スターウォーズ新三部作・後編ーフォースと共にあらんことを


(前回からつづく)

【独裁者の恐ろしさ】

元々内閣はインナーキャビットと言われているように独裁制が強くなりやすく、独裁制が強くなればなるほど、民の意見が汲み取られずらくなり、独裁者の一部の連中にとってよかれとする政策が、独裁者の私的体験・エピソード記憶なり、これまで影響を受けてきた全てにより無意識・記憶・意識を通じて、政策に反映されることになります。


【競争が全てだけど助け合いが必要】

『スターウォーズ』のファントム・メナス・エピソード1では、

>この星ではレース(競争)が全て。欲がこっちの味方。

というセリフを、アナキン・ウォーカーの母親が発しますが、アナキンは母親に対して

>ママは助け合いが必要だって。

という発言をします。

ダースベイダーは子供の頃から暗黒面に引き込まれていたわけではなかったので、むしろ、そうであったほうが小悪党止まりに終わっていたことでしょうに。

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(字幕版) 2時間16分 1999年


【無欲の問題】

この作品の「競争社会だけど相互扶助」って今の現代社会の象徴のような関係なのですが、アナキンは無欲であり情熱に従い師匠となるオビ=ワンを無償で助けようとして、しかしながらこの無欲というものが罠であるともいえるわけです。

政商なんて自分が下賎な存在であることを自覚しており、しかしながら何でもカネカネカネとなると、カネ=安全・生存の唯一の手段となり、カネのある者が全てを支配できるようになり相手を思いのまま操れるようになり、官僚だろうが何だろうが、アナキン・ウォーカーのごとく家族のためとなり、簡単に組織のソルジャーにでき、ジェダイをシスに変えるようなことが可能となります。

結局、アナキンはフォースの暗黒面に引き込まれ、妻と生まれてくる子供を助けるにはフォース(力)が必要でそれを利用するわけですが、目的と手段が無茶苦茶になり、しかしながらダースベイダーとなったアナキンは最後の最後まで無欲であったし、そのために権力を保持しようとしたのではないかと思います。


【無欲ってやばくない?】

弘法大師・空海の思想は

小欲にとどまらず、大欲に至れ

という小乗の小舟でなく大乗の大船の精神ですが、アナキンの場合は無欲であり、これが実に過激な暗黒卿を生み出すことになってのだと考えられます。

幸福論 (日本語) 単行本 – 2005/10 須藤 元気 (著)


【暗黒面に堕ちていることを自覚しないアナキン】

アナキンは結局、評議会議長にたぶらかされてダークサイドに堕ちるわけですけど、アナキンは

>私たちの民主主義が存在しなかったら、共和国そのものが悪の存在化していたらどうする?

とか

>まるで分離主義者だ。

とか、もっともらしいようなことを直前まで口にするのでした。


【俺の名前を言ってみろ】

結構、アナキンって非常にマジメな性格なのですが、そこを理解したと思える評議会議長は、

心に恐れを感じるぞスカイウォーカー。せっかくの怒り憎しみ利用してごらん?タスキンを殺したことを思い出すがいい。

と、『北斗の拳』のシンをたぶらかしたジャギ様のごとく、心揺さぶるのでした。

極悪ノ花 北斗の拳 ジャギ外伝 上 Kindle版 武論尊 (著), 原哲夫 (著), ヒロモト森一 (著)


【remember】

人間の思想を構成しているのは、もちろん過去の偉人の影響などもありますが、結局アナキンでいえば奴隷だった頃や母親が殺されりたりしてようなエピソード記憶が強烈に影響を及ぼしており、過去の出来事を思い出す時、怒りを感じたり感謝したりしたりするわけで、「思い出す」ことってrememberで再び結合する意味であり、その時こみ上げてくる感情ってトラウマからくることもあり軽視できないのです。


【マスターヨーダのお言葉】

ミスチルの『イノセントワールド』の歌詞じゃないけど、「何げない言葉が人を傷つける」こともあり、言葉一つでその人の人生そのものを破壊することもあり、軽率に相手を攻撃するものではないのですが、ルボンが言うがごとく感情が理性に敗北したことがなく、人間は感情に支配されており、なかなかこれがうまくいかないのです。

そこで、『スターウォーズ』のマスターヨーダはジェダイの戦士はフォース(力)を行使するわけですから注意が必要で、心を鍛えて

訓練

しよと言ってるわけです。瞑想なり、心をクリアにして。

心の中に「静」をもつ (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2018/1/29 片岡鶴太郎 (著)


【戦わなければスピ系】

作品をみると、マスターヨーダがライフセイバーでバッサバッサと敵を斬っていくわけですど、もしフォースを使い戦わなければ戦士でなく、ただのスピ系になってしまいます。

須藤元気も片岡鶴太郎も共に格闘技を身につけており、後者でもプロのボクサーのライセンスをもっているわけでフォース(力)はもっているし、いずれ身体機能が衰えても確かにもっていたことになります。

須藤元気が言ってたことなのですが、

>弱い人はやられっぱなし。
少し強い人はやられたらやり返す。
でも本当に強い人はやられてもやり返さないし、だけど屈しない。

という言葉は、そのフォース(力)前提にあるから発言できるわけで、たとえ身体が衰えても過去培った経験があるから発せさられるのです。

本当に強いからそうできるのです。

これは他人に強要されて身につくものでなく各自が生きていくうえで選択していくことなのだと思います。この場合、男なんかは弱ければ強くなればいいという単純な選択です。(三島由紀夫はこれにコンプレックスを抱いており、ボディビルで身体を鍛えて後に「盾の会」を結成したのでしょう)


