おカネへの考えが変わると日本が変わるかも・中編ー社会性のないアニオタが社会を救うパラドックス


(前回からつづく)


【もんじゅの研究は無駄か】

もともと貨幣なんて手段であり、兌換紙幣の時代でも銀行は勝手に銀行預金というデーターを貸し出しするわけですがこれが金融の発達となり、これが信用創造を喚起して大英帝国の興隆となるわけで、こういうことになるなんて誰も予想できず、未来という不確実性に対して私たちは勝手に予測できないわけです。

男系カルトとかディスっている某漫画家の原発関係の本に面白い内容のものがありました。

どういう内容であるかというと、「もんじゅ」について、何千億円か何兆円か知りませんが1wも発電していないとことに関して、まるで「錬金術」の研究だと批判していたわけです。

錬金術の研究ってカルトだとか思わる方がいるようですけど、哲学者オルテガがいうにはこの無駄な錬金術の研究により化学が発達したそうです。

大衆の反逆 (中公クラシックス)
オルテガ
中央公論新社
売り上げランキング: 66,387

【ニート引きこもりに寛容に】

だいたい研究なんて99%以上が意味なくても、その中から世の中をひっくり返す発明が生まれることもあるし、どうでもよい研究って逆に大切な研究でもあるわけです。

だから、ニート引きこもりもこの世を救う何か創造的なことをやらかすこともあるので、それにはデフレで将来不安で夫婦2人で老後2000万円必要とかのデマで庶民の余裕がなくなっているのはわかるのですが、そこは寛容の精神が必要なわけです。

グローバル化で下層階級にはめ込まれ派遣労働とか低賃金不安定労働させて精神追い詰めるから、文楽のごとく文化性の高いアニメの聖地秋場原に暴走車で突っ込んだり、京アニに放火したりとかやらかすのだと思います。

それから (新潮文庫)

それから (新潮文庫)

posted with amazlet at 19.08.11
夏目 漱石
新潮社
売り上げランキング: 5,228

【グローバリズムの敵は文化】

グローバリズム疲れにより精神病んだ人が、アニメの聖地やアニメの政策会社を攻撃するって、なんか偶然に思えません。

これはグローバル化により病んだ精神が、無意識にグローバリズムの敵である文化の象徴のアニメを攻撃させたのです。

人・モノ・カネ・サービスの自由な移動の邪魔となるのは規制であり、法律のような成文法だけでなく慣習や文化もまた同様であり、東南アジアの某国のような文化のないすっからかんの国ってグローバリズムの理想郷なのです。(もちろん民主主義はグローバリズムの敵ですから論外です)


【オタクとなり表舞台に出ず隠れキリシタンのごとく諦めなかったアニオタども】

かつて『メガゾーン23』(1985年3月のOVA作品)の時代では、アニオタは” キモイ ”の象徴でしかなく、その後89年の宮崎事件によりこの迫害はいっそう激しくなり、私もまた自然と『週刊少年ジャンプ』を読む程度に抑えるように自然となってきました。

逆にすごいのがガンダムオタクであり、どんなに迫害をされても週刊少年マガジンの『GTO』でガンダムオタクをボロクソにキモイ人物のごとく描かれネタにされても、この文化の継承を諦めなかったわけです。(いや、ただ自分らの趣味を貫徹しただけでしょうが)

メガゾーン23 Blu-ray

メガゾーン23 Blu-ray

posted with amazlet at 19.08.11
ビデオメーカー (2017-04-07)
売り上げランキング: 17,284

【恐るべし認識共同体】

職場に年齢がふた回り下のアニオタの同僚がいるのですが、アニメの名言とか結構簡単に通用し会話が楽です。

例えば仕事のことで私は事前に早めに準備して終わらせる性格から、” ハルヒみたいに7月中に夏休みの宿題を終わらせるタイプだから ”とかいうと簡単に話が通じます。(『エンドレスエイト』

これはアニオタという認識共同体ができているからであり、あの『らき すた』の12話のコミケのキモオタのネタも簡単に通じました。

涼宮ハルヒの憂鬱 ブルーレイ コンプリート BOX (初回限定生産) [Blu-ray]
角川映画 (2010-11-26)
売り上げランキング: 3,565

【トマト農家さんに謝れ】

『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じく京アニの作品の『中二病でも恋がしたい!』があるのですが3話の昼食のシーンで、六花という中二病のヒロインがトマトが嫌いでそれを残していたシーンがあるのですが、” 緑のエレエレのところとか最悪 ”と発言したところ、元中二病のダークフレームマスターの富樫雄太が

” トマト農家さんに謝れ! ”

というシーンがありました。

これも所有権は自分にあるから自分が自由に何しようが勝手という新自由主義的な合理的な思考によるものでなく、同胞の役割分担により作物を育ててくれた人に感謝する気持ちがまだ残っているからだと思います。

TVアニメ「中二病でも恋がしたい! 」Blu-ray BOX(初回限定生産)
ポニーキャニオン (2016-07-13)
売り上げランキング: 38,951

【アニメは文化の継承と未来への展望】

実は今のアニメの作品の中の会話からまだまだ役割分担の概念が残っているとか、だんだん自分さえ生き残ればようという考えから、皆で生き残るというような山本太郎のごとく精神の作品が現れたりしてます。

当然それを現実化するにあたっての葛藤も描かれています。

 


【全員助かるルールをイチから探す】

『約ネバ』は過去ログで執拗なまでに紹介してますが、かつてグローバリストの落合信彦氏がディスりまくった同じ『週刊少年ジャンプ』の作品に『Dr.STONE』というものもあり、この作品のアニメ第5話を視聴したのですが興味深い内容の会話がありました。

主人公の科学オタクの千空が、本に記述されているある心理テストの質問に答えます。

(質問)
何やかんやの事故で自分、友達、恋人のうち1人しか助けません。どうしますか?

(千空)
全員だな。全員が助かるルールをイチから探す
etc
ゴミすぎるだろその本。

 

Dr.STONE 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)
集英社 (2017-09-04)
売り上げランキング: 270

【社会性のないアニオタが社会を救うパラドックス】

ほとんどのアニメが深夜枠であり、スポンサーに多国籍企業が少なくアニメの製作会社はそんな広告収入などあてにしておらず、BDの売り上げやCDやグッズの売り上げそれに連動してラノベの売り上げが向上し、それらが主な収入源となっているようです。

『週刊少年ジャンプ』も大手新聞と異なり、広告主である多国籍企業の影響を受けることが少ないと思われるし、遠まわしにグローバリズムの批判もできますし、ラノベなら尚更なので若者が活字にも慣れることにいい影響を及ぼします。

TVドラマと異なり医師会を悪者にしたりとか、農協の職員を悪者にしたりとか、そういう多国籍企業の政治的意図の介入がされにくいわけです。

まさに、隠れキリシタンのごとく表に出ない社会性のないアニオタがつくりあげた文化が、グローバリズムの残虐思想に対抗して、社会を守ろうとしているわけです。

だいたい、世の中こんなものです。

SHIROBAKO Blu-ray プレミアムBOX vol.1(初回仕様版)
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント (2016-11-23)
売り上げランキング: 17,361
SHIROBAKO Blu-ray プレミアムBOX vol.2
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント (2016-12-21)
売り上げランキング: 23,833

【文化を通じての水面下の戦い】

グローバル化したスポンサーの意向をモロに汲んだ表舞台のTVドラマが団塊世代中心の間でその共通認識を維持しているのに対して、団塊jr世代の日陰のアニオタが製作した漫画・アニメ・ラノベの作品を通じて、次世代にその意志を継承しているわけなんです。

漫画を読まないアニメを見ない子供ってほとんどいないわけで、新自由主義に基づく大人のTVドラマ(『anone』は別)を見るより先に反グローバリズムの影響を先に作品を通じて受けているわけで、その地道な活動が今後グローバリズムが崩壊した後の時代を次世代が形成すると思います。

だから、その土台を私たちの世代でつくっておくことが最低限の役割なんです。

 

 

(次回へつづく)


グローバリストが批判した漫画やアニメがグローバリズムを終わらせる思想形成のツールとなっていると思われる方は ↓のリンクをクリックお願いします。


政治ランキング;

↑クリック


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA