権利と義務の概念の誤謬ー抽象概念の培われ方


【権利と義務は二つの分離した存在が必要】

何度か過去ログでチラッと触れましたが、そもそも権利と義務とは同じ主体に収めてはならず、権利には必ず別の客体・つまりは他者なり義務を果たす別の存在があるわけです。

これ、100年前から(恐らくもっと何百年前から)言われ続けてきたことです。

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【恩給目当てで戦う人】

これ、理解していないと当然パラドックスが生じるわけで、その典型がルソーパラドックであり、「命を守ってもらう代わりに、命を捨ててまで戦う」という奇妙なことになるわけです。

そもそも、国家なり集団なり家族や友人なり命を捨てて戦うって、権利を享受するために戦うわけでなく、それって投資に対しての回収と同じく、こんなの経済学に出てくるようなモデルの人間と同じでホモエコノミクスそのものであり、この形而上のセコイ抽象的な人間が貪欲ゆえに現実化したわけで、つまりは我々は皆フリードマン主義者となってしまったわけです。


【日本やアメリカのような先進国で中央銀行を有している強み】

債権と債務の関係も同様であり貸し手と借り手が同じだと、自分が自分に貸した金を自分で回収するわけであり、なんか自分の○○○で自分の穴に突っ込む関係と同じでそれは不可能であり、やはりホモエコノミクスはホモだけに他の男性の○○○を突っ込んでもらう必要またはそうする必要があるのです。

ただ、債権者と債務者が同じ構成員の場合、裏技が発動されます。財政破綻論者の最終奥儀のハイパーインフレーションとは威力が違います。
わかりやすく言えば、黄金聖闘士の双子座のサガの必殺技の一つの(他にもあります)ギャラクシャンエクスプロージョンと、青銅士の一角獣座の邪武の唯一のしょぼい技のユニコーンギャロップの威力と同じくらい違うといことです。

例えをかえると親と子の関係は同じ家族なので、96年までアホな大学生が親からローン組んで新車買って、結局踏み倒すような裏技が発動することができるのです。

これを応用したのが統合政府の概念であり、子会社の日本銀行の債務である当座預金を、親である日本政府に返済する必要がないのです。なんか自分で何言ってるのかわからなくなりましたが、親である政府の借金は子である日本銀行の円という自国通貨でしているためにデフォルトしないし、連結決算で国債金利は買いオペで相殺されるのです。

これもいまいちしっくりきませんが、以下の関係です。


【必殺技がまだある】

本来、貨幣というものは同じ国民の間で使われるツールでしかなく、こんなの外国人がもってても意味がないわけです。本来なら。

あくまでも私個人の見解ですが、いくら富裕層が資産を外国に移して祖国がボロボロになって亡命したところで、外国人が関心があるのはあくまでもその資産であり、その資産価値が激減したりもしくは没収されたりしたら、その富裕層は外の人間つまりは敵か厄介ものでしかなく、同胞扱いされないその立場から家畜同然になると思います。

なぜなら、その地に同化するためにその富裕層は外国に移ったわけじゃなく、カネにもの言わしただけの嫌な奴だからです。

これに対して胞意識をもつ構成員はこれとは異なり、故に定期的に「徳政令」とか発動されるし、それもそのはず貨幣とは同じ国民の間で使われるツールですから、もともと貸し借りの概念を超越したところにあるんです。本来なら。

徳政令なんてわかりやすく言えば、双子座のサガの別の必殺技のアナザーディメンションに相当するのです。

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【安倍総理支持しますかそれとも日本人やめますか】

まぁ、「恩赦」も結局、「徳政令」と似ておりこれも同じ国民だからできることなのです。” まぁ、まぁ、同じ日本人 ”だしちょっと大目に見てもいいじゃないか的なやつです。

私たちが生活していく中で表面上は債権者や債務者という関係が非常に強いように思われるわけですが、それよりも根が深いのが同胞、同じ構成員、ここでは同じ国民という国民意識であり、福沢諭吉のいう国家もその同胞家族のという概念が強く、これに対峙するのが「市場」つまりはグローバリゼーションなのです。(まぁ家は家で財務官僚が家族のためにと大義名分を与えて亡国政策したりとか、別の厄介ごとはありますけど)

