新谷かおるの『エリア88』の世界ー中二病ではありません


【新谷かおるの漫画の影響】

前回、新谷かおるのバイク漫画の『ふたり鷹』のことに少し触れましたが、元々同じ作者の戦闘機の漫画の『エリア88』から読み始め、その次に自衛隊の主人公のふたりの(ふたり好きの新谷先生)漫画の『ファントム無頼』と読みだしたわけです。

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小学生の頃ガンダムブームからガンプラをつくり始め、次に戦車、最終的に戦闘機とプラモデルをつくることになったのですが、その関係で結構戦闘機が大好きになりました。

お気に入りの戦闘機はやはり、『エリア88』の主人公である風間真が最終的に乗る事になったF5EGタイガーシャーク(のちにF20が後継)というマイナーな戦闘機です。

 

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友人はシンの盟友のミッキー・サイモンが好きで、そうなるとF14トムキャットとなるわけですが、なぜか好きなキャラや戦闘機がかぶるとよくなく、趣向を分けるようなわけのわからない決まり事があったことを覚えています。

友人はF16ファイティングファルコンが好きで、結構F5Eタイガーシャークより優れているとか、G(重力)に強いとかどっちが優れているか口論になっていました。

中二病も何も当時はそれ以前の年齢であり、単なる子供の趣味でした。


【最強は面白みに欠ける】

当時は『ファントム無頼』の影響で航空自衛隊にも憧れていたし、『ふたり鷹』の影響でバイクに乗るようになり今だにバイクに乗っており、それで土砂災害でライフラインを絶たれた奈良の十津川村とかをR168経由でしゅっちゅう行くし、スサノオを祭っている熊野本宮を休憩地点にして、ついでに参拝してたりしてスサノオを祭っている神社も身近な存在なのです。

それでもなぜかというか必然的に当時80年代初めの世界最強の対空要撃機のF15イーグルは最強すぎて面白みに欠けそれはパスされる存在だったし、『エリア88』でも完全にスルーされていました。一度も登場していません。

『キャプテン翼』のキャラランキングで主人公の大空翼がランキング1位にならないのと同じ心理が働くわけで(たぶん)、読売巨人軍を好きな人間って権力隷従的でスネオ根性丸出しで面白みに欠けるのと同じです。(批判は受け付けません)

ジョジョのデュオのタロットカードの世界と同じく、時間止めるとか反則で逆にやりすぎで面白くないのと同じで、丈太郎も時を止めれるようになるとかもボツです。

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【結構、政治的な話もある】

『エリア88』のストーリーはネットで読んで欲しいのですが、簡単に言えば主人公の風間真が友人の神埼に裏切られ戦闘機乗りの外人部隊に送り込まれ、傭兵としての契約履行のために3年間アスラン王国で戦うというものです。

物語にプロジェクトAという闇の組織がありこれは軍産複合体のことであり、金儲けのために適度に戦争を起こして軍需産業が儲けるとか、アメリカを批判しているようなそういう陰謀論的なというか実際ある話もしています。

まぁ、金の雨を降らせるレインメーカーのオカダカズチカ(最近、ミルキーの声優ミモリンと結婚した)とは異なり、血の雨を降らせる軍事版レントシーカーみたいなものです。

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【国産戦闘機の三菱F1】

『エリア88』ではF15は無視された存在なのですが、F15といえばF22が登場する前までは世界最強の対空要撃機であり、日本では冷戦構図からライセンス生産を許可されていたのです。

ライセンス生産をする理由は航空技術の継承にあり、だけど既に三菱重工業がF1を開発していたはずで、一応wikiで調べて見ました。(今は簡単に情報入手できて便利です)

>F-1(エフワン/エフいち)は、日本の三菱重工業が開発した第3世代ジェット戦闘機。同社のT-2高等練習機の発展型であり、航空自衛隊で支援戦闘機(戦闘爆撃機)として運用された。量産1号機の初飛行は1977年(昭和52年)で、同年より部隊配備を開始した。その後、後継機であるF-2の配備が進み、2006年(平成18年)3月9日に全機が退役した。

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【F22がダメなら自国で戦闘機開発】

私の解釈が間違っていなければ日本に戦闘機を開発する技術はあり、F15のライセンス生産は最高峰の技術を獲得し継承したかったからだと思います。

なら、ライセンス生産はF22でないとあまり意味がなく、高いだけのポンコツF35のライセンス生産なんて、わかりやすく言えばF15でなくF20の購入及びライセンス生産をするみたいなもので、それならもっと予算つけてでも自国で開発しろとなるのです。

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【属国の現実と緊縮財政】

今から10年以上前の『日本の戦争力』という本を読み返してみて気づいたのですけど、日本って国防力のバランスが悪くてこれも恐らくこうなったのも、

①アメリカの干渉
②予算の制約

の影響であり、またもや属国の現実と緊縮財政という日本の病の根本をつきつけられるのでした。

本格的な空母の開発とかも宗主国から阻害されています。


【日本の国防力の問題】

ちなみに北朝鮮がミサイルを発射する際にF15で敵地攻撃できるかと言えば答えはNOであり、なぜならF15は対空要撃機で地上を攻撃することができないからです。

また、北朝鮮を攻撃して帰ってくるまでの燃料が足りなくなるので空中給油をする必要があり、また別の問題もあるのです。

これ、石破茂の本に書いてありました。

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【アメリカの同盟国でジュニアでない国はない】

個人的には石破さんは嫌いじゃないのですけど、緊縮財政でアメリカのポチ精神が強く今はもう完全にダメで、『日本の戦争力』の小川和久氏も、朝鮮半島のピンポイントの歴史に詳しいネトウヨと同じで、軍事に詳しいただのネトウヨという印象しか受けません。

