新自由主義的ヘゲモニーの危機という好機・後編ーグローバル化なんてタコ!コラ!


(中編からつづく)

【常識の再編成】

別に3回に分けて引っ張るつもりはなったのですが、グローバリズムが崩壊していく過程において、ハイエクらが自由について再編成し、市場における競争的個人をモデルとして定着させ、小さな政府つまりは国家権力の最小化を是とすることが世界中で共有認識として、常識として、扱われてきたわけですけど、これって日本の左派にとって国家権力=ファシズムのイメージが強く、国家を否定する新自由主義と戦前戦中の国家を否定と結びつけられ、やられた感があります。

英国の例としてハイエクが思想として構築したものを、サッチャーが実践して「常識」を再編成に成功したわけですが、これは1961年のJ・F・ケネディの演説

” 国家が諸君のために何ができるかを問わないで欲しい――諸君が国家のために何ができるのかを問うて欲しい ”

にもみられるように、アメリカでも常識の再編成がなされはじめ、労働組合が悪、既得権益が悪、ビルトインスタビライザー・社会の安全装置つまりは社会保障制度を利用するものが悪という物語が定着したのだと思えます。

国家が国民をないがしろにする状態は「権威への信頼」の欠如が起こり、普通は国家への愛着が薄れ保身に走るわけで、資産を海外に移すなして無籍国化するのは必至で、ケネディの発言はリアルな国民意識の断絶につながり、単なる開拓精神とか自由の国アメリカとか抽象的な国家だけを支えることになりかねないと思います。

万世一系とかアジアで唯一近代化を成し遂げ先進国になったとか、それだけだとリアルの国民としての意識が希薄になり、逆にその抽象的な国家像の足を引っ張る連中は売国奴として扱われるのです。

サッチャーが「ヴィクトリア朝に返れ!」と伝統主義をもちだした手法と同じく、靖国の英霊とか市場を通しての競争的個人の自由というグローバリズムに基づく反国家主義の新自由主義とがセットにされてしまったのです。


【言葉って大切】

サッチャーが政策を実行していくうちに、そのうち伝統的なイデオロギーつまりは家族とか義務とかいう概念もどんどんどうでもよくなり、共産主義者は水爆で一人残らず抹殺してしまえと発言し、師匠のフランク・ナイトに破門をくらった、かの有名なミルトン・フリードマンがハイエクの新自由主義を受け継ぎ、私たちはその影響を子供の頃から受けているわけです。

” あんたの教育にどれだけおカネかけたと思ってるの! ”
” こんなことして何の役に立つの? ”
” 評価されないことして、あいつバカだな ”
” この仕事しんどいし評価されないから、あいつになすりつけよう ”

とかの発言なんて、費用対効果、投資に対して回収という即時リターンの概念であり、見返りを要求しないような集団への奉仕的な行為や、インフラ整備や技術や文化などの継承・発展なんてバカらしくてマネーにならないからやらなくなったのです。組織や集団のためでなく出世などの見返りありきの精神が定着したのです。

いい学校、いい会社が全てという80年代の精神と中曽根の政策と密接な関係にあるのです。

こうして、「今だけカネだけ自分だけ」の市場における競争的個人のモデルができあがるのですが、これは共同体としての意識が希薄になっていることを象徴していると思えます。(なんか私がまともなこと述べているし、ますます世の中やばくなってきた証拠です)


【グローバリストの断末魔との国家心中は勘弁】

しかしながら、いくらプロパガンダーにより擬似の国民的幸福を提供されたところで、英国のEU離脱、ギリシャ問題、ドイツの緊縮帝国、西ヨーロッパの移民問題、トランプの移民規制保護主義、フランスの黄色いベスト運動と、もはや世界中の民がグローバリゼーションに耐え切れなくなり、新自由主義的ヘゲモニー(同意の支配)が崩壊しようとしております。

日本もまた2世帯に1世帯が貯蓄ゼロとなり、そのうち消費税10%で5世帯に3世帯となるでしょうが、また質問方法変えるなりデーター改竄大本営発表することは確実で、それでも現実的に大多数の日本人が耐え切れなくなるだけです。

 


【「我々」の一人としての行動】

尺の関係でコンパクトにまとめたいと思いますが、まず反原発でありながらTPP反対の左派リベラル派と原発容認でTPP反対という右派保守派が、全て共通認識することなど絶対に無理であり、あらゆる差異を同一性へと回収してしまうものでなく、差異が尚も活動的な関係を築く必要があります。(等価性の関係)

これ、別に私の意見でなく単なるパクリで、同質的な主体を生み出さないとして同一化を構築していくにあたって可能となるのが、社会的行為者を政治的共同体に注入する社会関係、つまりは私たち庶民が「市民」としての立場・シチズンシップをとることであり、「我々」の一人として行動することが大切なのです。

このためにポピュラリズムを活かすのです。

左派ポピュリズムのために
シャンタル ムフ Chantal Mouffe
明石書店 (2019-02-07)
売り上げランキング: 9,369

【共の精神】

そこで大切になるのが「共」という言葉であり、共通認識とか共産主義とか共産党の「共」ですw

もうここで右派はとくにネトウヨさんは脊髄反射するわけですが、国鉄とか電電公社とか国営放送、図書館、公園、道路、橋、スーパー堤防、水道、空港、港湾、本来なら電力などもすべて「共」によるものであり、国民・市民共有の財産であり私有化に本当は抗うべきなのです。

大阪では元大阪府知事・市長で維新の会の法律顧問であられる公人橋下徹様により、弁護士兼TVタレントというポピュリストとして人気を得て政党を立ち上げ、国政にまで進出するまでに至り、見事絶大なる影響力を及ぼしていた次第であります。

ポピュリズムはあながち悪いことでもなく、結局庶民の感情の結晶なしには集合的意志は構築できないわけですから、同じように反グローバル化サイドも同じく構築すればいいだけなのです。この場合、過去の失敗から学んだ左派ポピュリズムの手法が大変参考となります。


【荒削りだからこそ、コンクリートも人も可能となった】

今まで反緊縮でインフラ整備・社会保障の共に政策をかかげるいち政治家はいても、党として掲げる政党がずっと不在だったのですが、山本太郎が立ち上げた「れいわ新選組」により、閉塞感あふれる「平成維新」の時代に変わって、荒削りの精神においてですが、というか荒削りだからこそ「コンクリートも人も」というスローガンを掲げることができたのです。


【カリスマ的指導者との情動的な繋がり】

国民国家が、新自由主義的なグローバル化がもたらしたポストデモクラシーの影響に対抗するには、一般庶民の領域において共有された感情の結晶より構築された集合的意志が必要であり、これにはやはりサッチャーのごとく「内なる敵」に対する感情を結晶して、見事に大阪の庶民の心を今でもつかんでいる維新の法律顧問で公人の橋下徹氏に匹敵する人物が必要であり、これが冗談抜きに山本太郎なのです。(金魚の糞はどぎゃんかする必要ありません)

シャンタル・ムフは「我々」の一人としての私たちとカリスマ的指導者との情動的な繋がりが必要だと、だいたいこんな感じで訴えています。

これにおいては元大阪府知事で元市長の橋下徹氏と同様に、かなりの条件をクリアしてると思います。


【メロリンQが武器となっている】

山本太郎は海パン一丁でメロリンQして俳優に転向して知名度もありなじみやすく、橋下徹と同じくポピュリズムを形成しやすい人物です。

太郎は原発反対して仕事なくなり講演の以来を受けて生活しているうちに、一般庶民の声をきき即反TPPと反グローバリズムひいては反緊縮となり、今はコンクリートも人もとスローガンを掲げて政党を立ち上げるまでに至ったわけで、この人物なら誰でも興味をそそるし、太郎を通じてグローバリズムの財政破綻論の嘘や欺瞞が露呈されその真っ最中です。

<それってどうよ>「山本太郎」支持率がすごいことに!〈サンデー毎日〉
8/22(木) 12:14配信

>「ずっと小泉進次郎押しだったのですが、いまはがぜん山本太郎。顔が好き。声が好き。これまでの経験上、顔と声そろって好みの人に悪い人はいません」(商社・26歳)

>「これまで破天荒な人としか思っていなかったのですが、今回の選挙を経て、とてもクレバーな人なのだなと思い改めました。障害者の方々が議員になる、目からうろこ。いいトコついてくるなぁと思いました」(コンサル・31歳)

>「この間、夕食のときに”山本太郎ってかっこよくない?”と言ったら、両親が”昔はパンツ一枚で踊ってたけどな“とか”あのままお笑い芸人になると思ったら化けたね~”と昭和の逸話(実は平成だけど)で盛り上がっていました」(損害保険・26歳)

 


【まだまだこれから】

一部、山本太郎を支持しているブロガーでも今だに、「いくら借金してもいいと思えないけど」とかとくにリベラル派には多数いますが、TVや新聞などのサティアン経由で東大名誉教授とかノーベル経済学賞受賞とか、紫や青のサテンの上下服を来たような権威による財政破綻黙示録の終末思想の洗脳解除がされていくのは、これからのようです。(私も経済とか詳しくないので勉強中です。いや、ちょっと嘘ですw)


【各国の連携が必要】

最後に述べたいことですが、今の新自由主義的ヘゲモニーは大変危機的状況にあり、いくら大本営発表しても崩壊することは確実なのですが、ここでもうひとつ必要なことが、

別の国で生じた類似の運動との連携を生産的にすることであり、ネイション(国民)レベルではグローバリゼーションに勝利できない

ということは確実らしいです。EU諸国加盟国に限らず日米韓東南アジア諸国でも同じだと思います。

これに関してはケルトン教授来日もありそれ以前、フランスの大統領候補のアスリノの来日やらもあり、既にクリアしているようで、まだまだ来日してくれるようでその点は問題ないようです。

人・モノ・カネ・サービスの移動を自由にして各国の通貨を通じて、お金がないと生きていけない人間の弱みにつけこみ、メディアを通じるなり国税庁やら組織などを使い、グローバリズム・反緊縮に反対する人はセンメルヴェイスのごとく排斥し、そんな連中に対して自国民の力だけでは対抗できるものではないということなのです。


P・S

同じ日本人へのホロコーストに加担し、国家にノーザンライトスープレックスをかけた馳浩はオワコン。

 


TVタレントや芸人や評論家のグローバリストなんて「なにコラ!タコ!コラ!」「なんやコラ!」「紙面を飾るなって言ってんだコラ!」と思う方は ↓のリンクをクリックお願いします。


政治ランキング;

↑クリック


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA