社会学(スペンサーやサムナーや数理社会学は除く)と主流派の経済学の違い・後編ーれいわ新選組という名の意味


(前回からつづく)

 

>一方で、社会を人の集団心理がつくるものと見なし、政治を集団心理の操作としてとらえようとする考え方もある。マックス・ウェーバーの社会学などはそちらに近い。マックス・ウェーバーの言っていることは大変正しい。しかしながら運命論的なその視点をすべて受け入れてしまうと、何も変えられない。

>私は物理学も取り入れて、真実を謙虚に見つめ、考えることができれば、社会も政治も変えていけると思っている。例えば、軍隊や警察を国民国家が正当に持つことのできる「暴力装置」と呼んだが、わたしは今の暴力装置は「世論」と「市場」だと思っている。民主主義の生まれた国ギリシャを見ているとわかるが、あの国を滅ぼしているのは(そしてやがて日本を滅ぼすであろうものは)啓発されていない多数が決める衆愚政治であり、それを制裁するのが「市場」となっている。この2つが国家を破壊しているのである。


【介護の講習でも習うホメオスタシス(恒常性)】

はい、「維新の会」の全身となる元「平成維新の会」の大前健一先生の考えは物理学であり、それはアルゲラ・メルケルやマーガレット・サッチャーも同様であり、つまりはプールやエネルギー保存の法則のように一定の量を保つ稀少というつまりは、「均衡」という発想なのです。

それに対して社会学や生物学や動物学は異なり、機能という発想が中心となります。

機能の典型例としてホメオスタシス(恒常性)というものがありますが、これはチリの生物学者のキャノンが唱えたもので、富永健一先生の例えなら石の温度に対しての生物が体温を保つ機能をさします。

生物は体温が上昇すれば発汗して体温を調整するし、逆に体温が下がると寒さに対抗するために脂肪を燃焼して体温を上昇させ、つまり機能させるわけです。

高齢者になると熱中症になって亡くなりやすいのはるのは、ホメオスタシスの機能不全によるものなのです。歳を重ねると外気との体感温度に鈍感になるし、発汗して体温を調整できなくなるからです。


【機能と役割】

国家・社会も同じく有機体である人間により構成されており、地方が衰退すると地方交付金・地方交付税・国庫支出金と中央政府が支出をして機能を果たしたり、高速道路や新幹線やリニアなどのインフラネットワークを整備したり、南海トラフと首都直下型地震が同時に起こっても日本海側から助けられるようにして、ようやく国家という有機体の存続が維持されるわけです。

まぁ、できなきゃロシアや中国が援助という形で米軍に代わりそのまま駐留することもありえますというか、私が他国のリーダーで野望があるならそうします。

ビスマルクがドイツを統一させるために社会福祉を充実させたのも、トクヴィルのいう同じ人間と思えるために格差を是正して国民意識を高めるため、バラバラのラント・地域を一つにまとめるためであり、これは中野剛さんの本にもあるオットー・ヒンツェの「第二逆イメージ」もまた同様であり、外的に対抗するために階級を超え国民意識が形成されて格差が是正され、これは福沢諭吉の「国家は一つの家であり国民は家族」であるという、共同体の色がつよいのもまた同様の現象です。

だから、社会学には階級という垣根を越えた役割分担という発想があり、農家の人が作物をつくり、それをドライバーが運び、市場(いちば)にもっていかれ、八百屋に渡り商店街を通して私たちが購入する。

昔、よく学校給食でも家庭でも野菜などの食べ物を残すとどこの親もたいてい、

“ 農家の人に申し訳がたたない! ”

と叱られたのも、まだグローバリゼーションに精神が侵食されていなく、階級間の壁を越えた国民としての役割分担の意識が残っていたからなのです。


【人間ならわかるはず】

まず、貨幣についてどうのこうの議論する以前に日本人には無意識レベルでまだ残っているはずで、一番大切なのは三橋さんの以下の図でいう②であり、こんなの説明するまでもなく誰もが人間なら感覚的にもっているはずです。

(三橋貴明ブログ『新世紀のビックブラザーへ』より)


【社会の定義】

社会学でいう社会の定義とは

「人間の相互関係が継続し慣習化し、それが地位や役割となりその集団」

であり、やはり役割分担の意識が高いと国家は強靱となるし、逆に「今だけカネだけ自分だけ」と3だけ人間のグローバリストの発想になると崩壊するわけです。

そこで同じ言語を使い同じような生活をするから同じ人間だと思え、逆に格差が拡大すると同じ人間だと思えなくなると述べたのが、前述したトクヴィルです。

 

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【グローバル化と民主主義は両立しない】

さて、大前はこうも述べています。

>私は物理学も取り入れて、真実を謙虚に見つめ、考えることができれば、社会も政治も変えていけると思っている。例えば、軍隊や警察を国民国家が正当に持つことのできる「暴力装置」と呼んだが、わたしは今の暴力装置は「世論」と「市場」だと思っている。民主主義の生まれた国ギリシャを見ているとわかるが、あの国を滅ぼしているのは(そしてやがて日本を滅ぼすであろうものは)啓発されていない多数が決める衆愚政治であり、それを制裁するのが「市場」となっている。この2つが国家を破壊しているのである。

グローバリストはエリート思考で民主主義が大嫌いであり、トルコの経済学者のダニ・ロドリックの

「民主主義」と「国家主権」と「グローバル化」は鼎立していてトリレンマの関係にあり、

どれか一つを諦めなくてはならず(グローバル化はだいたい二つです)、大前のいう「市場」の制裁つまりは、

TPP・農協改革・経済特区・IR・種子法廃止・水道民営化・入管法改正・働かせ改革

などはなんたら会議とかのグローバリストの結果事項であり、つまりは「市場」の制裁により民主主義を諦めさせた結果にすぎません。


【エリートは民主主義が嫌いなもの】

エリートはだいたい民主主義が大嫌いであり、庶民なんかに政治を任せたら甘えて社会保障とか要求して世の中がむちゃくちゃになるから、自分らが庶民に代わり牽引してやろうと思うわけです。

『グループ1984』のエリートの連中なんてその典型例です。

そのメンバーの一人は佐藤誠三郎は佐藤健志さんの父親であり、とうことは佐藤誠三郎のFather’ Sonということになり、またこのBlood Lineが因果なものなのです。

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【なぜ、グローバル政党は圧制を強いるのか】

当然、グローバル化と国家主権を両立させたいなら、明るい北朝鮮と言われているシンガポールのように、政権批判すれば逮捕されるような国にならざるを得なくなります。

大前健一の本の影響を受けた橋下徹が「平成維新」の維新の名を借りて「維新の会」を結成し、それをそのままひきついだまま「維新の会」が「市場」の制裁により大阪都構想とかIRとか水道民営化とかやりまくるのです。

ツイッターのリツィートに対して公人でありながら民に脅しをいれるようなことをちらつけせたり、つまりは言論の自由を奪い民主主義を否定しようとしているのも全て理にかなっているわけです。(橋下徹や小池百合子の1院制の発想もそうで、韓国は軍事政権で2院制から1院制になってしまい今もそのままです)

wikipedeia⇒平成維新の会


【自公維新が国民を家畜化するのなんて当たり前】

そこで国民側の立場に立ったのが反原発で保守派と対立していた(ブログランキング上位を占めているホシュ派とは違います)山本太郎の、反緊縮キュ~というわけです。

 

もうここまで説明すればおわかりでしょう。

(大前健一)
平成維新の会(名と思想を継承⇒維新の会) = グローバリゼーション(「市場」の制裁で民主主義による規制を解除)・財政健全化・州ごと差異のある消費税・財政破綻論・トリクルダウン理論

(山本太郎)
れいわ新選組 = 国民主義(ナショナリズムともいえます。国民の立場になった政策)・反緊縮・消費税廃止・現代貨幣論(MMT理論)・格差是正

保守派と原発問題と意見が食い違うのは、エネルギー安全保障からくる国民側の立場と、原発事故や使用済み核燃料の処理や人体の影響等などの観点からくる国民側の立場の相違であり、いずれにせよ両陣営にとって原発を国営にするとか折衷案により歩み寄ることは可能だと思います。(安倍政権や維新は国民のほとんどを家畜化推奨してるから話になりません)


【まだ今ほど格差なく世界最高峰の母国語での教育を受けられた世代の役割】

” 諦めたフリをして準備を進めてたなんて
さすが私の育てた子供たち ”

と『約ネバ』のママに言わせたみたいに、あの世にいる先人たちに言わせたいところですが、いや、悲劇の京アニ事件みたいなことはしてはいけなく、グローバリズムにより炎上した政治をむしろ消火しなくてはならないのです。


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ちなみに私の高校時代の右翼の日本史の教師は反薩長であり「会津藩押し」であり、常に
「薩長の欲の皮のつっぱった連中が!」と言い、「鬼畜米英」とセットのスローガンをかかげており、「白虎隊」のドラマのビデオを見せられたり、もちろん「新撰組」の人気が生徒の間では高かったわけです。
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私もまた同様であり、2回福島県に旅行なりで行ったことがあり「福島押し」なのも、当時の洗脳教育の中二病の熱が残っているからなのです。(しかし私は薩摩のBLOOD LINEを半分引き継いでいます)
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「れいわ新選組」VS「平成維新の会」(維新の会)
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反グローバル化・反緊縮・反竹中平蔵
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という思想に加えネーミングセンスも抜群で、かつてブルーオーシャンの部分を皮肉にも、反原発の山本太郎が埋めたわけで、3.11の頃にこれを予想できた人ってほとんどいなかったと思います。
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