相模原事件を考えるーマルサスの緊縮残虐思想が彼をそうさせた


【相模原事件】

以前ブログで相模原事件に関して少し紹介したのですが、今回はもう少し踏み込んでみたいと思います。


【れいわの木村議員のコメント】

この事件について「れいわ新選組」の木村英子議員が当事者として正鵠を射たコメントをしてます。

このような残虐な事件がいつか起こると私は思っていました。なぜなら、私の家族は障がいをもった私をどうやって育てたらいいかわからず、施設にあずけ、幼い私は社会とは切り離された世界の中で虐待が横行する日常を余儀なくされていたからです。(中略)

>そんな環境で、職員は少ない人数で何人もの障がい者の介助をベルトコンベアーのように時間内にこなし、過重労働を強いられます。そのような環境の中で、障がい者は、絶望し、希望を失い、顔つきも変わっていくその障がい者を介助をしている職員自体も希望を失い、人間性を失っていき、目の前にいる障がい者を、人として見なくなり、虐待の連鎖を繰り返してしまう構造になっていきます。(中略)

>このような環境では、何もできないで人間として生きている価値があるんだろうかと思ってしまう植松被告のような職員が出てきてもおかしくないと思います〉(参議院議員木村英子オフィシャルサイト『相模原事件初公判にあたり』2020年1月8日)


【ベルトコンベヤー仕事の怖さ】

介護の例を上げると、特養(特別養護老人ホーム・社会福祉法人)は利用者の人数が多く、しかしスタッフの人数は経営面を考慮して限られており、要介護4や5の重度の利用者が多く、当然利用者からの暴力行為や暴言も多く、そうなると学者や役人の机上の空論の「寄り添い介護」なんてできるわけなく、二人で押さえつけたり、恐らく医療法人の老健(介護老人保健施設)とかでは鎮静剤とか注射を打ったり、拘束をするようになります。

時間内に業務をこなさいといけないのです。『ヘルプマン』第1巻を読むといいでしょう。


【人間性を失うプロセス】

これやることの恐ろしさは、現場を知っている木村議員のいうとおりに、やられる方は「絶望し、希望を失い、顔つきも変わって」いき、やる方は人間性を失っていくからです。

こういうのは一回だけでなく体験でなく、1年通してやってみればわかります


【行為の恐ろしさ】

行為の恐ろしさは、その行為そのものが感情を引き出し、デモを取り押さえる警官のごとく無表情になり、だんだんスペンディングファーストの起点となる信念も変わり、つまりは人間性が崩壊することです。

無意識レベルに残虐な信念が植え付けられてくるのです。


【人間性を失うプロセス】

(木村)
乏しいマンパワーで何人もの障碍者を介助しなければならない現場では、介護する側もされる側も人間性を失っていく

(木村)
>植松被告がやまゆり園で働き始めた当初は「明るく朗らかで、丁寧な好青年」として見られていたことが証言で明らかになっている。しかし被告も障碍者施設で働いているうちに変わっていき、事件の引き金となるような優生的思想を抱くようになっていったのかもしれない。

植松被告はこの典型だと思います。


【ダーウィンの従兄弟の優生学】

ポイントは優生的思想という言葉なのですが、木村議員は知っているかどうかわかりませんが、この優生的思想って優生学というものがあり、その優生学者で数学者でもあるダーウィンの従兄弟であるフランシス・ガルトンの、

>カースト制度により遺伝子に劣る人間の階級が傲慢とは思わない。道徳・知性・体格が劣る人々が国家の敵。

という思想そのものです。(ガルトンって自称愛国者だったのでしょう)

インテリジェント・デザイン‐ID理論―ダーウィンの進化論は完全に間違っていた!!聖書原理主義の創造論でもない「第三の生命観」、ついに日本上陸!! (MU SUPER MYSTERY BOOKS)

【種の起源の元となる思想】

その優生学の元となるのが従兄弟の『種の起源』で有名なチャールズ・ダーウィンであり、更にその『種の起源』の思想の元となったのが、私が執拗に取り上げているマルサスの『人口論』です。

人口論 (中公文庫 (マ5-2)) (日本語) 文庫 – 2019/7/23 マルサス (著), 永井 義雄 (翻訳)


【永遠の退化猿くん】

マルサスの人口論は過去ログ何度も取り上げているように、未来という不確実性に対して現状維持の緊縮思想であり、簡単に言えば跳躍進化論のような技術革新がなく、東大法卒の財務官僚のアドルフ・アイヒマンくんたちの永遠の退化猿の思考なのです。

MDもipodもないスマホの開発もない、永遠にカセットテープ持ち歩いている猿の思考です。

ウォークマンからMDに買い替えるのは環境破壊だ~CO2ゼロだ~(植物が光合成できないだろ)。もったいない~。令和の享保のかいかくぅ~。

て具合に。


【グローバリズムの根底にある思想】

全ては繋がっており、このマルサスの緊縮思考ってカール・メンガーが労働力を確保するために

飢え

が必要と考え、主流派の経済学って

欠乏

が前提にあるのです。この欠乏というものは未来という不確実性に対して思考停止となり、

恐れ

を抱き、現状維持をしようと考え、まず自分の家族だけはとなり、中間団体(共同体)が破壊され、この原子化された家族(個人)は

今だけカネだけ自分だけ

というようなおぞましい3だけ人間となり、これが帝国主義でありグローバリズムなのです。(もうグローバリズム = 帝国主義でいいと思います。本意でないけどネガキャンです)


【貧すれば鈍する】

相模原事件を起こした植松被告は恐らく「マジメ」であり、これは映画『ジョーカー』のジョーカーや、『スターウォーズ』のアナキン・スカイウォーカー(ダースベイダー)と結構似てる感じがして、激務の中で自分が段々人間性を失っていき、なぜそうなるのかを考えそして

クニのしゃっきんが~

となり、アーリア人がどうのこうのとかのナチスのような優生学と結びつき、LGBTは生産性がないとかも同じで、大体元をたどればここに行き着くと思います。

未来という不確実性に対して恐怖に支配され無力になる

という、空海の大乗の精神漫画・アニメ『Dr.STONE』の石神千空のように、

全員救う

という命がけの楽観主義者とは真逆な思想なのです。


【貨幣に対する誤認の恐ろしさ】

>植松被告が、自らの思想の「根拠」として再三述べていたのが、「社会的リソースの余裕のなさであった。*3 日本の景気が後退し、財政が悪化するなかで、これ以上「無駄飯食い」のための社会保障費を捻出する余裕はない――というものだ。

貨幣に対する認識の間違いってとてつもなく恐ろしいでしょ?

民間黒字化を財政赤字を通り越して財政悪化言葉のすり替えにより、これをオウムのごとく連呼するから、マジメな植松被告のような人物は、マジメに思いつめあのような行動を起こしたのでしょう。人の少ない夜勤の時間帯で計画的にやってますからね。

サリン撒いたオウムの信者もふざけてやってるのでなく、マジメにやってるのです。世直しとして。

私が憲法改正に財政健全化をPB健全化を明記するのに、異常なまでに反対したことはこれなのです。貧すれば鈍するわけで、

緊縮は人間性を奪う

からです。

反論あるならどうぞ。


【深刻な民間黒字問題解決のための介護保険制度】

そもそも介護保険制度が貨幣に対する誤謬によるところから成立したわけですから、失敗するのも当然です。

>今では日本の社会保障、特に国民皆保険制度は世界的にも評価されていますが、私が厚生省に入省した頃、すなわちこの制度が成立して10年ちょっとの頃は、深刻な財政赤字に陥っていました「国鉄」「米」「健康保険」の3つの頭文字をとって「大赤字の3K」という言葉があったほどです。


【なぜ貯蓄ゼロ世帯増加したのか】

簡単に言えば、深刻な財政赤字問題という勘違いによる、深刻な民間黒字問題解決のために、企業から税金徴収するわけにはいかないから、増税しまくり皆さまの預貯金を奪おうという発想なのです。

しかも、奪われるのは下層からで、これをデフレ下でやってきたし、安倍政権は外需が落ち込む中で消費税を8%から10%にして、今とんでもないことになってるのです。(本当にやるとは思いませんでした。さすがにそこまで底抜けバカじゃないだろうし、次の選挙対策で延期するだろうなって。その後次の総理が消費税10%にするかなって)

現に貯蓄ゼロ世帯が増加してる中で、やっちゃったのです。景気は緩やかな回復とか大ウソ連呼して。オウムのごとく。大本営発表して。今でも。


【緊縮脳で袋小路】

医療費や介護費など社会保障費は、今後毎年のように増えていくことが必至である。2025年には団塊世代が後期高齢者となり、現役世代の負担は大幅に増大する。また、医療・介護従事者の供給が高まるニーズに対応しきれなくなり、木村議員が述べたような「介助する側もされる側も疲弊する」状況が、改善するどころかさらに深刻化してしまう可能性すらある。

個人に実感を伴うようなかたちで、医療・介護の経済的・人員的負担がいまよりずっと重くのしかかる時代がまもなくやってくる。そのとき、「もうこれ以上、生産性のない事業と生産性のない対象に現役世代がお金も労力も吸い取られるのはおかしい」という論調が広く支持されるようになるかもしれない。

貨幣に対する認識を誤ると袋小路に入ってしまい、もはやこの地獄のループから出てこれなくなり、財政破綻論を是とするのなら公助を省くことになり、

自助と共助

となり、これが「地域包括システム」なのです。


【効率化すればいいものじゃない】

幼稚・保育・介護と一体化して、これにボランティアを加えて、この発想って完全に効率化しようという考えであり、一人にマックスで保育士・介護士・看護師と3役させようという最悪の発想であり、業務上看護師が介護をしてもいいのですが、ああいうのは数こなすとか、そもそも医療サイドと介護サイドとは発想が違い、現場はむちゃくちゃになるのも当たり前の現象です。

看護士は医療の立場から延命を考えるけど、介護士っていかにして幸せでいい感じで終わりを遂げるかと考える人が多く、考え方が逆のケースがほとんどなのです。

これに、保育まで一色体にして躾(しつけ)とか教育とかまったく異なる要素が加わるわけで、これ考えた連中って完全にバカです。


【ボランティアという素人の罠】

これが緊縮財政内でやりくりする中の、自助と共助だけの発想のローカリズムによる、これに素人のボランティアを加えてやろうという発想なのです。

ボランティアという素人に自分の小さな子供を預けられますか?

ということです。


【脅迫犯罪に皆が関与している事実】

学校のスクールカーストやイジメ、職場でのパワハラ・セクハラ・イジメ、介護の虐待、幼児虐待、DV、煽り運転、池田小学校襲撃事件、秋葉の車が突っ込む事件、ネットカフェに寝泊まりしている若者。

これら全て、皆自分と引き離して加害者当事者が悪くて、死ぬなら勝手に死ねとか、ネットカフェで寝泊まりしている若者なんて助けなくていいとか、そんなことを言ってるけど、物事は全て繋がっており自分が絶対関与しているわけで、例えばイライラして誰かに八つ当たりとかそういうことしてませんか?ということなのです。


【退化猿をやめること】

グローバリズム(帝国主義)に心の底まで支配され、退化猿になってませんかということです。


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