・百田尚樹らは社会的に成功して、富を得ているわけで実際には経済的に貧しいわけではありません。

この心が貧しいという表現も適切でなく、

欠乏感が激しい

と言ったほうが正しいでしょう。

これは主流派の経済学の根底にある考えであり、それは潤沢説とは対峙した考えであり、マルサスの人口論から見られるように、

人口が増えすぎると食料が不足する⇒食料が不足すると力のない者(貧者)が餓死する。⇒すると食料と人口が均衡を保ち問題が解決される

このような考えが根底にあると思われます。

日本の財政危機のデマもそうですし、経済学の特徴としてエネルギー保存の法則のように限られた富とそれを配分するに当たって、どうしても全ての人が望むように全ての人に望むものが行き渡らないという欠乏感があると、私は確信しているわけです。

言葉を言い換えれば、

セコイ

のです。


【経営者そこ働けと言ったマルクス】

予算が足りないから生活保護費を下げたりとか、そんなの完全に欠乏感に支配されているわけで、マルサスの人口論の如く「働かざるもの食うべからず」となり、餓死させればいい、それこそ

自己責任

となるのでしょう。(そもそも、この言葉はマルクスが資本家に対して皮肉った言葉であったと私は記憶しています。上部構造の連中め!汗ながして労働しろ!という意味)


【経営者と底辺労働者との仕事への違い】

そう言うと

”経営者も頭悩ましている”

とか反論されるでしょうが、彼らの多くは仕事が自己実現と直結しており、私の経験ですが前の会社の社長なんてその典型で、正月などの長期休暇は退屈で、それよりも会社に来たほうが充実して楽しいとおっしゃってました。

月曜日のかったるい朝やサザエさんの時間になると会社のことを考えて

憂鬱

になることを彼らは実感しないわけです。真剣に仕事しないから楽しくないんだぐらいにしか思っていません。

労働が自己実現でなく生活のためという庶民の感覚が知らないのです。


【後進国化する日本】

話が逸れそうになるので本題に戻ります。

ホシュの特徴として欠乏説が根底にあり、それとは対峙する説が潤沢説であり、農業革命により食料不足が解消されてきたように、不足が生じても必ずそれを補うものが表れるといういわば楽観的な考えです。

ホシュはあまりにも悲観的であり、例えば人手不足の解消として、外国人労働者・移民を安易に受け入れたり、まさに物理の法則で均衡をすぐ保とうとします。

人手不足なら①技術革新をして効率化を計り、②不足している部門の仕事の労働賃金を引き上げる

これが先進国の歩んできた道であり、低賃金に頼るモデルはむしろ後進国モデルであり、いつまでたっても先進国になれない東南アジアがその典型です。

だから安倍政権って後進国をめざした政策しかしていないと糾弾されるのです。


【ダーウィンの功罪】

物事は全て繋がっており、ホシュ思想の根底にあるのはマルサスの人口論であり、マルサスの人口論の影響を受けた

ダーウィンの進化論

がまさにそうなのです。

こう発言すると、

”旧約聖書を信じているのか!”

と反論されかもしれませんが、そもそも天照大神の子孫として天皇制を支持しているホシュが古事記や日本書紀を信じていないことが不思議であり、それこそ天皇制の正当性をどこに求めるのかということになります。(少なくとも英国では王制の正当性をアダムの直系の子孫だということを真剣に議論していました。旧約聖書の内容を是としていたわけです)

未だにダーウィンの進化論を信じていること自体がナンセンスであり、ミスチルの曲の「進化論」にあるように、目的にそって進化するラマルク進化論もあるでしょうに。(キリンの首が長くなるのは目的にそってるからという解釈です。)

ダーウィン進化論か創造論の議論は、グローバル化か鎖国かの議論に相当するようで勘弁してほしいわけです。


【ホシュが自己責任論に邁進する理由】

ようやくここまで辿りつきました。

ホシュがなぜ自己責任論に陥るかは”足りない”という欠乏感にあり、その欠乏感はエネルギー保存の法則のような限られた富にあり、全ての人に全ての人が欲する物が行き渡ることは不可能だという欠乏説に支配されているからなのです。(だいたい不況って物が売れないわけで、生産過剰で本来なら豊になるけど貧しくなるとか、支離滅裂な現象でしかありえません)

その解決法として

自己責任により力なき者、国家の足をひっぱる者は切り捨てろ

となるわけです。


【謎だらけの思想】

安田さんのようなジャーナリストけでなく、地方に対しても、

”努力が足りない!東京の富が吸われている!”

