グローバリズムが崩壊していくプロセス・後編ー声優ヲタどもの叱咤激励が世界を救う?


(前回からつづく)

【西ヨーロッパに追従すると思われた日本】

私は日本が反グローバリズムに舵を移すのは、西ヨーロッパのごとく移民問題やらで手をつけられなくなり、現状に耐え切れない段階になってからだと予想していました。

「広場の運動」の論議とかを通じての内容は政党に反映されないままで終わり、立憲民主党が仮に政権を奪取したところで緊縮脳である限りまた短命で終わり、むしろ国民が政治に対して失望し、低投票率で自公圧勝、さらに過激な日本維新の会や希望の党などに票が増え、ますます酷い世の中になるだけだと思っていたわけです。


【F35という壷を購入する安倍政権】

だけど、去年の秋にTVで経済成長したとか大本営発表を耳にして、うかつにも正直ムカついてしまいました。

それは上(権力者)に対してムカついたのであり、上と下の関係はサヨクの基本概念で、尾崎豊世代、普通サヨクはリベンジ精神をもって米軍追っ払って国防充実して独自外交して自立するものです。たぶん。

霊感商法のF35のポンコツ買ってる場合ではなく、F22の主力戦闘機を購入できない段階で普通は自主独立を本気で考えるはず。

・・・。
財政出勤で川崎造船や三菱重工で独自で軍事を開発して、後世に技術継承するとかレクチャー受けてないでしょうね。


【一億玉砕だけは回避したい】

話が大きく逸れる前に前回に引き続き少数派が多数派を覆すことについて、クニノシャッキンガーの財政破綻論つまりはグローバル緊縮財政路線が崩壊するプロセスについて引き続き述べたいと思います。

現在、MMT現代貨幣理論について財務省が反論し、マスコミがとりあげだし、ステファニー・ケルトン教授が来日し、この思想を踏襲した山本太郎という元タレントの政治家が反緊縮の政党を立ち上げ、その時点でグローバル政党はチェックメイトされたのだ思います。

山本太郎を叩けば叩くほど、TVでNG扱いされていた内容が俎上に載せられてしまい、今まで主流派経済学の呪いにかけられた人たちが次から次へと呪縛から解き放たれるからです。

そうなるともはや彼らに残された方法はチェス盤をひっくり返すこと、つまりはちゃぶ台返しをすることしかなく、死なばもろともグローバリル一億玉砕を戦時中にならい再びやらかすしかなくなります。

大本営発表の後の一億玉砕。死なばもろとも。

消費税10%でまたやらかすつもりです。IMFの連中と同じくギリシャでやったことが間違いであると気づいたところで、グローバリストの政治家はもうや引き返せないでやっているのです。


【幸せの紫の服】

今まで主流派経済学に基づくグローバリズムによりサティアン化した日本の上層階級の紫や青いサテンの服を着ていた連中が、毒ガスを撒き散らしたがごとく20年間以上改革とかやってきたわけで、実はそれは同じ日本人をホロコーストしたという事実をさらされつつあります。

書店に並んでいるような預言書にあたるグローバル宗教の財政破綻黙示録を信じて、それを回避するがごとく緊縮財政・規制緩和・構造改革・節操のない無差別貿易をすることが日本の救済だと思い、その思想が実はただのホロコーストだったと自覚すると、普通は半狂乱の状態になるでしょう。

経済ジェノサイド: フリードマンと世界経済の半世紀 (平凡社新書)
中山 智香子
平凡社 (2013-01-15)
売り上げランキング: 296,003

【変化という真理】

さて、社会心理学者のモスコヴィッシは

ルボンの集団と個人のモデル
タルドの上意下達の影響のモデル
フェスティンガーの機能主義モデル

は、社会内での対立が不可避的に生じる事実をいずれも無視していると指摘しています。社会心理学の世界って社会学などと扱う変数が異なり、心理学ってどうしても本質主義的になり対立関係とか構造的に扱いにくくからだと思います。

