なぜグローバリズムは貧困を必要とするのか・後編ー飢えが労働力のテコとなるからで予測不可能な技術革新はなしとします


(前回からつづく)


【なぜグローバリストが売国奴なのか】

ぶっちゃけ、グローバリズムには国家が邪魔であり、国家というものを外敵から守る共同体としてとらえるのなら、まさに前回で紹介したポラニーのいう

①中心性(再分配)
②家政(自給自足)
③対称性(互酬)

なんてやられたら、国民を家族ととする国民国家を破壊できないから必死になり

「農協改革」「種子法廃止」「TPP」「水道民営化」「カジノ」「外国人労働者受け入れ」「国家戦略特区」「消費増税」「法人税引き下げ」「道州制」「大阪都」「州ごとに違う消費税」「郵政民営化」「郵政株売却」・・∞(もうありすぎて忘れた)

これらのことをやるのです。

「家」って②の政にもあるように、自分らだけの力でやり遂げること自給自足の精神であり、農業、工業、サービス業全てにおいて構成員つまりは家族、国民が階級を超えた役割を担うことが「家」の概念であり、どこのだれかわからないようなの世界の勃起しまくってる暴漢は嫁や娘を守るために家のには入れず、普通は排除するのです。(ウヨクが内と外で考えるのはこれを最優先しているからです)

自給自足の力を奪う外資を制限するのが家の概念であり、あくまでも品のいい来客を招く程度にしておくのが国民国家であることの前提です。

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【アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の一期の最後の意味】

SFアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の一期の最後シーンで、このアニメは日本だけが治安を維持できていて自給自足でまともな国体を維持できているという設定なのですが、その日本を混乱におとしいれる方法を反社会的な存在である槙島省吾が思いつきます。

その方法が大変興味深く、「ハイパーオーツ」という日本の自給自足の99%を担っている遺伝子組み換え・品種改良した穀物があるのですが、その脆弱性を逆手にとったバイオテロにより穀物を全滅させ、日本の自給自足を奪うことを考えるわけです。

例えると、ぶっちゃけ、「種子法廃止」して遺伝子組み換えでモンサントのランドアップなどに耐えれる品種改良した単一品種にしてしまうような脆弱な弱点をつくようなことをするわけです。

 

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【なぜ売国なのか】

『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界でも自国で食料の安全保障の確保ができなくなると、日本は食料の調達のために外国からの輸入に頼らざるを得なくなり、日本の外交力が当然失われ結果外国から邪魔となるシュビラシステム自体を破壊できると、天才の槙島省吾は企むわけです。

シュビラシステムというシステムは敵国にとっては規制であり非常に邪魔なのです。

「農協改革」「種子法廃止」「TPP」なんていわば填島がやろうとしたことであり、普通に考えて反社会的行為なのです。

 


【古典派経済学は『人口論』のマルサスが起点】

まず、古典派経済学というものの起点は解釈はいろいろありますが、有名な話が1988年にマルサスがゴドウィンのに宛てた手紙で、その内容から始まったとされています。(ポラニーの『大転換』より)

はい、復習となります。

マルサスの『人口論』の考えは人口が増えすぎても、貧困者が先に餓死して死ぬし、貧困者はまっさきに徴兵にかりだされ最前線で戦い真っ先に死ぬわけで、その結果食料が足りなくなっても貧困者から先に死んでくれてその結果人口の均衡が保てるという、ハーバードスペンサーの適者適存の思想つまりは物理・力学の法則を適用しているわけです。だいたいこんな感じです。


【物理の法則をつきつめた西のマルクスとそれに対峙する共同体の泥臭い精神】

この考えを踏襲したのが私たちの思想を支配しているそうですミルトン・フリードマンであり、彼は徴兵制なんて必要なく、経済的に困窮した層がみずから軍隊に志願するからほっとけばいいと言ったわけで、これは経済的徴兵制と一般的に言われてます。

社会学でいう

均衡と機能

の違いって、均衡がグローバリズムで適用され機能が共同体や国民国家に適用され、ここが一般の人に一番知ってもらいたいところなんでもあるのですが、リベラル層は非常にここについての考察が弱く、だからインフラネットワークを軽視したり、原発をかたくなに反対するわけです。


【善意が災厄となるパラドックス】

某三橋貴明さんが、

北海道で原発止めた状態で火力発電所がブラックアウトして、凍死する人が続出する可能性がある

と述べていましたが、結局人を守るための反原発が逆に人殺しの反原発になるということがあるのです。

「コンクリートから人へ」という善意の緊縮財政脳で1000年に1度の津波対策のスーパー堤防を否定した直後に津波が襲ってきて、多くの東北の人の命が失われたあの逆説的な不幸事がだいたい起こるんです。世の中こんなものです。

