リベラル派の桎梏・後編ー実は財政出動したくない反緊縮リベラル派


(前回からつづく)


【マクロ経済学左派はなぜ消費に重きを置きたがるのか】

前回、人間の価値を生産性で計るとかいうような論調に対して、「消費」で応対するというマクロ経済学好きなリベラル派の回答にまったをかけたわけですが、この生産に重きを置かないあたりと、その影に隠れている公共事業に予算をつぎこみたくないつまりは投資したくないという発想が、緊縮反緊縮リベラル派の両方にあるとわたしは勝手に推測を立ててみたわけです。

結論から述べますが、元は軍事ケインズ的な影響があるわけで、その流れで公共事業のニューディールまで本音としては否定したいのだと思います。


【なぜコンクリートより人となるのか】

そもそも人間の価値という宗教的・哲学的なテーマに対して、生産性でふっかけてきたホシュ派に対して同じ土俵に載った時点で失敗しており、また公共事業を経済効果だけで判断するのも違うでしょって最初に感じました。

公共事業の防災対策・インフラネットワークには医療・介護・保育と同じく人の生活・命がかかわっており、MMT理論をかかげておきながら経済効果とか重視してトレードオフを行っており、なんか変だぞと思わないといけないわけで、「コンクリートよりも人」と発言するそういう人をコンクリートへと衝動が沸いてくるわけです。

そもそもその経済効果が、怪しい連中によるデーターが根拠であったり参考にならないのですが、なんだか変だなリベラル派の謎が以下の動画で紹介しております。


【豊かさを放棄した生粋の緊縮派】

結構、山本太郎支持者にも多くみられる財政破綻論を信じている人って、象現図も左上の北欧型の高負高福祉でどうしても緊縮脳となり、山本太郎の「コンクリートも人も」ということを理解できていないというか、実はしたくないわけと思うわけです。

ここで佐藤健志さんのいう『平和主義は貧困への道』という国債発行=戦争=悲劇的であり、財政拡大をすると戦争へと拡大するからそれだけは回避したく、貧乏になっても社会福祉だけは守ってという発想になったのが緊縮リベラル派なのですが、CO2悪論者の環境原理主義者も同じで、貧乏か環境かの二者選択をするのです。


【無抵抗の抵抗を国防で適用するガンジーマン】

ここらの人は侵略戦争と国防と一色体にごっちゃにしているわけで、いちいち隣国に喧嘩売ってふっかける必要なんてなく、だけど虚弱体質の文化系で終わるのでなく体ぐらい学生の頃から鍛えろという発想と同じことなのです。

ろくに学生時代に体鍛えないで成人化するから、ネトウヨ耐性がなくなり米国隷従路線に疑問を抱かなくなり、国防はアメリカ頼りとかなり『進撃の巨人』のエルディア人みたいに、極東のパワーバランサーの役目を放棄したくなり、また文化系にもどり絵を描き続けるようなことになるのです。(道端のドブの水飲むくらいに脱水症状になって、気失う寸前まで部活で活動してみろって。文武両道って本当です)

実は、反緊縮リベラル派も戦後ホシュ派(象限図の右上)も共通しているのは、米国隷従路線のシングルマザーと現地妻とで父親が、アメリカというところで共通しているのです。

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【結局、内輪もめはデフォ】

ただ面白いのが下の方の反緊縮リベラル派の中で、内でもめるってあるのですが少しでも差異があると許せなくなるそうです。これって右の反緊縮保守派も同じでありつい最近まで所得分配を唱えるだけで「再分配厨!」とか攻撃してきてました。

いや、共同体大事とかいっておきならがら、共同体の行動原理の一つの中心性の運動つまりは再分配を否定するっておかしいでしょってこと。保守で再分配を否定していくとトリクルダウンとか、富の蓄積は将来の投資にまわるとか主流派の経済学と同じになるわけです。

ポラニーは貨幣は国家の刻印と称していまがが、所詮国民間でのツールなんですから、状況に応じて再分配して血液が不足しているのなら輸血するとかして、物価高になりすぎたら投資を抑えるとか血糖値下げるとか、いかようにでもできるのだと思います。ただし米国盲従しない国家主権があればの話ですが。

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【おなじ生産性でもまったく意味が違う右】

なんか、働かなくてもよい派と働くべき派というのが非常に面白くとういか、まさに正鵠を射た発言であり、丁度図が右と左に分けてわかりやすいわけですけど、右って生産性に価値を置いているわけで、そういう意味では杉田水脈と同じなんですよ。

ただし、サッチャリズムのグローバリズムの影響を受けた戦後ホシュ派は、その生産性を自国の生産性つまりは供給能力で考えておらず、それがどういうことを意味するのかまったく理解していないのです。

国力って経済学的見地にたつと供給能力であり、以下のブルーの部分をいうわけです。(社会学とか人類学とかなるともっと広がりが出てきます。たぶん)


【人に価値を置く意味】

日本が戦後高いインフレになったのも、あん畜生今の宗主国様が爆撃しまくり供給能力を大きく損なわれたからであり、しかしながら戦地から帰ってきた人や生き残った人は戦前の高い教育レベルやら現場で生産するノウハウを身につけていてそれが残存していたわけで、需要がありそこの投資する機会があったから供給能力がすぐ回復でき、朝鮮戦争とかアメリカ様の都合で日本の経済成長を促すことだできたからですけど、復興がすさまじいほどはやかった理由は人・国民がいたからなのです。