という発想になるのもそうだし、日本の農家に対しても、

”努力が足りない!米国のように生産性を高めて!”

となり農協を改革を支持することもそうだし、インフラ整備なんてまさにそうです。(東北の震災復興を願い、食べて応援とか言ってる一方で、農協改革やTPPに異を唱えない珍現象が起きていますけど)

日本の財政危機のデマを流し、プライマリーバランスなどという経済界が喜ぶ奇怪な思想を流布し、小子化で日本はもうダメ。だから移民を受け入れ消費税をガンガン上げて、だけど法人税減税してグローバル化と構造改革と、永住権を与えられる単純労働の外国人を受けれ、なぜか経済成長して軍事力を強化して、しかし米国に隷従し続ける強い国家を形成しようとするわけです。


【途上国から搾取しない手法】

私の職場にフィリピン人がいますがその人たりとリアルで触れ合い、母国が貧しく世襲格差が酷いことも理解しており、彼らにも幸せになってほしいわけですが、彼らにとっての真の幸せは言語や文化の壁がある国で賃金や福祉を求めることでなく、母国を豊にしてそこで生活することだと自認しています。(日本のアニメにあこがれて来日し、日本の文化に埋もれたいとかオタは別です。日本語に溺れて帰化することが幸せかもしれません。)

日本人として搾取する形でなくフィリピンで自国の力でインフラ整備できように促し、経済成長を促し自国通貨の国債を引き受けたりするなどして、それは日本の民間の保険会社の介入でなく、自国の福祉制度や共済などの設立を手助けすることでしょう。

そこには知的財産権もあり、それも無償のODAの形で提供して(黙認)やることだと思うわけです。

ハジュンチャン博士の本にあるように、英国にしても米国にしてもさんざん知的財産権などを無償利用し、幼稚産業を保護しまくり経済成長してきたのですから、それを奪うこと自体が矛盾しているわけです。

ヒト、モノ、カネの無差別な移動は混乱を招くだけです。

 

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【結論】

自己責任から話が始まったわけですが、どうしてもグローバル化や緊縮財政に関係していしまい、その根底にあるのは

欠乏によるマルサスの人口論に支配されたダーウィンの進化論

と関係してくるわけです。

欠乏⇒緊縮財政⇒同胞切捨てのための自己責任論の多様

だいたい、ホシュの思考ってこんなところだと思います。

基本的に彼らはセコイし『ガキの使い』の

「松本仁志セコセコ裁判」もあながち無関係でないのかもしれません。

HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル 予告編

ジャーナリスト安田純平さんと自己責任論ー前編


【安田純平さんを助けるべきかどうか】

ジャーナリストの安田純平さんが救出されてよかったねですね。

しかし、TVやネット上では、ジャーナリストが危険地帯に行くのは自己責任であり、国家が救出するべきではないという意見も多々みられます。


【ホシュは自己責任が大好き】

所謂ホシュの人の多くは安田純平さんの行動は自己責任であり、救出するべきではないという意見が多いようですね。

高須院長や百田尚樹氏らもだいたい自己責任をかざしているように思われます。


【保護をなくせば強くなるという妄想】

なぜ、ホシュの人は自己責任が大好きなのか?

私としては彼らの多くがネオリベと相性が非常によく、自由に競争すれば質の悪いものが淘汰されて、安価で良質なものが生産されるという思想にぞっこんだと思えるわけです。

ホシュはそのためにグローバリズムに邁進し、国内産業の保護を嫌い、労働組合とか労働者の権利や保護などを取り去ろうというように考えるようです。

”甘えるな!”となり、

”日本が強い国になるには兎に角、競争を激化させて保護をなくせば可能だ!
生活保護受給者は甘えている!路頭に迷わせれば働くだろう。野たれ死にすれば見せしめになって丁度いい!そうすることで国家は強靭化される!”

ネオリベ⇒グローバリズム⇒強い国家

まぁ、このように考えているのでしょう。


【公正な競争なんてありえない】

第一、時代や生まれた家庭環境の違いから、公正な競争なんて絶対に不可能であり、安倍総理や麻生・菅といった良家の世襲は、コネも伝手で最小限の努力でエスカレーター式に慶応大学に進学できるわけで、そうなっていないことは、それこそ最小限の努力すらしなかったオチこぼれ以外の何ものでもなく、自己責任論がもうすでに崩壊しているわけです。

最後に世襲のコネで国会議員になり、米国の操り人形として支えられ総理にまでのしあがれたわけです。

安倍・麻生両氏の漢字能力の低さからして、公正な競争なんてできていないですね。一国の長があれなのですから。


【国家と再分配】

それでも社会が存続していくためにそのあたりの調整が必要となり、その結果社会福祉などの制度が確立され、そこに市場の原理が関与することは普通は忌避されるわけです。

あくまでも国家というものはオルテガがいうように技術でしかなく、日の丸やら日本の神話や天皇家などもその技術を遂行する手段でしかなく、非常に抽象的にまとめたものでしかないわけです。

線に幅がないのと同じく、国家にも実態がなく実に抽象的な存在なのです。

ビスマルクがドイツを統一するのに使った手法が福祉であり、国家が形成するにあたっての常套手段が再分配であり、累進課税や高い法人税なんかも理にかなっていると言えよう。

格差が拡大すると国家が衰退するというのも当たり前であり、国家の形成と逆の運動だからなのです


【ホシュが保守的でない謎の解明】

なぜホシュの人はそれを理解できないのか?

そもそも社会が何であるか、共同体が何であるか、国家が何であるかを考えたことを一度もないからだと思います。

これらの言葉の定義すらしないまま、ひたすら理想の国家像を描き、ホシュが保守的でなくなるような伝統や文化の破壊となるグローバリズムに邁進するわけです。

英語化教育なんてまさにその典型ですね。

 

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長くなりそうなので次回へ持ち越します

 

エリートの助言と現実


【いきなり欝になるのは稀なのじゃないか】

ツイッターで面白いつぶやきがありました。

 

ユーチューバーでブロガーの『超個人的美学2』のカツトシさんのつぶやきですが、なるほどと感服しました。

>経済的・社会的・人間関係的な外部条件内部条件が揃ってない人間が追い詰めれ

嫌なら会社辞めればいいとか、学校行かなくていいとか、欝になる前の人は理性的に熟知しているわけですが、しかし現実的には葛藤を覚えそれで皆悩むわけです。

当たり前ですね。


【社会の目】

自身の体験談を話してもいいわけですが、私の友人で大学院まで出た者がいますが、その友人は欝で10年以上苦しんでおり、生活保護受給者となり今でも再起不可能な状態です。

彼とは大学からの長い付き合いであり、彼が欝になり自殺未遂を繰り返す段階、それ以降の治療の段階、生活保護受給の現段階とずっと関わっていく中やはり、彼は卒業後準公務員のような仕事につくが職場や環境などにうまくいかず結局退職し、学生の頃アルバイトしていたなじみのある新聞配達の仕事につくなりして、彼はいわばドロップアウトしちゃうわけです。しかしながら、そこに至るまでにいろいろ苦悩葛藤があったようです。

まぁ、私は男なので相手が自ら口に出さない限り、詳細なことを問い詰めたりすることはなく、やはり高学歴であるプレッシャーにそれに応えなければならない社会的要請や社会の目というものに苦しんでいたのではないかと思えなくもありません。

