希望をいう名の何か・後編ー真面目の罠


(前回からつづく)

【株式会社の利益処分項目】

株式会社は株主総会を開き法人税等を控除した利益の配分を決めるわけですが、以下のような内容になります。(法改定していなければこうなってるはずです)


【法人税引き下げてこうなりました】

法人税を引き下げると当然上記の利益配分項目が増加するわけで、よく問題にされている大企業の内部留保という部分なのですが、おそらく「任意積立金」と「繰越利益」とかだと思います。

法人税引き下げて国内需要が不足しているデフレの状態だと企業は守りに入り貯めこむのも当然です。

そして、株式会社は株主に所有権がありますから、詳しくないけど株式上場していると必ず社外流出項目にある

「株主配当金」「役員賞与金」に回ります。(最近、「役員賞与引当金」とか資本勘定を確認しましたが、それだと税引前当期利益から費用計上できてしまうのではと思われます)

法人税引き下げとキャピタルゲインに対する減税により、当然企業の内部留保と株主配当金や某三橋さんのいうように自社株買いが増加するわけですが、それを顕著に表したのが以下の図なのだと思います。


【法人税が下がると普通は従業員の給与に還元されない】

確かにキャピタルゲインによる課税が甘いということもありますが、法人税引き下げにより、それとセットになっている消費増税その他庶民の社会保障負担増に緊縮財政となると当然、消費(C)も冷え込むし国内需要が弱くなり、投資(I)も企業がしなくなるわけです。

 


【構造改革というリスク】

よくリスクを負えとか無責任なことをいう論客がいますが、需要があり将来に対する期待があるから・企業や個人商店でも先に注文があるから、銀行や信用金庫から借り入れするのであって、着実に当たり前のことをするだけでよく、リスクがあるとすればきちんと売掛金などを回収できるかどうか、きちんと計画にのって事業を展開できるかどうかであって、決して博打は打たないわけです。

大阪都構想とか確実にそのシステムに瑕疵があり、それに反対している論客がいながら、それでもやるとか完全に博打であり、そもそも企業と違い自治体がリスクを負うとかなしなんです。

さすがに維新の会でも、「リスクを!」とかそんなスローガンはかかげていないでしょうが。


【法人税引き下げの恐ろしさに意味】

私は保守でも何でもなく資本主義がどうのこうのとか語るつもりはありませんが、企業が銀行から借り入れしないでオカシナ社債を発行したのが80年代で

国内では「転換社債」、海外では「ワラント債」などのエクティ・ファイナンス

というものらしく、これが87年に12兆円、88年に18兆円、89年に26兆円と増加して、86年から87年には実体経済の粗設備投資が横ばいなっており、これらの資金は財テクに利用されたらしいです。

 

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【所得は増加しても住宅が高騰してローン返済に生涯をささげる90年代前半】

銀行も貸し出しをしないといけなく、それで銀行が不動産売買を煽り、浜田省吾の『詩人の鐘』の歌詞にある、銀行と土地高騰に一生涯をささげる悪夢のような国となったわけです。

ブレトンウッズ体制がレーガン・サッチャー・中曽根時代に完全に崩壊して、カネの移動の規制の無い状態になると過剰な資金が悪さをするし、法人税減税するとそれに付随した影響を及ぼし手段であるカネそのものが目的となり、『北斗の拳』じゃありませんが悲劇は繰りかえされると思われます。

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【グローバル化が危険思想であることの意味】

格差が拡大するとカネの価値が増し、金融が悪さをして実体経済に影響を及ぼし、紛争や戦争を引き起こすのはごく現象として当たり前であり、グローバル化がその格差や悪さを最大限に引き上げ、だから人類にとって好ましくない思想なのです。


【グローバル化の平成】

グローバル化の名の下に、次から次へと労働規制緩和をやってるうちに日本人全体が貧乏になってるわけで、名目GDPが横一線の平らな状態がまさに「平成」という元号を象徴しているわけで、縁起が悪いと思われます。

日本はもはや貧国弱兵となってしまいF22は購入も許されず、高いだけのデザインもダサいポンコツのF35を、アメリカの霊感商法にひかかり購入しているような悲惨な状況です。


【善意が災厄となる典型例】

正直、私たちの団塊jrの世代って日本が再生したところで、その光景を見ることになっている時はジジイになっているだろうし、正直次の世代への飛び石ぐらいにしかなれないわけで、なんか私は人間が出来ていないため、モチベーションがいまいち高まりません。

それどころか憲法に財政均衡が明記されているのに対して警告を発したら、皇族の男系とかはカルトとかごちゃごちゃ言っている某漫画家からボロクソに叩かれて、その信者からもボコボコに叩かれたことが以前ありました。

自分では傲慢かましていなかったと思うのですが、他の信者のごとく自分を持ち上げず違う意見を述べられて気分を害したのでしょうか。

このように憲法改正されると、ほぼ確実にシングルマザーの悲惨な姿を見ることになり、これがクソまじまな財政緊縮脳のなせる技で、善意が災厄となる典型例なのだと思います。


【まじめな人ほど非現実的な人でなしになる】

まじめな人間って二元論で考えてしまうため、TPPか鎖国かのどちらか二択で考えてしまうとか、その間のブレトンウッズ体制など度外視してしまいます。しかしながらそれは現実的でなく、いわばモテル男とモテナイ男の二元論と同じくそれも極端であり、その間をほとんどがさまよっているようなものです。

ブレトンウッズ男が本来の主流派なので、結構厄介ごとに巻き込まれるとも言えますが、だいたいキムタクキモオタかの二択とか異例であり、だいたいその間のちょっとモテルちょっとモテナイがほとんどであり、それよりもっと別の変数も多数あるだろうということです。(頭脳明晰とか料理が上手とか、竿あり胸ありが好きとか、LGBTになるともっと複雑になります)

 

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(4:08のキモオタ、ワロタw)


【不真面目こそ未来を拓く・・かも】

なんかグローバリズムにより社会全体が貧困化するとみんな余裕がなくなり、ギスギスする傾向にあります。

そこにつけこんで郵便職員叩き・農協叩き・医師会叩き・地方公務員叩きなど矛先を向けられ、肝心なグローバリゼーションが何であるかにほとんどの庶民は気づかないままになり、更に自分らの首を絞めるグローバル政党を支持し貧困のスパイラルにはまり、完全にそれやられたのが大阪なんです。

なんかもっと楽観的にどうにかなるぐらいに思ったほうがいいわけで、ここで佐藤健志さんの本の最後に書かれている言葉が心に響いてくるわけです。

>不真面目こそ未来を拓く、どうでもいいと構える真剣さを知れ!

 

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