佐藤健志の『平和主義は貧困への道』と浜田省吾の『FATHER’S SON』ーもうひとつのBLOOD LINE


【終戦記念日はレイプされた敗戦屈辱日】

なんかツーリング中に浜田省吾の『BLOOD LINE(フェンスの向こうの星条旗』)という曲をふと思いだしました。

⇒歌詞全般『BLOOD LINE(フェンスの向こうの星条旗』)https://www.uta-net.com/movie/4064/

FATHER’S SON

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浜田省吾
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【団塊jr世代のロックンローラーもまたサヨク】

浜省は広島の呉出身ででやはりモロにサヨク思想であり、ホシュ派からするとただの反日認定のロックンローラーです。

しかしながら、団塊世代の知性の高い人の特徴は反米感情を基底としてもっており、過去ログで述べましたが団塊jr世代の私は、17歳の頃鬼畜米英へのリベンジという日本史の先生の右翼教育というか洗脳を受けました。

当時の私どもと団塊世代と共通するのは、ビンの蓋となる米軍基地やら日米地位協定やら年次改革要望書やら規制改革会議やらをこの日本から一掃してしまい、自国で国防力を保持し同盟を結び状況に応じて解消したりする自主独立精神なのです。(自国の同盟とかは浜省は拒否するかもしれませんが)

80年代のロックンロールの共通点は上への挑戦リベンジであり、尾崎豊・浜田省吾・ハウンドドッグ・THE MODS・吉川晃司らの錚々たるメンバーを見ればだいたいそうです。


【ここで佐藤健志さんの本が登場】

浜省の『BLOOD LINE』の歌の内容なんですけど、一見

戦争に負けた日本の女性が米軍なりにレイプされ、その混血児として生まれた人物の歌のような印象を抱くわけですが、それも確かにあると思うのですが、それだけじゃないんですよね。

とにかく不在のFatherを探してるのです。

それが日本人のKids(子供たち)であったり、There(女性)であったり、I(歌い手本人)だったり、みんなFatherを喪失しているわけですが失踪しまくりです。

これで思い浮かべられるのがこの本です。

平和主義は貧困への道 または対米従属の爽快な末路
佐藤 健志
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【日本人のもうひとつのBlood Line】

『BLOOD LINE』って血統の意味なんですけど、もうひとつのBLood Lineって何だよとなるわけですが、バックシートでねじれるだけとか米軍の男連中に股広げるしかなくなり、その結果生まれた混血児という意味で、昔私はとらえていました。

だけど、この浜省の『FATHER’S SON』ってファンクラブの記事に書いてあったのですが、丁度浜省の実の父親が亡くなりそれもあってこのアルバムを作成したわけですが、浜省個人的なことだけでなくサヨク的な社会批判とかの内容の歌も入れてきたわけです。

一番の歌詞で父親を探していたのがKids(子供たち)であり、
二番の歌詞で父親を探しているのがThere(彼女たち)であり

で最後が、

I(私)であり、
I(私)は過去から現在にかけてずっと探しつづけているわけですが(現在進行形を使ってます)そのI(私)を浜田省吾と本人と思われ、だとすると実の父親を探し続けているというのはツジツマが合わなくなり、やはり抽象的な意味の父親を探しつづけていることになります。


【米国隷従以外の父性を見つけた、しかし】

結局、I(私)は帰るところもなければ、たどり着くところもないわけで、それでもそのFatherを見つけるわけですけど、戸惑うわけです。
それが戦後アメリカを父親とするFatherにしても、戦前日本を父親とするFatherにしてもいずれにせよです。

このFatherが抽象的な意味で父性をさすなら、

patriotism の「愛国心」

ともとれます。

ちなみに佐藤さんの本で、

patriotisimはギリシャ語のpatris「父祖の地」であり父親を共有していることを示しており、浜省は日本人の精神で喪失したFather(父祖の地の父性という意味の愛国心)を認識してしまったともとらえらます。


【戦前の父親との再婚も嫌だし、戦後の現地妻ともなりたくない】

そりゃぁ、もはやパトリオティズムが失われており、それを見つけたところでサヨクの浜省にとっては戸惑うのも当然のことでしょう。

戦前の愛国心を復活させるわけにもいかないし、かといって戦後保守の米国隷従の現地妻となることも許されない。

それで幻想(まぼろし)を背負ってしまった成功したロックンローラーの浜田省吾なんでしょう。(1988年3月に発売され、円高不況からバブル経済へ以降した時期の曲です。)

認めたくないものだな。
失われた故の父性の土地・領土としての「愛国心」てところでしょう。

 


【現地妻かシングルマザーか】

ちなみにナショナリズムのnationは国民を表しますが、nationはラテン語のnatalisで意味は「出産・出生」を意味し、

nationは女性名詞の「母」であり、母の共有を意味することになります。

左は父親不在のキャリアウーマンのシングルマザーであり、右は父親不在の現地妻の愛人ということになるわけです。

公式の佐藤さんのツイッターで現地妻のその姿がお目にかかれます。

 


P・S

あと、RISING SUN という曲も戦後の日本のあり方を批判しており、WHAT’S THE MATTER, BABY?という曲もビジネスマンの男が主人公で87年のブラックマンデーのことを少し触れており、世情を表した大変興味深いアルバムです。

ちなみに、浜省は

サバンナ高橋の犬井ヒロシのモデルとなると思われるジャケットの姿の『DOWN BY THE MAINSTREET』

Down by the Mainstreet

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『J.BOY』

J.BOY

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この二つのアルバムに『FATHER’S SON』を加えて三部作として扱い、アルバムの最後を締めくくったわけですが、夏目漱石の『門』のごとく思われます。


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