ボモール病を軽視するグローバリズムー技術革新しにくい分野


【3大介護とは】

介護について恐らく皆が強く印象を抱いているのが、

排泄・入浴・食事

3大介護なのですが、これは1987年の社会福祉及び介護福祉法の第2条2にあります。


【変化していく介護の質】

それから2000年に介護保険法が施行され、

尊厳を保持し自立支援を促す(第1条)

そして、2007年社会福祉及び介護福祉法の改正により、

心身の状況に応じた介護(第2条の2)

と付け加えられることになりました。


【現時点では少人数だと不可能】

何がいいたいかというと、介護はペットや家畜の世話をするわけでなく、

利用者が被後見人となっても人間として尊厳を維持し、身体能力が低下しないように自立支援を促しながら、その利用者の応じて変化した対応を求められている

ということで、国の方針ではそうなっているのです。

簡単にいえば、

餌づけするペットや家畜としてでなく、尊厳ある人間として身体機能を落ちないようにしながら、その人に応じた介護をしろということです。

これをこなすにはその利用者に応じたコミュニケーションをとれる多くのスタッフが必要であり、少人数スタッフでははっきり言って不可能です。


【ボモール病】

これは「ボモール病」という現象であり、製造業なんて生産性向上ができる分野の典型例なのですが、介護だけでなく教育とか保育とかはそうはいかず、保育士に例えるのが一番わかりやすく、

1人の保育士が100人の5歳児を面倒みる

ということが、これだけ技術が進歩してもできておらず、現時点では不可能なわけです。


【レディの希求】

身体機能の低下した高齢者とこれから成長していく幼児の共通点は、製造業が取り扱う製品でなく有機体つまりは人間対象でありことですが、そこに人間の尊厳や育成やメンタルケアを入れていくと、どうしてもマックスで1人あたり7人とか少人数でないとできないわけです。

まぁ、これでもスペースコブラのアーマロイド・レディのようなアンドロイドができれば話は別ですけれでも、現在の技術ではそこまでに達しておらず、今しばらく人間に対しては人間で対応するしかないということです。


【社会学のご法度】

医療・介護・保育・教育などの分野って、ゲマインシャフトの要素が強く、社会学的には市場が介入することは本来ご法度であり、金儲けの精神が介入すると絶対に低いコストで大量生産ということになり、工場で原材料や半製品を扱うように、人間もそうなるからなのです。

薬害エイズ問題もそうですし、注射針の使い回しとかも病院の経営を考えれば自然とそうなるし、看護士を少人数で回したり派遣を使ったりすると、事故も当然増加するだろうし、これがストレスとなり職場の人間関係も悪化してきます。

電力の分野も人間が生きていく上で必要なもので、株式会社という営利団体が運営すると必ず利益確保せざるを得なくなり、コストダウンから安全性の確保を後回しにし、福島第一原発事故だけに限ることだけど、第一次安倍政権が共産党に電源喪失を指摘されておきながら、市場原理主義を貫き対応しなかったからそうなったのです。

緊縮財政のようなドケチな精神今回の台風15号・19号の被害と同じく、原発事故を起こしたのです。


【保育を狙うプラットフォーマーたち】

保育園無償化にともない民間の介入が増加すると、利益確保のためコストダウンして恐らく事故が増加することが考えられます。


【日本が破壊され続けている】

保育も介護も医療も教育も全て同じですが現場の実情を知らない連中が、

” 民間ができることは民間でやるのが望ましい! ”
” 競争をもっと促して効率化! ”
” 働き方改革で柔軟な労働! ”

とか口にして、日本は徹底的に破壊されてきたのです。


【グローバル疲れした日本人】

大阪で小学校の非正規の先生をしている友人がいるのですが、先生たちが維新の悪口を言わない日がなく、それぐらい酷い環境になっており、大阪でやられているようなことが日本全国でやられるようになり、もう他人事ではありません。

最近、教師同士のイジメ問題がありましたがこんなの程度によりますが、どこの職場でもあると思いますし、みんな煽り運転をしているドライバーの精神状態になっているのだと思います。

