共犯者の心理と共有ネットワークー女性の社会進出の影響


【反省の必要性】

次のリーマンショック級の経済危機が訪れると、おそらく貨幣や国の財政に対しての考えかたを改める機会が訪れ、世論は大きく変わる可能性があります。

その時、終戦直後知識人の態度が急変したように、世論もそれに追従するのでしょうけど、どこで間違ったのかきちんと検討したほうがいいのは確かです。


【レジームチェンジなしでは】

中野剛志さんはセンメルヴェイス反射という怖い話をしたそうですが、これと少し似た真理で「共犯者の心理」みたいなものがあり、それに利己主義は跋扈しても個人主義が定着しない「空気」を規範とする日本人特有の病でもあるのかなと思います。

大東亜戦争でも結局多くの国民が何で戦争したのか自覚もしてなければ反省もしていなく、これらの国民共有レベルで頭の中の整理がなされず、宙ぶらりんになり過去ログで少し触れた大江健三郎や三島由紀夫みたいな人物が、堅苦しくもあり異端で狂人であるとか、そう一般庶民にはとらえられるのだと思います。

彼らが何を訴えていたのかとか、そこが一番大事なところなのだと思います。

今の知識人が小泉政権を否定する必要がないのは、今まさに安倍政権がグローバル化政策をとっているからに他なりません。


【女性のネットワーク網】

この「共犯者の心理」って相当深刻で俗物的なわかりやすい例で説明すると、グループ内に真壁という男性と蘭世という女性がいて恋愛関係に陥るとします。『ときめきテゥナイト』の二人の名前と同じにしました。

男って大抵あまり恋愛話とかしないわけで、そんなの他人に干渉されるのがうっとおしく、それとは逆に女性は大体恋バナ大好きなで、そうなるとグループ内で自分らの恋の進行とかどうだとかそんなうちわけ話ばかりする傾向にあります。

しかしながら、この2人の間で恋愛のこじれがあると、男性には圧倒的に不利な立場となります。それもそのはず男たるもの恋バナなんてしないから、男友達の間で何があったのかわからず自分の支持者がいないわけですから、一方女性側の意見はその女性の間で共有され支持されてしまいます。

もうその近所の井戸端会議のごとくネットワークができてしまっているのですから。女性は常に会議をしまくっているのです。

 


【うっかり叩いてしまったとかよくあること】

例えば仮に男が浮気をしてなくても、女性の蘭世が「真壁は浮気をした」という嘘をでっち上げるとすると、それが井戸端会議で議題にあがり数の暴政により、即採用されてしまいます。

感情任せで事実の検証とか普通しませんから。そのまま男は多数の女性からボロクソ叩かれてその時で終わればいいでのですが、ネチネチ嫌がらせとか続くこともあるわけです。

しかしながら、後でこの女性側の意見が嘘だと判明した時にどうなるでしょうか?
次にこの女性が嘘をついたとなり、今度はその女性が叩かれるのでしょうか?

そうとも限らないのです。

なぜならば、男が浮気をしたというデマを信じてからといって、そのデマを信じて叩いてしまった事実にかわりはないのですから、だいたい中立を保つ場合が多くなかったことのするのです。

「まぁ、真壁も結構、いろんな女性と話したり出かけたりしたりとかして、誤解されるようなこともあるし仕方ないよね。」

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おい、おい・・・。

という具合になぜか嘘をついた女性を擁護して、自分が不当にも叩いてしまった事実をも緩和させることがよくあります。

これが、「共犯者の心理」の典型例で、レオン・フェスティンガーの認知性不協和と似たところがあります。(こんなの適当に私がつけました。実際、社会心理学でもそういうのあるでしょうけど)


【空気を読まない故の間隙をつく台詞】

天皇陛下の玉音放送の時の日本人の虚無感って、おそらく何が何やらわからないうちに戦争に突入し、ABCD包囲陣にハルノートを突きつけられて自衛のための戦争として戦い、そのうち一億玉砕精神となり沖縄を捨石にしてしまい、何が何やらわからないまま敗戦してしまった、こんな感じだったのではないでしょうか。

気がつけば空襲を受けて周囲の人が亡くなり、気がつけば終わってしまったのです。

アニメ・ドラマ『この世界の片隅に』のすずさんの

>そんな、そんな覚悟の上じゃないんかね? そうじゃろ? 最後のひとりまで戦うんじゃなかったんかね? そうじゃろ? そう言うとったじゃろ? 違うんか? 戦えるじゃろ、まだ。今じゃってここにこんだけおるのに! こんなに生きとるのに! まだ左手も両足も残っとるのに、戦えるじゃろ、まだ。そうじゃろ? だって、だって・・

の台詞はわりと「空気」を読まないすずさん故に間隙をついた言葉であり、皆ズキンと心に突き刺ささったのではないでしょうか。


【あの戦争は何だったのかを反省しないまま疾走】

彼女は、自分のとっている行動の前提となる動機とか大儀とか、そこらをすっかり捨て去ることができない、ある意味三島や太宰治とかにもあるような、絵も上手だしアーティスト特有の感性があるキャラとして設定されたのかもしれません。

しかし、周知のごとく戦後日本人の頭の中は整理されず、いつかアメリカにリベンジを果たすという気概のある連中らは時代とともにいなくなり、経済面のでのリベンジの「追いつけ追い越せ」のスローガンを掲げたのまではいいけど、あくまでも米国追従のままでのスローガンだったのです。