>日本のある新聞記者がアメリカ側と議論するのに、しきりに「日本はアメリカのジュニア・パートナーだから」と前置きを口にするので、アメリカ側がキョトンとしていたことがあります。

>私が「『日本はアメリカのジュニア・パートナーだから』なんて言葉をア・プリオに使うのはやめなさい。アメリカの同盟国でジュニアじゃない国が、どこにあるのか。すべてジュニアに決まっているではないか」

>「~その視点(事実とデーターから日本がアメリカの国防で最重要であるということ)から見ると日本は最重要同盟国だ」というと、今度はアメリカ側がその通りだといい、日本側がキョトンとしていました。

(『日本の戦争力』小川和久 より )


【NO1属国の日本】

正直、情けないと思います。

アメリカに軍事的に保護されている国で属国でない国はない。属国でもアメリカの重要拠点なんだから、最重要属国で何の問題がある。

私にはそう思え解釈していまいます。


【宗主国依存体質の未来】

つっこみどころ満載なのですが、トランプが日本の核保有に口を出したことと、米軍を日本から撤退させるという言葉は、何も日米FTAのために属国の貿易協定のための脅しだけでなく、実際そういう動きがあるからです。

日本人は大陸の民族と異なり海に隔てられたオフショア国であり、どうしても軍事バランスの感覚の欠如が激しくピンとこないようです。

要は、東アジアは日本・中国・韓国・北朝鮮・ロシアと互いに対立して軍事バランスをとらせれば、アメリカもオフショア国であり本土は広い太平洋で隔てられている故に安全保障が確保されるということです。

アメリカは西ヨーロッパとの関係だけに専念しておけということで、これはリアリストのクリストファー・レインがずいぶん前から口にしていることです。(これも何度もこのブログで取り上げています)

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【国民を貧困化・家畜化している事実】

そして何よりも日米地位協定・年次改革要望書・規制改革推進会議と内政干渉を受け、その結果日米不平等貿易やら農協改革にカジノに中国が引き受けないトウモロコシの引き受けと、これだけのことをやられて同じ国民の日本人が貧困化しているわけです。


【内と外の壁がなくなると国家は崩壊する】

自国で空母も開発させてくれないし、核保有も宗主国任せ。

国家が日本人が守るどころかアメリカ主導のグローバリズムにより家畜化が深刻化すると、日本人が国家に対して疑心暗鬼になるのも当然で、それでネトウヨみたいに国家のために命をささげろとか土台無理な話なのです。

社会保障・老後の保証などのセーフティーネットが不十分となると、皆自分を守り次に家族を守り消費せず貯蓄や民間の貯蓄型保険とかで身を守りそこで限界に達しストップし、こうして「今だけカネだけ自分だけ」の世知辛い今の日本となったわけです。

去年はとうとう「改正移民法」により日本は移民国家として大きく舵をとることを決定したわけですけど、

内と外との壁をなくすと必ず国家は崩壊します


【財政破綻論者という国難】

日本は敗戦直後からずっと内にアメリカという外敵を入れたままの状態で、いまだ自主独立を果たして折らず、こんなの憲法9条以前の問題であり「お上」がアメリカになってしまいむしろそれを誇りとしてしまい、エリート層や一般庶民も皆がそうだという悲しい現実です。

ネトウヨやらが万世一系とか、別の変なのが女性天皇とかいろいろ分かれて天皇崇拝していますが、一方でそういうことに関心を抱き現実にやってることは実はアメリカ崇拝で、アメリカ批判していて保守の立場をとりながら、国のザイセイガーに何の疑いをもっていない知識人・文化人がいるのなら、結局アメリカという神輿を担いでいるだけなのです。

災害はいわば戦争状態だ!
日本人が力を結集して!
必要な防災対策を!
国防力の充実を!
しかし孫の世代に負担を残さず同時に財政健全化を!

無理無理。

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【生涯学習】

子供のころに「ひらがな」から始まり漢字の読み書きやらを長い時間かけてようやく大人になり最低限のリテラシーを身につけてきたわけで、経済学でも数学でも会計でもなんでも一朝一夕で身につくものでもないし、地道に時間かけてやるしかないのです。

皆小学生の頃毎日宿題でドリルをやったように、反復して身につけていくしかなく、経済学や評論家のいうことを鵜呑みせず横着しないで学び、そして自分の頭で考えることだと思います。

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P・S

だけど学問って金儲けのための立身出世の道具にされてしまっており、女性が特に子供に対して楽させて金儲けさせることを考え、教育ママになりがちなんですよね。

それで賃金格差が拡大すると職業蔑視につながり、今の私たち日本人に多く見られるカネ渡してやってるのだから当然とか、全て市場の交換関係となり感謝の気持ちがなくなり国民意識の断絶となっていますが、また別の機会でこれについて述べたいと思います。


とりあえず国家が自立するには国防を充実する必要があり、それには財政破綻論を打破しなければならないと思われる方は ↓のリンクをクリックお願いします。


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