分配厨サヨクからの伝言ー俺から言わしてもらうと週刊少年ジャンプなんぞ・・


【狼たちへの伝言】

昔、89年のバブル期に頃落合信彦の『狼たちへの伝言』というある種、グローバリストの中二病的バイブルを、私も19歳の時に読んで多少は影響を受けたわけですが、基本サヨクはロックと同じく上と下との関係であるからして、すぐに本棚から雑誌『ムー』よりも五島勉『1999年以後ヒトラーの予言』の本よりすばやく消えました。

落合氏は週刊少年ジャンプを読む若者をボロクソ批判してましたが、当然、私は無視して当然読んでました。丁度DBがサイヤ人襲来した内容で、いや、面白いでしょってこと。

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【内で平等になるウヨク思想】

私は社会学の出なのでどうしても社会学的見地にたち、やはり経済学とは非常に相性が悪く、どうしてもトクヴィルのごとくリベラル思考に陥りやすいわけです。

中野剛さんの『富国と強兵』を読んで確信したのですが、外的に立ち向かうために国内では協力することが必要であり、その結果庶民が徴兵に出る代わりに金持ちは最高税率を引き上げ別の負担を多くするなでして、国内で役割分担がなされ格差が是正され平等思考になる傾向にあります

ウヨクは内と外でものごとを考え、その結果内では必要性から役割分担をせざるを得なくなり平等になり、そのための累進性の高い税制になり、大企業や金持ちは高い法人税を負担するなり所得税などの最高税率が高くなったわけです。

戦後でもその流れはすぐに変わらず、それが「置換効果」となり公共事業なり労働組合なり、農協なりの共済なり、協力関係が継続し、1960年代までの西側諸国の民がその恩恵を受けたわけです。

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【所得税最高税率引き下げの悪影響その①】

戦後の平等は戦時中の体制と、アメリカの都合による西ヨーロッパに対してはマーシャルプラン、日本に対しては朝鮮戦争特需にアメリカへの輸出優遇と、いわば冷戦時代の僥倖によるものなのです。

しかしながら、アメリカがその本性をむき出しになったのは80年代からで、レーガン・サッチャー・中曽根政権により庶民の生活が次第に破壊されていき(サッチャーは急激に破壊)、直間比率やらトリクルダウン理論やら掲げて消費税導入とセットに法人税引き下げに所得税の最高税率引き下げといわば逆進課税体制となり、つまりはグローバル化が注入され格差が拡大したわけです。

これによる国家への悪影響は二つあり、一つ目の問題は一部の連中に富が集中するわけで、その富つまりは金融が悪さをしだすということだと思います。

あくまでも上のグラフは所得なので蓄積された富つまりは金融はもっと莫大になります。

悪さの典型がサブプライムローンみたいな金融商品であり、あの問題はインチキ商品が原因ということよりもむしろ、実態のないバーチャルな金融が悪さしだしたことに原因があると思われます。

それにグローバル化というカネの移動の規制をとっぱらわれ、国境を越えて移動することもあるでしょうが、最高税率を下げるとその富が一部の連中にどんどん蓄積され、有産金融階級は当然その結果リスク分散などしだし、国際社会レベルでバブルの形成と崩壊のリスクが高くなることになります。

87年のブラックマンデー、90年の日本のバブル崩壊、97年のアジア通貨危機、2008年リーマンショックなど、全てグローバル化により資本の移動を自由にしたからです。

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【逆進課税を願ったけど】

ユニセフを通じての募金活動をしたいと思われてた(今でもたぶんそう)黒柳徹子さんは80年代働いた金のほとんどが税金でもっていかれると嘆いていたが、その逆の政策をして嘆いたのは近くの存在である日本人だったわけで、なぜかグローバル化を推奨しているネトウヨに今は叩かれているそうです。

 

フラット税制など新自由主義に基づく税制の要求をして、それに見事に応えているのが安倍晋三政権であり、叩く理由がいまいちわかりません。

おそらく黒柳さんは逆進性の高い税制により蓄積した富により、途上国への援助をしたまたはしているのであり、外国・途上国の貧困層だけどある意味トリクルダウンがなされているわけです。

ネトウヨは外国に資金が流れるのを許せなく叩いてるのでしょうが、いやそれがグローバリゼーションであり安倍政権がその典型例でしょうに。


【逆新課税の悪という考え】

もともと手段であるはずの貨幣が目的となってしまうところに資本主義の欠点があるわけですが、その欠点を助長させるのが格差だといえます。

もう一つの逆進性の高い税制の悪影響その②は、格差が拡大され社会の紐帯が脆弱になり、社会はルサンチマンから敵意に変わりつまりは国内において「攻撃の置き換え」がなされ、国民意識が低下しナショナリズム(国民主義)の危機に陥ることになることです。

中間層が破壊されるとモロに「攻撃の置き換え」が顕著になっていきます。

格差が拡大すると投票率が低下するのも当然であり、安全の欲求が脅かされるとたかだ一票で自分の生活を変えるよりも、カケモチのバイトをしたほうが即収入が上昇し、投票なんて足を運んでいたら、くたくたの体で投票場で倒れるかもしれません。

” 投票に行かないやつが消費税を20%負担しろ! ”とかいう人がいるのですが、そもそも行かない人の意識状態や境遇やらまるで理解していないと思います。

もう格差が拡大すると投票率は低下し、ますます自公政権が安定政権として君臨し、それでも不満がたまると維新の会の連中が公務員叩きやら、生活保護受給者叩きなどして支持を得て、しかし彼らは究極のグローバル政党でありますます貧困化していき、つまりはこの負のスパイラルが止まらないのが、ここ20年間の日本なのです。