それもそのはず、開戦から終戦にいたるまでの国民共有の心の整理がまったくできていないわけで、そこを追求していくと黒船の時まで時を遡るとか途方もない思考の整理の作業がまっており、しかしながら検討しないから20年もデフレを放置する国家となり凋落していったわけです。

この秋消費増税もあるし老後2000万円必要なため国民の財布の紐もきつくなり、永続化したデフレよる貧国弱兵の日本はそのうち中国に飲み込まれることでしょう。まさにこれは、右の売国の所業です。

 

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【リベンジ果たすはずがポチになってしまった】

で、日本国民は玉音放送の空白の時間とその後戦争を煽った共犯者としての事実はあるのですが、イタリアのように東条英機と対立した新政権を打ち出し、アメリカと講和するとかそういうことをしてこなかったため、東京裁判みたいなリンチによって敵国に落とし前をつけられるようになり、自分らで自分らのやらかしたことを整理できないままとなり、米国を宗主国として朝貢国の日本が今もあるわけです。

占領国にA戦犯とか一方的に裁かれ、戦後生まれならいざしらず戦前で成人化していたのなら、敗戦の共犯者としてその罪悪を感じ、しかしながらそれを緩和して精神を正常に保とうとするのは、ある意味普通のことだと思います。これ追求すると精神的におかしくなるから。

そうして、戦前否定の左と戦前肯定だけどポチのふりしていつかリベンジを果たす右という構図が東西冷戦構図とがっちりはまり込み、それが永続していくうちに完全にアメリカのポチとなってしまい、その流れを受け継いだのが戦後生まれの昭和末期に思春期を送った私たち団塊jr世代だったと思います。

今だにあの戦争が何だったのかを整理できていないのですから、ましてや小泉政権時の失敗についてなんて、グローバル化まっしぐらの現在で検討することは不可能に近いことだと思います。

右と左のオピニオンリーダーに戦前生まれの一般庶民が「戦争の共犯者」としての意識をかかえたまま、まさに「真壁の浮気」の嘘を支持した女連中のごとく、「仕方ないよね」となかったことにしてしまい、戦争を知らない団塊世代に継承され形を変えて、それがまた団塊jr世代に継承され、今の世論を形成し国民に共有されているのだと思います。


【女性の国会議員の少なさの弊害】

漫画『はだしのゲン』と異なり『この世界の片隅に』の主役のすずさんは女性で、この女性のキャラが日本人のこの放置した問題とかかわっていることに大変興味深いところがあります。

で、なぜわざわざこの女性のネットワークの例を出したのかとなりますが、女性って男と異なり身近な環境をとにかく自分らで整えつくり上げようとする傾向にあり、ここが今後日本が再生する鍵になるかもしれないからなのです。

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アメリカでアレキサンダー・オカシオ・コルシスという若い女性の議員がMMT理論を掲げて論争をして話題になっているそうですが、それもそのはず男性とは異なり女性は外に出て問題解決しようとせず、まず身近な国内の環境を整備しようとするからだと思います。

保育園が廃止されて署名を集めてそれを市に提出して阻止しようと身近な環境を整えようとするのも女性ですし、あくまでも経験則ですけど男って自力でどうとか、男を磨くととかどうとかばかりして、あまり環境を整えることなんて無頓着になります。自分磨きと男を磨くとかなんか似ているところがあります。

日本の政治が停滞しているのは一つには女性議員の不足が大きく、そうなると政治家は自分らの身近な環境をよくするとか無頓着になってしまいます。麻生太郎氏のカップヌードルの値段を知らないのも、身近な環境に無頓着だからなのでしょう。

三橋TVに出演していた国民民主党の玉木さんも男ゆえに、どれだけ消費税が生活を破壊するか私生活として実感できないから、状況に応じて消費税増税とか発言してしまい、買い物いってやりくりして家事もろくにしない男の典型例だと思います。

人蹴落として自分がそのパイを獲得すればいいくらいにしか、60年代後半70年代前半生まれの昭和男はそういうことを特に考える傾向にあると思います。

だから、男と女は本質的に違うのです。

この戦後の「共犯者の心理」にもとづき迷路に迷い込み、平成30年間のグローバリゼーションにより凋落した日本を変えるテコとなるのは、本質的に違う女性の力が必要なのは確かだと思います。

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【ミッドウェーの失敗に後悔する男の心理】

「ミッドウェー開戦で南雲長官の支持に従わなければ日本はあの戦争に勝利していた」とかふと妄想に浸るのは、「あと江田島が10人いたらアメリカは戦争に負けていたかもしれない」の伝説に等しく、残念ながらこれからは男塾魂は必要とされていないのかもしれません。(個人的には民明書房刊中二病全快の男塾魂は不滅と思ってます)

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P・S

別に女性の社会進出が進んでも、きちんと過去を反省して二度とあんな惨めな思いをしたくないとか、二度と負ける戦い・パワーバランスを崩す拡張する戦いはしないとか、そうならないと思います。

そもそも軍隊をもつことが間違いであり、平和憲法をもとに戦争反対とかそっちがやたらと強調される可能性もあります。フェミニズムと憲法9条は相性いいようですから。


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