こんなの当たり前で、ノウハウを継承した人がいれば母国語さえ保持できれば、結構何とかなるのです。

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【製造業もボロボロ】

正直、私も営業してた頃商品納品しに行った時に、受付で机の上にノートパソコンがあり検品してる同年代の若者を見たときに、

” 楽そうでいいな。ノルマないしバカな橋下いや橋本政権の消費税5%の虐待の虐待を受けるわけでもないし。 ”

的なことを考えており、それで販売業やら製造業の物流部門に対して「楽そう」と安易に目をつけていたわけです。

しかしあんまり口外できないけど運送会社の物流は休みが不定期でしんどいわけで、それでも製造業だとそこそこホワイト企業なら土日祝日・年末年始・GW・SWなどの休日がたんまりありぶっちゃけ楽なんですけど、製造業って土木・建築・農業と同じくらいまでは叩かれていないけど、今は相当この国から冷遇を受けているのです。


【現場で使えるようになるまで時間がかかる】

大体、みんなフォークリフトの資格を取得して現場で作業して製品・半製品ぶっこわしてながら使いこなせようになり、まぁなんとか役に立ち戦力になるようになったわけです。資格だけなら私はビルの上の大きなリフトを運転できる国家資格(クレーン運転士)ももってますし、だけど使う機会がないわけですね。

グローバル化政策して緊縮されてしまえばその職種というパイの奪い合いをして、しかも日本だと転職すると条件下がるところが多いし、これまた問題ややこしくなるのですが、勝間和代さんが指摘したとおりの日本的経営の弊害が別の形で起こっているのです。グローバル化と日本的経営の悪い部分だけが顕著に出ているのが、今の日本企業の体質だと分析できます。

故に、現場で慣れるまで時間がかかる、人に対しての時間の投資ということで、反緊縮保守派は働くべきとなっているのだと思います。戦後すぐに復興できたのは現場の力の即戦力がマンパワーが残っていたからという理由です。

このまま団塊jr世代が建築・土木・製造業・農業などの現場から離れて、そのままノウハウを継承しなくなったらまじで、自国で道路も橋も整備できないし、食料も生産できない。

いきなり、やったことない連中がやれるわけなく、その社会に組みこもれた他の業種や行政とかのネットワークとか、そういうノウハウなんて、マニュアル本読んで一瞬でできるわけないのです。

アムロがガンダムをいきなりマニュアル本を読みながらザクを倒すとか、現実的にはまぁ今のところ残念ながらありえないわけです。

” これ動くぞ ”

と言う具合に動かせなく、フォークリフトやユンボの運転なんて現場で失敗して数こなして慣れるまでまともに動かせないのです。


【実は財政拡大したくない反緊縮リベラル派】

で、反緊縮リベラル派の中でも潜在的に公共投資に対する嫌悪感を隠している連中が非常に多く、おそらくそれは口先ではスペンディングファーストとか国債発行を是としながらでも、直接給付金という人に対してでない政府支出はいずれ軍事へとつながり、だから認めたくないのだと思います。

まず、①人に対して給付金で生活底上げして、②防災対策して、③地方へのネットワークを最低限にして、ここでストップかけて国防は思考停止。日米地位協定破棄とか自国で国を守り、自国で同盟結んだり極東のパワーバランサーとしての役目というような現実から目を背けたがっているのです。ネトウヨさんとか最近政治に目覚めた中年の芸人さんと同じレベルです。

つまり、反緊縮リベラル派って緊縮保守派つまりは米国盲従の戦後ホシュ派と同じく『進撃の巨人』のエルディア人とまったく同じなのです。

まぁ、これいうとまた叩かれるのですけど、東京新聞の望月記者のツイッターのつぶやきとか防衛費と社会保障費のトレードオフの発言とか目立つし、ここが壁なんですよね。

私がF35購入に反対したのはポンコツだからで、F22なら賛成です。これを分析して日本製のもっと優れた対空遊撃機を開発すればいいのです。日本の特異分野でしょ。

もうスローガンも隠さず富国強兵でいいじゃんと思うわけですけど、めんどくさいなと。

このスローガンって極東のパワーバランサーになることを意味している以外ありえないわけです。


P・S

ここで介護・保育と反緊縮リベラル派はなり成長産業とかいうわけですが、医療・教育もそうですけど介護・保育って利益を獲得する対象にはふさわしくなく、ゲゼルシャフトの本質意志によるものであり、大丈夫かなと思うわけです。

成長産業ということは株式を民間を是とするわけで、つまりは株主の配当金も顧慮することとなります。ビルトインスタビライザー機能の一部であり、儲けとか成長とかの対象にしてはいけない分野にこれはダメでしょってこと。この悲劇が真っ先に株式参入を認められた介護の世界で起こっているのです。まぁ、詳細は保身のために面倒だし言えないけど。

他国から干渉を受けたくなければ、ポラニーのいう共同体の行動原理の一つの「家政」つまりは自給自足をめざす必要があり、建築・土木・農業・ロジスティクスとかないがしろにしていいわけでないのです。

結構、経済効果で給付金のほうが上とかとある学者のグラフを引用しているケースが、実は反緊縮リベラル派に多いというか緊縮リベラル派は経済オンチのためそんなことしないわけです。

いや、人もコンクリートも両方やるんじゃなかったのかって。二者択一ならどうしてMMTなんか引用してくるんだよって。マルクスで十分じゃん。


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