>経済的・社会的・人間関係的な外部条件内部条件が揃ってない人間が追い詰めれ

東大法学部卒の人間が町工場で働くようなものも同様で、

「東大法卒なのにこんな仕事してるのかwもったいないwお前にプライドないのかなw」

なんて言われること考えたら胃が痛いですね。
町工場でなくとも中小企業に勤めるなどするといろいろ妬みもあり、先輩からつぶされかねません。

「学歴なんて関係ないわw(2流大卒・高卒)俺のほうが仕事できるわw」

とか言われ業務を邪魔され、まぁ中小零細企業あるあるですが。


【やれるものならやってる】

(とある解決例)

学校が嫌→休む・転校・自宅学習

仕事が嫌→休む・転職・起業

生活苦→生活保護

借金苦→破産

学校が嫌で休んだら次の登校に大変な勇気がいるし、転校なんてもっとプレッシャーがあります。プレッシャー感じないやつは欝になんかならないだろうし、自宅学習で高卒認定をもらっても中卒のままだし、大学に進学すると今度は経済的な問題が生じます。

仕事も同様であり大手企業に勤めてそれが転職すれば、年収800万円台の人生から年収400万円台(平均年収)に転落するわけで、家のローン・子供の教育費・老後のことなど考え、現実的にできないわけです。


【現場を知らないから言える】

労働関係のツイッターにあるのですが、よく

「残業を断ることや有給休暇を消化することや残業代請求することは権利だから請求してください」

などとつぶやいているのですが、そんなことは皆熟知しているって。

それをすると残業代込みの主任やら管理職の連中から非難を浴びるし、いわゆる他の平社員の社蓄からも非難を浴びて、

会社に居場所がなくなる

わけです。

過去何十年間の残業代を請求するのも、ほとんど退職後の人が多いでしょ?こんなの当たり前です。人間関係のしがらみがなくなるからです。

人間関係が悪化した職場にいる辛さを知らないから、平気でこんなことが言えるのです。辛さを知っていて助言したらこれはこれでむごいわけです。

これらの例は世間知らずもいいところで、大体弁護士とか先生と言われる職業の人に多いような気がします。


【理想社会はとりあえず棚上げして】

ならデンマークのようなフレキシブルな社会を形成すればいいとなりますが、それをすることは欝で自殺するような人の担当じゃないわけで、それこそ上部構造の5%程度のエリートの担当であり、自家撞着もいいところとなります。

庶民のできることはこのエリートの監視であり、欝になる人の中にはエリートもいるわけで、これまた問題の焦点がズレてしまいますが。


【助言はせいぜい知人までに】

では欝で自殺するような人に助言をどうすればいいか?結論から言うと

できません。

ただ、スピリチュアルな観点から「自殺したら自縛霊になる」とか「今生のカルマが来世に持ち込む」とか脅すことはできます。

人によって人生観・価値観も異なるし、富や社会的評価に価値を置いてる人間に、大手企業を退職とかそんなことできるわけありませんし、そんな無責任なこと助言することは恐ろしくてできません。

今から20年ほど前に大手勤めの友人で「辞めたい」とか相談を受けたことがありますが、私は現実的に会社を継続することを勧めました。

こんなの簡単です。

収入が減るし中小企業に勤めて楽になるかと言えば、なるわけないと知っているからです。
こんなことは誰でも知ってます。日本の大企業勤めは鳥籠の中にいるようなものです。ヘッドハンティング以外は転職というようりも転落と言ったほうが正解でしょう。

ただ、選択肢は本人にあるから本人次第でそれ以上でも以下でもありませんが。


【『闇金ウシジマくん』で勉強してください】

結局、上部構造にいる人間は下部構造にいる人間の気持ちなんて疎いし、それこそ最近表現者グループのいう、anywheresのエリートとsomewheresの庶民の感覚の違いだと思います。

会社辞めて転職して条件が同じままなのはanywheresの中の一握りぐらいで、ほとんどの日本人は条件悪くなるわけです。

こんなこと発言するエリートはまず『闇金ウシジマくん』を読破することをオススメします。

 

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勝間さんのこの本をもってますが、まぁどうでしょう(笑)。人生は預ける必要がないのは同感です。

国際シンポジウム「グローバル資本を超えてⅡ」の中野剛史さんのブルースリーの名言


【考えるな!感じろ!】

若干、今酒で酔っ払っているのですが勢いでブログ更新します。
過去ログの続きの内容のなのですが、中野剛志さんの講演の笑いネタともなったブルース・リーの名言があります。

”考えるな!感じろ!”

です。

この台詞でシンポジウムの参加者で笑いが起こったのですが、これもまんざらふざけてないと私は感じました。


【武道では当たり前の目指す領域】

この極意は武道の達人の領域にあり、ドラゴンボールで例えることの「身勝手の極意」と同じ領域にあるわけです。

端的に言えば、格闘技では情報をインプットして処理してアウトプットしてからでは遅く、インプットする前にアウトプットして、ガンダムで例えるならニュータイプの領域が必要なのです。

内田樹氏の「修行論」で同じことが記載されています。

 

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【因果の前に運命がある】

中野剛志さんがよく紹介するオズヴァルト・シュペングラーも同じことを言っており、科学とは起こったことによるところを因果関係よるものであるが、そもそも起こったことの前提には、

起ころうとするもの、成ろうとするものがあり、

それが運命だというわけです。

因果によって未来が確定するわけでなく、運命によって未来が方向づけられるということです。

だから、

因果によって考えるな!運命のよって感じろ!

というわけです。

科学は成ったことを因果によりとらえているだけで、そもそも成ったことは成ろうとするところによるものが先にあるというわけです。


【感覚の前には思考は無力】

シュペングラーって今でいうオカルト・スピリチュアルの領域に足を踏み込んだ偉人であるわけです。

こんなことは実生活で私たちが当たり前のように実感していることであり、女性は感情的で理論的に説明しても通用せずしかし、彼氏とか夫の浮気などには敏感でもありそれも、思考でなく感覚でとらえているからです。

男は因果にとらわらすぎで、

”不自然な態度をしているから浮気あバレタ”とか

”石鹸の匂いがするからバレタ”とか

そんなバレタ理由を取り除けばいいと考える傾向にあります。

そんなもの五感を超えた領域を女性は感覚で捉えるから無駄なのです。

考えないブルースリーにジムやプロテインでマッチョになった者が叶うわけがありません。


【真の平和とは】

女性が占いスピリチュアル好きなのも、内へ内へ意識がいき外に意識がいかずくだらない噂話やゴシップばかりするのも、これは自然なことなのです。

黄金比の安定したもの好きの引きこもりオカルトなんて女性的な特徴といえるでしょう。

まぁ、女性を批判したように思われるのもあれなので、男性はいわば常に変化を好み冒険的で支配的・暴力的・拡大的で実務的なものばかり好むといえます。

戦争なんて男性的であり一方で女性はむしろ内戦を好むわけです。(都市部と地方とか、移民と旧来の民族とか)

平和は実は中性的なバランスをとれた領域でしかありないのでしょう。

 

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地方の地下アイドル自殺と労働環境



【私立にしか転校できなかったのかも】

昨今、地方の地下アイドルの自殺が話題になっております。

「農業アイドル」の死、背景にパワハラと遺族が所属事務所を提訴へ
10/11(木) 5:09配信

>愛媛県を拠点に活動する地域アイドルグループのメンバーが2018年3月に自殺した。その遺族らがグループの所属事務所などを相手取り、慰謝料などを求める訴訟を10月12日、松山地裁に起こす。原告弁護団がBuzzFeed Newsの取材に応じた。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

端的に言えば、裕福でない家庭の娘をアイドルとして活動させたが、環境はブラックでアイドルを辞めさせたかったけど、契約に疎い一般庶民としては

「辞めるなら違約金として1億円払え」

とか恐喝めいたことを言われて、娘は悩み自殺したということらしいです。

>そして3月20日、高校に納付しなければならない残りの12万円を借りるため萌景さんと母親が事務所に出向いたところ、貸し付けを拒否された。

高校にいくら納付しなければならないのかわかりませんが、12万円足りなかったようです。たかだか12万円のために命が奪われたのです。


【インフレなのに(だから)若者の負担は少なかった日本】

私の時代とは今と学費の負担額がまるで異なり、20年以上前では日本は中間層が厚くインフレでありながら、大学の授業料を見てもわかるように、今よりも安かったと思います。