【田沢の九九】

これが80年代の男塾魂なので、世界最高の教育レベルだった頃の日本の田沢の九九が証明しています。


【強いリーダーシップ希求の危険性】

前回のブログでも触れたことなのですが、もし、今年か来年あたりに経済危機なり災害なりインパクトが起こり、それに対して日本人という集合体が恐れを抱き、未来という不確実性に対して恐らくこれまで通りにあちらサイドはショックドクトリンを使ってくるだろうし、グローバリズムそのものがオワコンだと多数派が形成され、それにシュペングラーの予言していた貨幣を破壊するような皇帝が出現したのなら、特に20年以上もデフレで家畜化した日本人は、

安全の欲求を満たしたい思い、強いリーダーという名の下に飼い主を希求し保護を求める

ことも十分ありえるわけです。

『終わりのセラフ』で吸血鬼に保護を求める大人たちと同じです。


【音楽や物語のフォース(力)】

ならその最悪の事態に備えて時間もないことだし、既にあるものを使い世代別に作用しやすいものを使ってしまえばよいわけで、音楽や物語などのポップカルチャー(大衆文化)による方便を使うのが、社会科学とか文学とかに興味のない多数派には効果的だと思います。


【年代別に積み上げられた経験というファイル】

そもそも戦士(ファイター)の気質のない者に対して、” 戦え ”とかは無茶ぶりだし、そんなの生まれた頃から競争を強いられていた世代までにしか通用しないでしょう。

物心ついた時からデフレの世代には、大人たち・世界に対しての挑戦とか中二病的な.exeファイルが蓄積されていないのですから、クールな「安定思考」というファイルでいっぱいなのですから、これは正直無理なわけです。

簡単にいえば

” どうにかなるだろ ”

という、学校中退するようなこの楽観的な経験が必要なのです。

運が悪けりゃ死ぬだけさ

みたいな。


【いつもの】

なんか特殊な方法だと思われるかもしれませんけど実際、しかしグローバリズムに従うあちら側は、もうさんざんトップダウンで家族などを人質にやられてきたわけです。


【トップダウンとボトムアップの戦い】

ただ、むこう側は大資本を使い報道・ドラマやCMを通じてのプロパガンダーにより、意識や記憶を刺激してやってきたのに対して、反グローバル化のこちら側はカネがないわけですから、ならポップカルチャー(大衆文化)を使えばということなのです。安あがりというよりカネないわけですから、自然とそうなってきます。

簡単に言えば大資本による意識によるトップダウンに対して、カネのない無意識によるボトムアップという戦い方の違いになってくることでしょう。

どちら側にしても、無関心層の奪い合いである種、多数派形成のための民主的な手続きで、むこう側は無関心層をこれまで通りに家畜化していこうとするだろうし、反グローバリズムのこちら側は無関心層にゲマインシャフトの本質意志を刺激して人間の尊厳を取り戻そうとする戦いとも言えます。


【まず、考えるな感じろ】

分かりやすく言えば『約束のネバーランド』『終わりのセラフ』『進撃の巨人』のような感じです。

まず、「考えるな感じろ」ということで、作品みて感動したのなら.exeファイルは組み込まれ、仕掛けは完了したことになります。


【ファイター、ゲット】

”ソルジャー、ゲット ” でなく ” ファイター、ゲット ”ということです。たぶん。

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない ジャンル コメディー, ドラマ 監督 佐藤祐市 主演 小池徹平, マイコ, 池田鉄洋


【スターウォーズという作品の強み】

映画『スターウォーズ』って世界中でまず作品を耳にしたことのない人って高齢者でもいなく、世代を超えて世界中で見られているわけで、日米でも恐らく中国でも作品を見ている人がいるのは事実です。

ならこれを使って、無意識レベルで個別に保存されている.exeファイルを展開することにより、グローバリズムのようなダークサイドの恐れや怒りや憎しみという感情に対して、逆に人間の部分の感情を引き出してインターナショナルで民族・国民意識を元気玉のごとく集めて、政治に反映させればということなのです。

カネのない側の多数派を形成する戦いかたの一つでしょう。


【戦うこと!!】

映画『ストリートファイターⅡ』の主題歌の『愛しさと せつなさと 心強さと』のの

>でも 少しづつ理解ってきた 戦うこと!!

戦うことの意味はこういうことなのです。たぶん。


【戦士(ファイター)とは】

” 戦う ”という言葉を使うと、どうしても中二病的になるのは不可避なわけで、なら逆の発想でこの中二病全開にしたほうがと最近考えています。ポップカルチャーを引用すると自然とそうなってきますし。

どっちにしても皆が豊になるのならそれに反対する人って、他人の不幸を自分の幸福と思っている連中以外いないことだし、

つまり戦士(ファイター)とはマスターヨーダの言うがごとく

フォース(力)と共にあらんことを

ということなのです。たぶん。

S.H.Figuarts ヨーダ(STAR WARS:Revenge of the Sith)スターウォーズ ノーブランド品


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