あと1000年確率的に津波がこないから950年後につくればいいと言うかもしれませんけど。


【わざと貧乏人をつくらないといけない思想】

これでようやく今回のテーマ「なぜグローバリズムは貧困を必要とするか」についての本題に入れるわけです。

ちなにポラニーは『大転換』の14章の市場と人間で、

市場経済には共同体の解体が必要であり、労働を商品化して働かせる状態を維持しなければならなく、常に飢える状況をつくらないといけないなぜなら、共同体は飢えから守るから

とこのように言及してます。てか、これが彼らが貧困を必要とすることに対する答えなのです。

グローバリズム・市場原理により社会保障をとっぱらい、民間の医療保険や介護保険や規制緩和で株式会社の病院など設立すればいいし、それに適応できなけばマルサスの人口論にのっとり、自己責任で勝手に死ねばいいと終わらすのがグローバリズムの真髄なのです。

これはオーバーでも何でもなくグローバリストの発言を全て整理していけば、上記のように述べているはずです。

つまりは常に貧困者をつくり、貧困ゆえに労働に駆り立てる必要があるということです。

皆が豊かになり幸せになると、それはグローバリズムでも何でもなくなります。だから、ケインズのいう

「豊かさの中の貧困のパラドックス」

がまさにそうであり、つまりは常に貧困者をつくり常にその貧困故に労働にかりたて、働けど働けど豊かになれない格差社会の実現こそがグローバリズムの真髄なのです


【国家が邪魔なら憲法改正すればいい】

それでグローバリズムにとっての国民国家なんて邪魔で、なぜならその概念は国民の家であり国民を飢えから守る共同体でもあるからです。(「種子法」って国民を飢えから守るために戦後の反省からできた法律なのです)

社会保障とかを憲法で保障されたら国民国家を解体できなく、逆に憲法改正して均衡財政を明記した内容にすればその国民国家は解体できるわけで、それやり遂げたのが自国通貨をもたないEU加盟国で、その渦中にいるのがギリシャなのです。


【入管法改正の不必要性】

飢えが労働の動機テコとなると言ったのは経済学者のカール・メンガーらしいですが、だいたい普通人類は技術革新して人余りになるというか、日本人の労働の待機人口いれるとその喫緊なことでもないように気がします。

 

.

単に賃金不足なだけでその改善を阻止したのが、我らが安倍晋三総理大臣様でらっしゃいます。

 


【国民のことを考えると売国奴扱いされるって】

これに声を大にして反対したのが反原発の山本太郎であり、なぜかネトウヨから売国奴扱いを受けているのです。国民の国家の立場になって考えると反日らしいです。

 


【自公維新を支配している思想・立憲民主や国民民主も結果そう】

この飢えにより労働を余儀なくさせるって永遠の飛脚運送の発想でもあり、マクレガーのX理論つまりは、

人間はほっとくと働かないので動物のごとくムチ打って働かせろ

的な考えと同じく、いや違うでしょってこと。

それに対峙するのがY理論であり、心理学でもアドラーとは異なり第三勢力となるマズロー心理学があり、実は大学の研究でも自由にやらしたほうがとんでもないすごい発想とか発見とかに結びつくことがあるわけです。

99%以上が実を結ばないけど、民間が博打打てないところに投資するのが政府の役割であり、それを拒否する考えがグローバリズムであり均衡の思想であり、静的モデルであり、ちんけなセコイ小さい男の思想なのですが、これで多くの人が不幸になり殺されているから洒落にならないわけです。

大学の研究でも近視眼的になりすぐに結果を求めるような風潮になっているでしょ。これってもはや国家が凋落していることを証明しているようなものです。

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【今回のテーマの簡単なまとめと補足】

主流派の経済学、グローバリズムって飢えによる労働を必要としており、常に犠牲者・生贄(いけにえ)を必要とします。

江戸時代にトラックが高速道路を使い運送することなど予測できるわけなく、つまりは技術革新は所与の事柄(条件)とし、とりあえず「永遠の飛脚運送」としておきましょってことになります。

 

それで「入管法改正」と安い労働力という覚醒剤に手をつけてしまうわけです。不確実な将来への投資なんてやってられない、今だけのジャンキーの世界です。

 

そもそもグローバリズムの思想って国民国家を否定しているわけであり、国民国家を維持するには階級を超えた国民で共有できる認識が必要であり、それには役割分担を否定する外国人労働者の輸入や外資の介入や格差社会なんて論外なのです。

グローバリズムの真髄が血の通わない物理の法則であり、国民国家は有機的な生物学の機能にあります。それを多くの人が根本的に理解する必要があるし、まずリベラル派が認識しなければならないのです。(グローバリストを説得するとかは徒労に終わります)

人間として外国人労働者や難民を助けるのは非常によいことなのですが、それやって失敗したのが西ヨーロッパのリベラル派です。

西ヨーロッパのリベラル派もまたサヨクと同じカテゴリーにおり、上と下を最優先に考えてしまい、その次に考えるべき内と外の概念がゼロになり、その結果取り返しのつかないようなことに加担してしまったわけです。

「上と下」か「内と外」かの二者択一でなく、どちらかを最優先してもどちらか一方を捨ててはいけないのです。

 

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