(某私立文型の大学の授業料例)

80代後半~90年代前半 約60万円/年

現在         約80万円/年

当時はほっといても年々給料が上昇し、消費税がなく無税であったり3%であったり、サラリーマンの医療費負担は一割程度で、介護保険料もない時代だったのです。

もちろん、ゴミを捨てるのもリサイクル料もいらなくタダでした。他にも例はあります。

(某会社の大卒初任給例)

93年入社 19万6千円

94年入社 20万5千円

まぁ、某大学とか某会社とか私の実体験なのですが、当時の日本はグローバル化によって金融バブルが形成されそして崩壊し、企業は投資を渋りいよいよ実体経済が悪くなりだす頃なのですが、まだまだ実体経済は堅調だったように思われます。


【金銭問題で自殺する未成年者】

私立高校にかかる学費・授業料・費用

上記のリンクをクリックして閉口しました。

デフレで格差が拡大してしかし学費が高いわけです。いや、学費だけでなく消費税や介護保険料、リサイクル料、軽自動車税から何から、デフレなのに(だから)若者や現役世代に対して負担が増えているわけです。

今の若者が上記の例を知れば憤慨して50代以上の敵意を抱くでしょう。(40代は構造改革・グローバル化の被害者の氷河期とバブルと世代が重なっています

この自殺したアイドルの例だと通信制の高校から公立高校への転校はハードルが高く、私立にしか編入できないことも考えられますし、単純に公立高校へ転校するお金もなかったのかもしれません。

いずれにせよ、貧困による金銭的なトラブルとブラックな労働環境とが、地方の地下アイドルを自殺に追い込んだと分析するのが妥当なところなのでしょう。


【今も変わらぬ日本の労働環境】

アイドルの活動でブラックな労働環境の典型として、3人組のアイドルのキャンディーズを思い出しました。

引退を表明した時にメンバーの一人のミキが

”普通の女の子に戻りたい”

と言う言葉が流行したのを当時小学生だった私も印象ぶかく覚えています。

キャンディーズは日大出身のアイドルで既に当時は成人でしたが、労働環境はブラックそのもので単に契約更新をしなかったという、今では当たり前のことを彼女たちがしただけなのです。

それを当時の年配者は

”現代っ子”

と讒言を浴びせていたようです。

当時はセクハラもパワハラという言葉もなく、大人たちはいいように若者を酷使していたわけで、グローバル化・構造改革・緊縮財政とデフレを加速させ経済が低迷し格差が拡大し賃金は低迷し、当時の経済成長期の悪い側面だけが引き継がれて、今のブラック会社が跋扈することになったわけです。


P・S

要はまず日本はILOの批准数を先進国並みにして労働環境を整備して、国債刷ってインフレ整備して地方を活性化させ、一方で消費税廃止してグローバル化みたいに社会を破壊する極端なことは避けろということです。

外国人労働者受け入れする前にやることなんていくらでもあるし、そもそもグローバル化による被害者が今の途上国の外国人労働者であり、ますますグローバル化によって問題を深刻化させるなんて自家撞着もいいところです。

外国人労働者50万人超必要 25年までに 人手不足深刻化で転換
2018.6.6 06:15 sankeibiz

安倍政権は外国人労働者受け入れを決定しました。これでデフレは加速して外国人の観光客相手に商売する世の中になりますというか、なっちゃいましたね。

別に外国人を排斥するとかそういうことでなく、言葉も文化も何もかも違い、ただ円だけを稼ぎに来ている動機だけだと、日本の下層部に位置づけられヨーロッパで起こっているように取り返しのつかないことにないかねないということです。

 

日本が売られる (幻冬舎新書)
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正確的には

”日本が売られている”(進行中)

なんですよね(笑)

大丈夫、国家は消滅しても社会は存続する


【大丈夫、国家が消滅しても社会は存続する】

まるで国家が消滅すると社会が消滅するかのごとく思えるのは、国家と社会とを分別できていないからでしょう。

オルテガは国家を技術の一つとみなし、完全に社会と分別していました。
私も国家と社会とはまったく別のものだと定義しています。

ちなみに、カール・ポランニーは社会と共同体も分別しています。


【共同体は近代化により破壊された】

社会・・・人間の相互関係が継続・慣習化されそれが構造化された集団。

大体、社会の定義はこれが主流であり、まぁぶっちゃけ社会が絶えることなどまずありえず、社会は存続し続けるわけであり、何ら心配することがないわけです。崩壊して別の社会に変わることはあるけど。

共同体はまさにこれに互酬・家政・再分配という3つの運動が加えられ、まぁ社会もこれらがなされなくなると、崩壊してまた別の形態の社会に置き換わるだけであり、事実共同体を徹底的にグローバリズムにより破壊が、ここ100年以上継続中といったところで封建時代とは別のものとなったわけです。


【国家の歴史なんて短い】

そもそも責任はかつては共同体のものであり、それが個人に付加されたことが近代化の特徴であり、資産のない被治者は労働力を売りに出して、貨幣獲得のために各資本家に隷従するしかなくなったわけです。

貨幣獲得による市場社会というもので、相互関係の形態が一辺したわけであり、産業革命の悲劇・プロレタリアの赤貧の時代の反動が、社会主義・共産主義だったわけです。

しかしながら、国家というものはまず前提となるのが、外敵からの脅威に立ち向かうものとして技術として存在していものにすぎず、第一近代国家といえるぐらいですから、最近発明されたものでしかないわけです。

アメリカが州ごとが独立国家であり、日本もかつて江戸時代まではそうでした。

言葉として「くに」というものは藩を表しており、藩ごとに税収も異なり、単に旧体の幕府に対して外様の薩長がリベンジを果たし、欧米列強に対抗するために明治になり、始めて国家らしきものをつくりあげたのです。

中央集権による平等化は、国家の成立として必然的な要素なのです。


【天皇制という日本教】

明治政府は天皇の名の下に、皆平等というキリスト教の思想をぱくって、天照大神の直系の子孫として、天皇教をつくりあげ信仰させたのです。

今、熱狂的愛国者が必至に天皇教を広めようとしているのですが、そもそも彼らは無心論者であり神話自体を信じていないのに、どこに正当性を持たすのかまるで理解に苦しむわけです。

ダーウィン進化論を信仰して、現人神であるが人間で天皇陛下万歳・・・。
何じゃ、これ。


【概念の整理をしないまま愛国を叫ぶ】

さて、ここで民族というものが介入してくるわけであり、民族と国家を結びつけて国民というフィクションにより同胞意識を高めるわけですが、まぁ民族とは何ぞやと言われれば習俗やら血統やら文化や言語といったものであり、近代化と対峙するものでありながら、これをくっつけちゃったのが近代国家の技術といえよう。

ここらあたりを混同しているから、熱狂的愛国者は中韓北と恐怖のあまりに、グローバリズムにより民族的な要素の国家を売却するのでしょう。


【格差が拡大すると国家は凋落する】

森友学園の運営する塚本幼稚園で、戦前の教育勅語により愛国教育をしているようですが、まぁそんなことをしても無駄でしょう。

中学から愛国教育を道徳に組み入れることも同様です。

トクヴィルは19世紀の時点で、ロシアと米国とが世界を二分に分ける、スタートレックやスターウォーズが象徴するがごとく、米国は宇宙に意識を向けるなどと、預言をしてその多くが成就したわけですが、彼の先見性や分析力の高いことから好評化を現在でも得ているわけですが、他にも面白い発言をしています。

米国はヨーロッパから移住してきた人達から成り立っており、比較的にの平等であり民主的で自分らで国を運営している意識が高く祖国愛に満ちていたわけです。

しかし、この損得抜きの祖国愛は二度と返らぬものであり故に、

前に進み、個人の利益と国の利益の結合を国民の前に明らかにすることを急がねばならない。

とトクヴィルは警告しています。

こんなのロシアのロマノフ王朝末期、ソ連の末期、李氏朝鮮の末期、大東亜戦争前の日本と格差が拡大すると、国家が危機的状況になることなんて当たり前で、説明するのも面倒です。

一度、崩壊した祖国愛など英国のサッチャーが「ビクトリア朝の返れ」とスローガンを掲げて大衆煽動したところで、凋落したイギリスの悲惨さからみて愛国心を煽ったところで、徒労に終わるだけです。

それどころか、サッチャーはグローバリズムにより、国家崩壊の逆方向に舵をとっちゃってしまったのですが、かつての大英帝国はケインズが嘆いたとおりに、まんまとかつての植民地米国により凋落しちゃったわけです。

イギリス発症の利己主義の改善することなく、ひたすら労働組合を叩いたりして、逆のことをやらかしたのです。


【失政のイギリス】

フランスは戦後、本来ならイギリスと手を組みたかったわけです。

ソ連と米国。この巨大な勢力から独立を維持するためには、協力な同盟国が必要だったわけです。大陸ではパワーバランスは基本中の基本ですから。

米国のプードルとなったイギリスを見捨てて、仕方なしにアデナウワー率いる西ドイツと手を結び現在に至るわけですが、フランスと英国と手を結んでいるのなら、現在のドイツ第四帝国はなかったかもしれません。


【騙されたくないのなら古典を読むこと】

トクヴィルは、

地方を首都に従属させて、国全体の運命を一部の手に委ねる不正と人民の直接行動に委ねる危険性

を訴えており、いわば首都の優越という状態の危うさは代議制に重大な攻撃となり、

この制度を知らずにすべて滅んでしまった古代の共和国の欠如と、シュペングラーと言を同じくしています。

そもそも日本は東日本大震災の辛酸から、東京集中型がまずいと学習しておきながら、東京オリンピックとか浮かれて何してんだか。

結構、トクヴィルは先見性が高く、他にも眠れる獅子といわれた清が西洋に食われる危険性も指摘していました。

古典の重要さは賢人の知恵をそのまま読書することにより、彼らの思考をトレースできるからであり、少なくともTVや新聞などの俗悪な情報に煽動されにくくなります。

政府の統計、一次データーについてもまたもや、トクヴィルはアメリカ人が信用しすぎの点について指摘いました。

データー改竄とか、こんなの200年前から当たり前に、権力者がやってることなんですよ。

内閣支持率とか、自殺率の低下とか、もう調査機関や調査方法などブラックボックスの日本の統計なんて、内閣府モデルの乗数効果並みに、インチキだらかなのです。


【コモンウェルスの国家でなくなればただの地域】

あの偉大な思想家のロックが国家をコモンウェルスと称したように、国家が国民が共通の利益を得られない、格差が拡大して階層分化した時点で、もはや機能されなくなり崩壊するわけです。

このままグローバリズムが止まらず、格差(官民・東京と地方・二極化・世代間・性差)が是正されないとなると、日本という単なる地方・自治区・経済圏の一つとなり、まぁシンガポールみたいに民族性のない無色透明な地域になり下がるでしょう。

しかし大丈夫です。

世界中で格差が拡大してボロボロですし、格差が拡大した時点で愛国心なんて維持できるわけありません。

そんな抽象的なものよりも沖縄や東北の人、貧困者や社会から排斥されている人への情が生まれるから、そっちのほうで社会を再構築させればいいだけです。

国家が消滅しても社会は存続します。日本なんて日本教以外の宗教もないし、それより英語化教育で民族自体が消滅するかもしれませんし、そっちはどうでもいいというのが世論ですから。


【グローバル自治区 VS 社会】

たとえ市場社会から生まれるディストピアになっても、ポランニーのいう社会の自己防衛・ソーシャルプロテクションが何度でも誕生するだけです。その時は

国家 VS 社会

となりますけど、もはやグローバリズムで国家なんて消滅しているのですから正確には、

グローバリズム VS 社会

といったところでしょう。

ここ5年間の出来事で、ソーシャルプロテクションの機能として、農協や医師会といった中間団体の存在があったわけですが、多数派がフルボコに叩きましたね。そういうことです。

日教組も叩かれてますね。あの変な中間団体もつぶすと大変なことになります。