【嫉妬とは】

復習になりますが、

結構、” 嫉妬する ”とかは悪い意味でとらえられますが、「嫉妬」ってジンメルがいうには

「権利の要求」

であり、同胞意識の現われでありいわば正常ともいえます。

キムタクに嫉妬しないのは実は同じ男のカテゴリーで考えていなく、ある意味悲しいわけです。

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権利の要求であるのだからできるだけ、組織や集団や社会や国家がそれに答えれられるようにすればよく、いわば社会にとってはイエローゾーンの警戒レベルなのですが、こんなの完全に解消させることは難しいけど、それに応えていくのが本来の政治なのです。

自動車運転してて黄色の信号で止まれるなら止まってというような状態です。注意が必要ということです。


【抱きたくない女性タレントランキングって問題になるよね】

ネタに走りますが、できるだけキムタクだけでなく他のしょぼい男にもチャンスを与えるとかも女性側の仕事であり、これもまた政治なのです。

今でもTVでやってるのかどうか知りませんが、抱かれたくないタレントのランキングとか、ぶさいく芸人のランキングとか、変えられない身体条件をネタに笑いにするとか、そんなことしてるからイジメやイジメが跋扈して引きこもりや自殺する子供とか後をたたないのです。

抱きたくない女性タレントのランキングをワイドショーでやるとどうなるでしょうかね?

こんなの普通、考えればそんな下品でひどいことだとわかることで、今はしらないけど昔は90年代まで男性バージョンでこれやってたわけです。


【ルサンチマンに変身】

この嫉妬が解消されないと、某三橋貴明さんがよく使う「ルサンチマン」と進行しますがルサンチマンとは、

主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つこと

らしいです。

もはや権利の要求を放棄してしまい、そこには同胞意識をもたなくなろうとする区域で、これはいわばレッドゾーンといえます。
赤信号で止まれということです。

 


【敵意はその名のとおり敵に対する感情です】

最後に「敵意」ですがもうこれは同胞意識の欠片もなく、相手を攻撃し相手から身を守ることしか考えられず修復不可能に近いといえます。

旦那や子供を殺された主婦や、嫁や娘を強姦殺人されたお父さんの気持ちなんてその敵意の典型例でしょう。

沖縄で少女が米軍の男にレイプされ日米地位協定、つまりは治外法権によりその米軍男を裁けなく、怒りに燃える沖縄県人の気持ちってこれなんです。

中央政府に見捨てられた感が強いのは確かで、安倍総理に対する敵意もあって当たり前なのです。

 

信号は赤で尚且つ歩行者がいるのに、自動車がつっこむような状態です。


【国民同士を対立させる連中に注意】

嫉妬⇒ルサンチマン⇒敵意

と悪化していくわけですが、本来の政治はこれを食い止めることであり、国家なんて同じ国民同士が敵意をもっていて維持できるわけなく、こういう意味でもグローバル政権って売国政権でもあるのです。

この政権は国民同士を対立させようとするし、これも過去ログで触れたことで省略します。

 

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【金持ちだけで集まるとその共通認識が高まる】

同胞意識を保つために官民格差是正とかいろいろ私が発言していて、まぁ、これが保守派連中にさんざん私が叩かれた所以であり、よく分配厨と罵声を浴びせられたものです。(逆にサヨクから国防とかインフラ整備の必要をいうと無駄な税金を使うウヨクだと同じように叩かれてきました。彼らにとってのゼネコンやら川崎重工とか上の存在なので敵なのです)

私はタレントが最近ネトウヨになり安倍晋三総理様と会食したりべったりになり、貧困層に冷たい発言をするのは、最高税率引き下げにより以前よりも額面のギャラは下がるもしくはデフレで上がらなくても、手元に残る富は増加の一途になりその結果、底辺の労働者と異なり暇で心に余裕有り余ったからだと思ってます。

そこで本来10代20代で経験しておくべきネトウヨ的な中二病を遅れておたふくのごとく患い、同じ日本人でも同胞という意識が希薄になったこともまた原因の一つでしょう。

デフレでお金の価値は上昇し富が蓄積されると、

” なんでがんばったらカネなんて簡単に入るのに、あいつらは怠惰なだけだ! ”

みたいな感覚になるのではないでしょうか。

「俺の家は昔、貧しかったけど努力して成功した!」みたいな感じで。


【同胞意識のもちかた】

>一国の人民の中で地位がほぼ平等であるとき、誰もがほぼ同じような考え方、感じ方をするから、誰にとっても他のすべての人の感覚を瞬時に判断することができる。

>同胞が自分と平等な地位にあるときに対して人間性に満ちた対応をする人間が、ひとたび平等が消えると、同胞の苦痛に無感覚になる

(『アメリカのデモクラシー』2巻(下)トクヴィル 松本礼二訳 岩波文庫)

 

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【ナショナリズムの喪失】

同胞を国民に置き換えてみます。

国民が自分と平等な地位にあるときに対して人間性に満ちた対応をする人間が、ひとたび平等が消えると、国民の苦痛に無感覚になる

.

もう何百年前から言われていたことなので、この現象は不思議でも何でもありません。


【震災や戦争などの不幸事により社会の紐帯が強くなるというパラドックス】

じゃあどうすればいいのかとなりますが、戦争という総力戦による非常事態により階級間を越えた役割分担により構築されたシステムを一旦破壊されてそれを今さら平常時に回復することなど不可能に近く、まぁそんなこと考えるだけ徒花で終わり疲れるだけです。

総力戦レベルの非常事態が必要となり、まぁ言いたくないし想像もしたくないけど、南海トラフとか首都直下型地震で国民意識が変わるかどうかってことなんでしょう。


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