男系固執でないといけない理由を考えてみたー苦手分野の克服の必要性


【テセウスの舟としての皇統】

私は皇統についてたいした興味もなく当然詳しくもないわけですが、天皇機関説みたいな観点から別にあっていいそれくらいに思ってました。

要は主権在民であればいいということです。

神話がどうのこととか、万世一系がどうのこうのとか、そこらはギリシャ神話に出てくるテセウスの舟と同じく、実際そうであったという事実よりもそう思えることが大切であり、社会心理学的にはそれがアイデンティティとされています。

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【皇統は『ふたり鷹』のようにいかない】

なら、天皇なんて血筋に基づいているかの事実はどうでもいいかどうかとなるのですが、本当に日本国民がそう思えるのならそうだと思います。

しかしながら、今はDNAの関係から染色体のY遺伝子に受け継がれるなどの関係により、新谷かおるの漫画の『ふたり鷹』のようにはいかないわけです。

そっくりさんに入れ替えてもバレルので無理ということです。

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【男系という内と外の壁】

ここで男系の天皇でなければならないとかいろいろあるわけですが、ただものすごく最近納得したのが三橋貴明さんが言ってたことなのですが、女性天皇の配偶者つまり旦那(男性)を、美智子様や雅子様のごとく外から取り入れた場合、深刻な問題が生じるということです。

藤原道長ですら娘を天皇家に継がされるとそういう企みを実行したらしく、しかしながら自らが天皇として君臨することなく、外からののっとりは不可能だったということです。

中国のような易姓革命の繰り返しにならなかったのは、男系天皇つまりは外から男に遺伝子を組み入れることを拒否したからという解釈です。


【左が絶対に女系天皇を支持する】

愛子様が韓流好きでジェッキーチェン中国好きで、韓国人や中国人と国際結婚をするのならもうそれで日本の皇統は崩壊するということです。

それに間違いなく人権リベラル派はこれに大賛成することでしょう。

皇統を通じて中国・韓国・北朝鮮が親戚関係となり、日本のアニメやインバウンドを通じての観光を通じての文化の交流だけでなく、皇統を通じてアジア人として共有認識を確立しアジアは平和となる。ああ、時代の夜明け。

て感じで。


【カタルーニャの悲劇】

私は過去ログで何度もとり上げていますが、カタルーニャが国家として成立できなかった理由は、

独自の血統の王族が存在しなかった
母国語が侵略により定着しなかった

という不運からであり、パワーバランス感覚のあるヨーロッパ人であっても国を奪われ、スペインの一部いわばカタルーニャ自治区となってしまっているのです。

母国語ないがしろにすることにして英語にあこがれている時点で、もう日本人は精神的にアメリカの子分なのです。

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【女性天皇容認の保守派】

これらの問題から「男系固執」ととらえる見方がありますが、皇統についてあまり詳しくないリベラル派がこういうことを発言するには、まぁそうなんだなと思うのですが、保守派でありながらこれを主張している文化人も当然いるわけで、ちと問題なわけです。


【三橋擁護層の誤認】

上のブログを読んで気づいたのですが事実と異なることがあり、ネトウヨは三橋さんをむしろパヨクだとか言って批判しており、どちらかというと藤井聡先生やら中野剛志さんやらを好きな保守派のほうが三橋さんを擁護します。


【男系固執と公共事業】

私は小林よしのりのチャンネルに加入しておったことがあり、ゴー宣道場なり動画なりで公共事業関係のことやらで三橋さんを叩いていたりしてたのは知っていたのですが、恐らくこの「男系固執」ということがそうさせたのでしょう。

そして三橋さんの後押しする公共事業も当然憎くなり、無駄な公共事業という考えを前提にするようになり、「経済効果がない」「財政破綻論」が金科玉条として掲げることとなるのでしょう。

クラウディングアウトとか、ましてやデフォルトなんて財務省が太鼓判押している通りに、嘘です。


【公共事業悪のつくり話がもたらした人災】

財政破綻論の元となっているのが主流派経済学であり、つまりはグローバリズムであり、グローバリズムのトリニティとなる

・自由貿易(TPP、日米FTA、RCEP)
・緊縮財政(公共事業は無駄。借金まみれになる)
・規制緩和(何でも民営化)

が基本アイテムとなっています。

無駄な公共事業とか、公共事業は経済効果ないとか、そんな竹中平蔵らのいうことを間に受けた結果が、去年の大阪地震・西日本豪雨・台風、今年の台風15号・19号という人災であり、これに加担した学者・知識人・文化人の功罪は非常に大きいと思われます。

山本太郎はこの嘘に気づいています。


【財政健全化が憲法に明記される恐ろしさ】

憲法改正されて財政健全化が明記されている可能性が高く、これやられると憲法9条の第二項に自衛隊を加えるとかなだか知りませんが、集団的自衛権の容認とかそんなことよりも非常に深刻であり、絶対にこの危険性の主張だけはいくらボロクソに叩かれても撤回しませんでした。

これやられたら国防の充実をするのなら国民皆保険制度や生活保護や母子加算などの福祉削減・廃止か、治水事業や南海トラフ・首都直下型地震への防災、日本海側からの援助なり迂回ルートの確保つまりはインフラネットワークの放置、社会福祉・インフラ整備のどちらかもしくは二つとも諦めなくてはならなくなります。

それどころか経済成長放棄するわけですから、今のような生活レベルの維持もできなくなります。

今の東南アジア諸国に私たちの子孫の代が出稼ぎに行き、少女が貧困から外国人観光客の男どもに身を売り、母子家庭のホームレスを街のあちこちで目をする世の中になるということです。


【影響力ある人の勉強不足がもたらす災禍の恐ろしさ】

今回の台風15号・19号が教えてくれたのは、一部の社会学者に多い学者らの苦手な経済学への忌避からくる勉強不足がどういうことになったかということです。

ある特定の分野に突出していてもオルテガのいう専門バカになりかねず、物事を語るにはましてや国家の重大な決め事となる、税制健全化とかインフラ整備・国防・社会福祉・皇統問題などは、発言に慎重にならざるを得ないわけです。

竹中平蔵が数年まで不安や恐怖を煽っていた財政破綻論・緊縮財政という妄想・作り話を、文化人・知識人・学者が信じてしまった結果が、今年の台風15号・19号の人災となったわけでましてや財政健全化を憲法に明記されることなど絶対に許してはいけないのです。絶対に。

良識ある日本国民なら。鬼畜でない情の通った人間なら。

皇統問題にしても経済にしても言語・文化にしても、全ては切り離して解釈できるものでなく、互いに影響を及ぼし関係しているのです。

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「よく日本経済は『全治3年』などという人がいますが、私は『余命3年』と考えたほうがいいと思います。2012年、13年までが最後のチャンスで、それを超えていまのような状況が続くと、本当に何が起こるかわかりません」(本書の竹中平蔵氏の発言より)


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