モスコヴィッシの理論は従来の社会心理学とは少し異なり、生物と社会の根本原理であり、つまりは

同一性の維持と変化

という矛盾する二つの相なのです。
簡単にいえば、「変化するけど同一性つまりはアイデンティティは保てる」という意味です。テセウスの舟です。

継承されているというここでいえば、国民共有の感覚が必要となるわけです。
保守派のいう「変化の漸次性」がなされるとされれば、この場合においてなのです。

社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)
小坂井 敏晶
筑摩書房
売り上げランキング: 65,185

【マルクスとフリードマンの共通点】

グローバリズムなんて「社会ダーウィン主義」そのものであり、これに対峙したのがマルクス主義の「置換モデル」で逆に思想と思われたのだったのですが、労働者が団結して資本家を打ち負かすという意味では、強者となった労働者が資本家を弱者とするわけで、実はそういう弱肉強食の見地に立つとダーウィン進化論と同じになっていまいます。

革命とか行政改革とか上からの置換の変化それ自体が、国民の共有意識の文化・慣習の領域の再形成前に突然別のモノに置きかえられるから、どうしても混乱が生じるわけです。

京アニ作品の『中二病でも恋がしたい!』の

” トマト農家さんに謝れ! ”

という台詞から読み取れるように、これまでの役割意識といった日本の慣習が残ったまま、TPP参加・農協改革をやると必ず社会に混乱が生じ、必ず犠牲が伴い同じ日本人の命やら自尊心が破壊されます。

TVアニメ「中二病でも恋がしたい! 」Blu-ray BOX(初回限定生産)
ポニーキャニオン (2016-07-13)
売り上げランキング: 17,434

なら、今だけカネだけ自分だけ「三だけ人間」に自公政権が国民意識の編成を意図的に小泉政権時では国民性を変えようと試みたようですが、熱狂を煽る上からのプロパガンダーであると表の意識にしか働かず、迫害を受けた隠れキリシタンのごとくキモイと言われたヲタの漫画やアニメの文化のかたちで、日本人の昔からの感覚が無意識にどうしても残ってしまったのです。

下克上のごとく弱肉強食の本家のカール・マルクスも、西のマルクスと言われたミルトン・フリードマンも両者とも上からの押し付けがましい変化という意味においては、同じ穴の狢(むじな)だったとういうわけです。


【少数派の影響は無意識に働きかける】

これだとモスコヴィッシのいう少数派の影響力という概念が、マルクスの置換モデルやパレートのエリートの周流のごとく思われがちですが、あくまでも世論やヘゲモニー(覇権的な流れ)の再編成であり、民衆から下からのボトムアップによりコモンセンス「常識」を変えることなのだと思います。

マスコヴィッシの変動モデルは、少数派が多数派を圧倒するのには「影響源」があり、それが及ぼす影響のプロセスが少数派ゆえに意識でなく、初期のフロイトのいう無意識に働きかけるというところが大きく違うわけです。

時間をかけて人々の意識を無意識という水面下でサブリミナル効果のごとく編成直ししながら、ボトムアップして全体を変えるというモデルなのです。たぶん。

米百俵のごとく一時的な熱狂によるものではないわけです。


【今更の教育勅語】

安倍政権は戦前の教育を復活させて子供のうちから戦後の自虐的な教育を変えるようですが、これって典型的に上からの権力者による多数派の論理であり、表向きでは権力による意図的な同調圧力を生み出すわけですが、実は無意識では別のことをが起きるます。

クールジャパンと言ってる限りでは。

 


【クールジャパンでポチ根性が自滅】

今でも漫画を読まない子供、アニメを見ない日本の子供はほとんどいないわけで、『約束のネバーランド』なり『Dr.STONE』なり『進撃の巨人』なり『中二病でも恋がしたい!』なりの影響を受け、実はそっちのほうは『はだしのゲン』のような直接的なメッセージを意識に働きかけるよりも、今の漫画・アニメのごとく婉曲的に無意識に働きかけるほうが、影響力はずっと残ります。