どこの職場どころか平日道歩いていても日本人が皆、余裕がなくなってイライラしている

ように思われます。

これはまさに、

グローバル疲れ

であり、これ口にすると結構、インテリぶった嫌な奴扱いされますますが、実際そうなんだから仕方ありません。


【エルディア人と日本人の共通点】

ならどうすばいいのかとなると、以前ブログで取り上げたグローバル化に対して、

①中間団体(共同体とか)の維持・復活
②個人主義(自分の頭で考える力)の育成
③内と外の壁(日本語、時間の共有、移民・外資受け入れ拒否など多数

とするのが望ましく、その一つとしてエルデイア人と同じく海で隔てられたオフショア国の抗体のない日本人としては『進撃の巨人』でいう③内と外の崩壊した壁を堤防のごとくつくり直すことが喫緊の課題です。


【日本を破壊した安倍政権】

なぜなら、話戻しますが介護で

尊厳を保持し自立支援を促す(第1条)

心身の状況に応じた介護(第2条の2)

って、外国人労働者や他の言語・慣習や文化をもっている移民ではコミュニケーション不足となるために、絶対に三大介護の域から出ることなど不可能であり、こんなの保育・教育・医療は当然、建築や土木や物流・製造業・飲食どの分野でも裾を広げても同じだと思います。


【トランプを見習い母国語と時間の共有という壁の建設】

日本語の壁だけでなく文化や慣習や歴史の壁って相当深刻で、高齢者の話題となる満鉄(満州鉄道にかかわっていた)や戦時中の空襲の話なんて外国人労働者や移民にはピンとこないし、私たちでも85年の日本航空機事故やらジュリアナ東京とか小室ファミリーとかの昔話でコミュニケーションをとるでしょ?

若い子に

” 知ってる ”

と言われたら嬉しいし、会話がはずむでしょ?

介護では持ち上げて気難しい利用者を切り崩すのが業務を遂行しやすく(これできる介護士はかなり上のレベルですけど)、しかしこれにはコミュニケーション力が必要であり、「家」の特徴である内と外の関係を隔てる母国語と時間の共有はがなされていないと絶対に不可能なわけです。

別に三大介護ならペットや家畜の世話をするのと変わらないから、ベルトコンベアに流れてくるような流れ作業でいいのでもよく、外国人労働者でも可能でしょう。


P・S

まぁ、正直私は製造業とか建築の現場に戻りたいのですけど、そっちの業界はこれからもう完全にボロボロになるだろうし、他にもいろいろ問題あり無理ゲー状態なのです。

それでも私は後20年くらいは働ける自信があるし、人からコンクリートへと戻りたいのですが、とりあえず明日の「就業保証プログラム」で有名なミッチェルの京都大学のシンポジウムに行って話のネタでも獲得してきます。

去年、アスリノのシンポジウム行って秋の京大って懐かしく、わずか1年で反緊縮勢力がこれほど拡大して完全負け戦だと思っていたのが十分勝てる可能性がでてきて、まさかこんなことになるとは思ってもみませんでした。

来年のオリンピック過ぎると日本経済は本格的にボロボロになるのは確実で日本人の我慢の限界は超えることが考えられ、ヘゲモニー再編成のチャンスであり安倍政権も終わりを告げるタイミングが近づき、しかも翌年の衆院選も控えておりここ、2,3年が勝負だと思います。

野党から反緊縮の流れが強くなり、そうなると与党側も無視できなくなり同じように反緊縮で対抗することになり、緊縮派の政治家はカルト扱いされマイナーになり姿を消え、与党野党とどちらの政党になっても機能的に財政を出動できるようになり、問題は人員の投入の分配ぐらいで、投資で技術革新できる分野はそれを促し、そうなると今の煽り運転のように余裕のない日本人の精神状態は変わることでしょう。


とりあえずエルディア人並に日本人は外との関係に弱いんだから壁を再びつくれと思われる方は ↓のリンクをクリックお願いします。


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