ダニ・ロドリックのグローバル化のトリニティは、つまりは反国家主義・反国民主義どちらか選択を迫られるとうことともとらえられます。

中国や明るい北朝鮮のシンガポールは反国民主義(反民主主義)なので、楽チンにグローバル化と国家主権とが両立でき、尊師(国家)に逆らう民はポアすればいいだけです。


【権という意味を考えてみればわかる】

そもそも権利と義務の関係って、債権者の「権」、債務者の「務」という力関係なのですから、少し考えればわかるはずです。

権力者の「権」って” 他者を支配できること ”を意味するわけで、「務」ってその支配につとめるわけであり、なんで義務を果たして権利を得られるとかあそこ大丈夫かよと思うわけです。その発想は自分の○○○で自分の穴にぶちこむようなことです。

これ主張してたのが、マーガレット・サッチャーとか杉田水脈とかで新憲法に明記されることでしょう。

こんなグロテスクな内容が税制健全化以外に山ほど盛り込まれているので北朝鮮も真っ青です。


【抽象概念は母国語でしか培われない】

そもそも権利と義務というような概念は「分離」の概念であり、私の個人の意見としては由来はビックバーン理論にあり、しかしそもそも私はビックバーンを支持していないわけです。

だいたい無から突然宇宙が誕生とかなんかありなく、その無というのも有のアンチテーゼとは異なり、無という概念がある自体有であるからして間違っていると思うのです。有でない状態というのは概念としても物質的にもありえず、生粋の有のアンチテーゼとはあくまでも「虚無」でしかなく私はその「虚無」から宇宙が誕生したのでなく、むしろその逆で有が先にありその有の一部に無という概念があり、しかし生粋の有のアンチテーゼなどなくやはり「虚無」でしかなく、その「虚無」こそが宇宙でありその「虚無に」有が投影すると宇宙の誕生となったのではと妄想するわけです。

こういった何いってるのかわからない抽象的なことって母国語でしか考えらえず、だから早期の英語教育ってただの売国・亡国教育なのです。インバウンド頼みになるとか外資を呼び込むとかと同じで、絡み合う諸要素を顧慮できない単純な物理の法則の単純思考で考えるようになり、小学生からの英語教育はBK大量増産教育に他なりません。

義務を果たしてから権利を主張しろとか、2ちゃんねるで拾ってきたんじゃないかなというレベルの詭弁です。

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【母国語を奪われたカタルーニャ】

ちなみに母国語を育てられなかった自治区がかの有名なスペインのカタルーニャであり、バルセロナで有名なカタルーニャには独自の言語のカタルーニャ語があり、中央政府のある首都マドリードにはスペイン語(カスティーリャ語)があり、実は日本と間逆の現象により国家として自主独立できなくなってしまったのです。その原因は主に以下の三つです。

①言語の育成に失敗した
②独自の王家の血筋の系統がなかった
③運が悪かった

これ話が長くなるので詳細はショートカットしたいと思いますが、カタルーニャって独自の言語をもっており、こういうのは『方法序説』のデカルトよりも先にリュイという人物が『方法論』をカタルーニャ語で記述しており、カタルーニャ語の父とまで言われています。

かの有名なデカルトがリュイの影響を受けた後にフランス語で『方法序説』を記述して、ルターは『聖書』をドイツ語で翻訳して一般庶民に流布させることにより、個人主義がヨーロッパで定着するようになり、かつてラテン語を牧師とかの知識人が口頭で教えるトップダウンから「てめぇの頭で考える」庶民のボトムアップ型の社会にシフトチェンジすることになったのです。

カタルーニャという自主独立を願う地域は自ら母国語を育てようとしたのですが、何度も征服されて行政はスペイン語(カスティーリャ語)を使え、出世したければスペイン語を使えみたいな感じで公用語を奪われたりして、自主独立できなくなってきた歴史的経由があるのです。グローバル化を今後止めることなく展開された場合のディストピア世界線の倭人自治区と同じです。

要するに、英語化は愚民化というよりもただの売国・亡国でしかないのです。そのうち街歩いてると、

” You must claim your rights  after you fullfill your obligation  ! “(権利主張するなら義務果たしてから言え!)

とか耳にするようになると亡国魂全快で倭ロスで、英語も日本語も中途半端でろくに抽象的なことを考えられないすっからかんの日本人が跋扈する世の中になったということを意味していることでしょう。

で、英語話せたら頭がいいみたいになり、そのうちそれが北京語にそっくりそのまま変わるわけです。安倍総理の推奨するRCEPとかで実現可能です。ネトウヨさん歓喜です。

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