戦前のような教育は意識に働きかけますが、親や教師に隠れてのこっそりのマイナーな漫画・アニメの影響は無意識に働きかけ、これが成人化してもずっと残り、例えネトウヨになり中二病を患っても、比較的に簡単に洗脳は解除できるということです。

むしろ抗体ができるので10代、20代で患うことははしかやおたふくのごとく必要で、むしろ定年退職した後だと暇をもてあそび有害になります。

一時的にプロパガンダーによるサティアンで洗脳されても、若い頃に無意識に刻まれた影響は残るから、すぐに目覚める仕掛けが組み込まれているから、それほど心配はいらないと思います。

『進撃の巨人』でエルディア人について過去ログ『進撃の巨人』第57話の衝撃ー壁の中だけの世界でなかった)で紹介しましたが、日本が米国盲従して日米同盟堅持しか考えておらず、東アジアのパワーバランサーであることを放棄する、それがどういう結果になるということを、リアリズムの国際関係論のイロハや世界史を知らなくとも、この作品を通じて無意識にこれらの概念が刻み込まれます。

子供は楽しみながら学習しているのです。


【社会性のないアニヲタが社会を救う】

そういう意味では宮崎事件でアニオタが窮地に追い込まれ、隠れキリシタンのごとく社会性を否定された存在としてひっそりとキモヲタとしてアニメを堪能したわけですが、このヲタというマイノリティ精神が文化に花を咲かせ、先ほど紹介したような質の高い京アニ作品などを生んだりしたわけです。

社会性のないアニヲタが社会を救うどころか国家を救うパラドックスが生まれたのです。たぶん。

>そして最後に誰にも増して、あと二歩くらいのところで放置してあったこの作業の最後の尾を叩いてくれた、2ちゃんねるの能登麻美子(というアニメ声優)スレッドに巣くうキモヲタたちに感謝。何が起きたかはクグっていいただければ幸甚。社会性も教養もないと思っていた声優ヲタどもから「ケインズを仕上げろ」というハイレベルな恫喝が出たのは驚愕のあまり、見事完成の運びと相成った。能登ファン諸氏の知的水準をめぐる不当な偏見をここにお詫びするとともに、その叱咤激励に深く感謝するものである。そして、ご当人は何のことやら知るよしもなかろうが、その旗印たる能登麻美子氏にも。

(『要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論』山形浩生要約・翻訳 謝辞より引用)

要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論
ポット出版
売り上げランキング: 318,524
能登麻美子フォトエッセイ 「クオリア」
能登麻美子
ティー・オーエンタテインメント
売り上げランキング: 630,975

【まじめな人ほどホロコーストに加担する】

世の中こんなものです。

後の世代に借金を残さないで安定財源の消費税で社会福祉を維持とか、まじめな連中ほど逆にホロコーストに加担していることって多く、むしろほとんどがそうなのです。


P・S

最近、グローバル政党・論客が「代案出せ!」と言わなくなってきたでしょ?

出されて尚且つ反論できないから、「論外!」とか「デタラメ!」とか発言するか、論敵の過去のエピソードを糾弾して、うやむやにするしかなくなってきたのです。

山本太郎にまで数字出されてTVで反論されたらどうしようもないわけで、事実上彼らはチェックメイトされており、それだけ窮地に追い込まれているのです。

だから戦時中の軍部のごとく国民全員を巻き込んで、一億玉砕で心中するしかないのです。死なばもろともということなのです。

正当性が本当にあるのなら(上からの影響力を及ぼす)TVできちんと各論客がプレゼンする時間を十分もうけて視聴者・国民に判断してもらればいいのですが、TVってスポンサーが大企業ばかりだから構造上絶対に出来ないのです。


グローバリズムにチェックメイトと思われる方は ↓のリンクをクリックお願いします。


政治ランキング;

↑クリック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA