雲のジュウザとは・後編ー誰にも読めない


(前回からつづく)

【感情を煽り術中にはめるジュウザ】

さて、ジュウザとラオウって子供の頃からの顔見知りであり、回想シーンでトキが木に登り鳥の巣にある卵を取ろうとして、それを目撃したラオウが ”トキ、どけ!”と言って、木にパンチして木をなぎ倒して、卵をとるシーンがあるのですけど、そこでジュウザはこっそり卵を盗むわけです。

ジュウザとラオウの会話は以下です。

(ジュウザ)
>お前らしいやり方だ。必要以上のものまでとってしまう。

(ラオウ)
>なら、お前ならどうするのだ。

(ジュウザ)
>俺は食うだけだ。

(ラオウ)
>上等だ。

(ジュウザ)
むきになるなよ。

卵をトリッキーにラオウに投げつけて額にぶつけて、当然ラオウは怒るわけですけどそこで父リュウケンが登場して、こう言います。

(リュウケン)
>怒るなラオウ。怒れば奴の術中にはまる


【なぜリーダーはウソをつくのか】

「感情」といものは人間を豊にするものですが、中には厄介なものも当然あり、大体「恐怖や不安」に支配された人間なんて冷静な判断を下せないし、ミヤシャイマーのいうウソに簡単にとびつくし、激情に任せた人間の言動にまともなものがなく、アナキン・スカイウォーカーのごとく簡単にダークサイドに堕ちます。


【操られやすいタイプの人間】

『スターウォーズ』で議長がアナキン・スカイウォーカーをジャギがシンをたぶらかしたごとく、

恐れを感じるぞ。スカイウォーカー。せっかくの怒り憎しみを利用してごらん。タスキンを殺したことを思い出すがいい。

というようなことが認識共同体内で強化され、つまりは操られやすいということです。

激情に任せると思考が直線的になりまさに朝三暮四の猿となり、将棋や囲碁のようになんて先なんて読めるわけないのです。

同じ認識共同体内で徐々に考えが簡素化されていくと、民主党が小沢一郎が消費税増税の反対の新党立ち上げる前に、野田政権が解散総選挙して安倍政権が誕生すればどうなるかとか、こういうことが冷静に先読みすることができくなります。

適菜収さんは哲学的な考察で安倍晋三が日本を崩壊させる人物と見抜いていたようですけど、シンプルに第一次政権でやったことやろうとしたことから簡単に予想はできたと思います。

 


【第一次政権の実績とやろうとしたプラン】

思いつくだけでだいたい以下の

デフレ下での定率減税廃止
庶民の所得税と住民税をテレコにする(後のフラット税制への布石)
慰安婦を性奴隷認定

消費増税
道州制
ホワイトカラーエグゼンプション

の実績と傾向があり、営業と同じで政治家が目的を達成するのに、営業が仕入れ値とか手の内を絶対に明かすわけないし、しかも

リーダーは必ずウソをつきます。女みたいに。

むしろ、本当のことしか言わない人間ほど自分を信じて疑わない、アナキン・スカイウォーカーのごとく非常に危険なのです。ブレーキとアクセルペダルに遊びがないように危険です。

” 痛みに耐えてがんばった!感動した!おめでとう! ”

みたいに。

遊び心がないと余裕もなくなり必然的にそうなります。たぶん、仏教でいう中庸ってこの遊びの部分じゃないかなと。ウソも方便というでしょ?

政府は必ず嘘をつく 増補版 (角川新書) (日本語) 新書 – 2016/4/10 堤 未果 (著)


【made in usoの社会】

なら、国のリーダーがウソをついてもいいのかとなるのですが、ウソをついて国民を騙して、どんどん国民を貧乏にして不幸におとしいれたなら、その政権が支持を失い野党に転落しればいいのですが、貧すれば鈍してそうならないのです。

構図的にそうなります。

消費増税して貧乏になればなるほど、総理大臣がどんなウソをついても通用するというパラドックとなり、これに対峙するのが更にもっと悪くなる過激な改革を叫ぶ維新とか希望とか、碧と緑のカオスのオンパレードとなっているのが今の日本です。


【ウソがいいとは一言もいってません】

こういうと、” ヒロヤスはウソがいいと言っているぜ~ ”という奴もいるでしょうけど、戦時中の陸軍大本営発表とかなんてついてはいけないウソであり、そこは違うんです。

欲しがりません勝つまでは ⇒ 一億総玉砕


【ウソにも色々あるけどこの世で一匹 ♪】

男のウソとは強がりとか周囲を不安にさせないウソとは違うんです。法華経にある火宅から逃れさせるための方便のウソも違うんです。

例え話・物語の比喩も「法華経」譬喩品(ひゆほん)とあるように、ウソでも内容が違うのです。

こんなものいちいち説明するまでもないのですが、そう捉える連中がいるので一応釘は刺しておきます。

ウソにも色々あるのです。根性根性ど根性♪ 地団駄ふんで噛みついて♪(2番目の歌詞)

ど根性カエルシーズン1(とんねるずの歌と違います)


【同じタイプが集まっても同じ】

さて、3人集まれば文殊の知恵とありますがあくまでも3人であり、しかもこの3人は長嶋茂雄と野村克也のごとく異なるタイプ・考えでないとあまり意味はなく、同じような考えの人間が3人集まったところで、

” その手があったのか ”

とうような第三の選択肢なんて見つけられないでしょう。

” そうだな。あいつらまったくわかっていないんだよなぁ~。”

同意女どもの井戸端会議みたいになるのです。

バンドに例えるとドラムが3人いるような状態です。
3人のドラムがボーカルで ♪だからロマンティック♪ となるようなものです。


【3人だから知恵】

こうなると人数が多くていろんな人間がいればよくなるのかと思えるのですが、これ以上人数が増えるとジンメルの「集団の量的規定」により、完全に認識共同体ができてしまいその規範が常識として定着し、一種の思想の宗教団体となります

これがいきぎると反証可能性のない真理となり、

少しの差異も認めらえない

となります。

池田万作先生が反緊縮リベラル派の中でよくもめているというのも、人数が多くなり認識共同体ができてその中で常識が定着するから、いわばサティアン化するからそうなるのです。

それしかない

と。

社会学(上):社会化の諸形式についての研究 (日本語) 単行本 – 2016/5/27 ゲオルク ジンメル (著), Georg Simmel (原著), 居安 正 (翻訳)


【アカデミックの常識と猪木の非常識】

割とアカデミックでは批判って是とされているのですが、批判って否定を前提としているわけですけど、これって違うような気がするんですよね。

自分と対峙するものを100%否定することは、自分を100%肯定することになり、それだと肯定だけに皇帝となりえます。

あくまでも見解の違いを述べるだけで、感情的になり批判すると同じ穴の狢になります。

物事って0か1みたいにそれほど単純でなく、心理学者のユングや量子物理学者のボーアのいように相補性の関係にあり、マスターヨーダの言葉通りに善と悪とは表裏一体の関係であり、善であるはずのものが一転して悪に変わることがあるのです。

ユングが言うがごとく、

最善の中にこそ悪の萌芽がある

わけで、その逆もしかりで、カール・ポパーの言う通りで常に反証可能性を秘めているのです。

アントニオ猪木がアリ戦の負債やブラジルでの副業の失敗から、コストカットでタイガーマスクや長州力の給与に反映されず

” ふざけんな!猪木!これだけ活躍してるのだから、もっとカネ貰っていいだろ! ”

となり(くりぃむの有田談)、

その結果タイガーが新日から去り、長州が全日馬場の元へ行き、新日と全日の壁が崩壊して、結果プロレス界が発展してきたようなこともありえるのです。それ以前に猪木の愚行と言われた大赤字のアリ戦が後のヒクソン一族との戦いと繋がるわけですけど。それが

PRIDEとかの総合格闘技の誕生

となる布石とだったのです。

猪木の悪業の中にも、わずかながらのがあり、結果素晴らしい結果を生み出すこともあるということです。悪が反転して善となったわけです。

これは因果でなく運命、シュペングラーのいう「なろうとすること」ことです。水が上から下に落ちるように、流れのとまった水は濁るようなことも、元々「なろうとすること」によるものなのです。


【白黒はっきりできないのが真理】

しかし、注意しないといけないのは、それぞれの中の点に値する陰と陽がなくなると均衡が破れ、世界大戦とか全面核戦争とかなります。

これはあくまでもルボンのいうがごとく人間を「感情が理性に敗北したことがない」ことを所与の条件とするならですけど。

合理的経済人のようなモデルを所与の条件とするなら絶対にそうなりません。安心してください。主流派経済学を信じてる人は。


【無意識はいつも君に語りかける】

そうは言ってもなかなか冷静に見解の違い述べるとか、怒りや恨み激情とか負の感情を扱うのは難しく、故に前述した通りに訓練が必要なのです。

>もしかしたらあなたは毎日のように家族や友人、知人、同僚や上司を批判し、なされるべきこととなされてはならないことを断罪しているかもしれない。

>もしそれであなたが苛立ちや不満を発散し笑顔になるのなら、それはそれで良いと思う。でも、ひとつだけ忘れないでほしいことがある。あなたの五感を通して見ている家族や、友人、知人、同僚、上司の苛立たしい癖や腹立たしい言動は、すべてあたなという存在の奥深くに隠されている別のあたなが映し出されているのだということを。

>あなたの誰かに対する苛立ちは、あたなの中で統合を待っているあなた自身の悲鳴でははいだろうか。

人を批判すれば自分も批判される。人を裁けば自分も裁かれる。ー須藤元気

無意識はいつも君に語りかける (マガジンハウス文庫) (日本語) 文庫 – 2010/2/25
須藤 元気 (著)


【愛の世代の前に】

浜田省吾も同じことを無意識で集合意識レベルで、歌という形にして語っていると私は思っています。

>憎しみは憎しみで怒りは怒りで裁かれることになぜ気づかないのか。

ー浜田省吾『愛の世代の前に』


【恐れという感情】

『スターウォーズ』のマスターヨーダはこの起点となる感情が「恐れ」だと言っています。

>恐れはダークサイドに 恐れは怒りに 怒りは憎しみに 憎しみは苦痛へ

善良な少年アナキンがダースベイダーとなる最初の感情は「恐れ」だったのだと思います。

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(字幕版) 2時間16分 1999年


【ヒクソンは船木戦の後引退した】

本当にケンカの強い奴は最強のヒクソン・グレーシー自身が殺されるかと思わせるほど追い詰める船木のごとく、ジタバタしないのです。単純にそのほうが男としてカッコイイし。

男にとって子供の頃の体育館の裏とかの1対1のケンカとかって必須アイテムで、自分よりも強い相手と戦ったことのない奴って、ネチネチした女の腐ったみたいに大人数で一人の人間をイジメたり「攻撃の置き換え」をやる傾向にあります。

パワハラ、セクハラ、幼児虐待、DV、社内のイジメ、上に媚びへつらい下に偉そうにして、男だと大体こうなります

須藤元気も前田日明・高田延彦・藤原組長、格闘家だけでなく吉川晃司・尾崎豊と、こいういうことをしないのも、自分より強い男と戦ってきたからと思います。(橋本とライガーは後輩に対して・・・ですけど)

コロシアム2000 船木誠勝VSヒクソン・グレイシー 5/26東京ドーム決戦完全速報号 船木引退 伝説は死なず・・・。 雑誌 – 2000 井上良一 (編集)


【自分よりも強い敵に屈しない】

話を戻しますが、ジュウザはあくまでも自分を貫き通し、南斗とか北斗とかそんなのクソだし、絶対的な権力のラオウもクソ扱いしてます。

ケンシロウもまた自分よりも強い男と戦ってきて、悲しみを背負い無想転生という奥義を身につけるのです。


【執念が勝利をよぶ】

私も5歳上の兄貴にさんざんプロレスの技をかけられたり、いいようにイジメられたのですが、一回だけ勝ったことがあり、腕を噛みついて引きちぎってやるつもりで、意地でも離さないかったから勝てました。

あいつ、泣きやがったw

と自信を得ました。

小学一年生が小学六年生に勝つことも可能で、それにはこの身が砕けようとも勝利だけは勝ち取るという執念・意志(will)がいります。

そういうのが遺伝子レベルで日本男児には受け継がれているのです。

だから、自分よりも強い連中とケンカしとけってこと。少年時代に。


【マッチョ思想の理由】

でないから、思考だけがマッチョになります。

須藤元気・前田日明・アントニオ猪木・吉川晃司とか思想が右よりじゃないでしょ?こんなの自分よりも強い男と常に戦ってきたからなのです。絶対に勝つ気で実際勝つのです。

須藤元気の言葉の

>弱い人間はやられっぱなし。
 少し強い人間はやられたらやり返す。
 本当に強い人間はやられてもやり返さない。だけど屈しない。

というのはこういう意味なのです。だけど勝つのです。


【尾崎豊の武勇伝】

友人から聞いた話ですが、尾崎豊は友人がヤクザにとらわれて、それで助けに行って

” 根性焼きやらしてももらいます ”

と言って、根性焼きをして、ヤクザが

” もう出ていけ ”

と言って助けた伝説があります。(デマかもしれませんが)

本当に強い男はジタバタしないし、むしろ強い敵ほどやりがいがあると思うくらいで厄介で、戦闘民族サイヤ人の猿のごとくまぁ愚かなのです。

” カモン、カモン ”

と中指立てて立ち向かい、そこで女が止めるのです。

” 君死にたまふことなかれ ”

て感じで。

これこそが陰と陽のバランスで相補性の関係なのです。

Lady Generation~淑女の世代~ CD 篠原涼子 形式: CD


【3なら安定するだろうか】

諸葛孔明は米ソのような2の均衡の関係はいずれ崩れるから不安定で、3の鼎立した関係が必要だと言ってましたが、この3という関係だと抜けがけする連中が出てくるんですよね。

イギリスがインドを統治させた時からさんざんやられていることなんですよ。


【誰にも読めない】

最後にジュウザの言葉を紹介します。

我が拳は我流。我流は無形。無形ゆえに誰にも読めない。


とりあえず、プロレスは日本男児にとって義務教育で学ぶべようにするべきだと思われる方は ↓のリンクをクリックお願いします。


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