天皇制をオカルチックに支持してみるー見えざる手の正体


【なぜ反グローバリズムなのか】

このブログのコンセプトは「ろくでなし」による「人でなし」の反グローリズム奮闘記なのですが、反グローバリズムって反竹中平蔵と同じく、わかりやすいのです。

文化とか風習とか互いに破壊しないで、国内外で対立しないで皆が豊かになろうとか幸せになろうと言うと、抽象的かつ理想主義すぎてできっこないととらえらえるんです。


【起源は一つとかそんなのわかっていない】

グローバリズムという無規制の弱肉強食の自己責任の自然淘汰の思想と、ダーウィン進化論ってむちゃくちゃ直結していて、むしろダーウィンの進化論が真理となってしまうと、アダム・スミスのinvisible handが「神の見えざる手」と勝手に大山倍達のごとくゴットハンドになってしまったように、「自然淘汰で弱者が貧困のままでいるのは自然の法則だから仕方ない」となってしまうのです。

そもそもダーウィンの『種の起源』が科学的論理的に信憑性があるのならまだしも、こんなのかなりのデタラメで、信憑性がある箇所は生物は進化するということぐらいで、もともと起源は一つであるがそれが環境に適応できるように枝分かれしてとか、これに関しては明らかに間違いと言っていいほど正当性がないのです。


【ダーウィンだけが進化論ではない】

ダーウィン進化論を反対すると創造論を支持しているとおもわれがちなのですが、過去ログで何度か言及したように、二択ではないわけです。


【神とか自然とかいう言葉の影響】

ダーウィン自身のアイデアは1839年ぐらいにあり、『種の起源』は1859年に出版されるわけですが、ダーウィンはライエルの『地理学原理』にもとづきガラパゴス島へいき、帰国してその後マルサスの『人口論』の影響を受け、

「自然淘汰」「適者適存」

といった社会学者のハーバードスペンサーの思想にいたるわけです。
同じ社会学者のウィリアム・サムナーの思想は社会ダーウィン主義ですが、弱肉強食・適者適存・自然淘汰・自己責任といったグローバリズムに非常に近く、やはりダーウィンの進化論がアダム・スミスの「神の見えざる手」のごとく、神の存在を否定しているが「自然の摂理」となってしまい、倫理面が消え去っており非常に厄介なのです。


【竹中平蔵の見えない手でも見えてる手でもいい】

神の存在を全面的に肯定していないスミスが神という権威を口にして利用するわけなく、これは非常に悪質だと言えます。

こんなのだったら「竹中平蔵の見えざる手」でもよく、てか何とか会議とか直接政治関与しててモロ見えだし、ただの「竹中平蔵の見えてる手」でそのまんま、故郷への高速道路や新幹線の誘致は賛成するが、グローバリズムを推奨する自家撞着の元知事の東国原的になってしまうのです。

九州の血を半分受け継いでいる私の住んでみたいランキング1位は宮崎ですが、宮崎を陸の孤島にしたくないなら、普通は反グローバリズムでしょってことです。


【オラウータンの頭蓋骨が根拠とされていた】

そもそも最初はダーウィンのブルドックと言われた動物学者のトーマス・ハクスレーらの科学サイドと宗教側のサミュエル・ウィルバーフォースと、皆の想像どおりの2つの対立構造だったわけですけど、1912年『ニューヨーク・タイムズ』でサセックス州で見つかった頭がい骨に人間とサルの特徴があると認められ、創造論は一度撃破されダーウィン進化論の勝利のごとく見えました。

しかし、1953年にその頭がい骨がオラウータンのものと判明され、これは「ビルトダウン事件」と言われているのですが、アメリカのアンカーソー、テネシー、ルジジアナなど進化論を否定する州があらわれるのでした。

その一方でインテリジェント・デザイン(ID理論)が徐々に力をつけだしていたのです。

インテリジェント・デザイン‐ID理論―ダーウィンの進化論は完全に間違っていた!!聖書原理主義の創造論でもない「第三の生命観」、ついに日本上陸!! (MU SUPER MYSTERY BOOKS)

【ダーウィン進化論の反証可能性】

インテリジェント・デザイン(ID理論)の出発点はかなり古く、この言葉を使ったのはオックスフォード大学のF・Cシラーの1897年の論文『ダーウィン主義とデザインの議論』からであり、次のような文章から読み取れます。

>進化の過程が知的なデザインによって導かれているかもしれない仮定を外して考えることはできない。

科学的哲学者カール・ポパーのいう、科学は常に反証可能であり仮説止まりであるという概念を肯定するものだと思います。

科学的発見の論理 上

科学的発見の論理 上

posted with amazlet at 19.06.14
カール・ライムント・ポパー
恒星社厚生閣
売り上げランキング: 306,236

【ダーウィン進化論の反証可能性を表にだすID理論派】

『By Design』という本を書いた科学ジャーナリストのラリー・ウィッハムによると、現在のID理論の直接的なルーツは1950~1960年代の生物学界で生まれた意識のパラダイムシフトにあり、それが引き金となって1970年代に基本的な枠組みができたそうです。

全てブログに記述すると尺が長くなるので割愛しますが、ダーウィンの『種の起源』と同じくらい衝撃だったのが、アイオワ州立大学の物理化学博士チャールズ・サクソンを筆頭そする3人の科学者が執筆した『The Mystery of Life’s Origin』本で、以下の文章があるのので紹介します。

>物質とエネルギーはそれぞれが相互に干渉しあってさまざまな作用が起こるが、自然界にはマイケル・ポランニーがいう『多種の情報を媒体とした知的介入』なしには起きなかったこともある。

実はほとんどのID理論派の科学者たちは、何によって自然がつくられたかについては語らず、

>生物が進化論だけで説明されるメカニズムで進化しているとは考えにくく、何らかの知的意図の介在があった可能性がある

ことを示しているにすぎません。

神とか宇宙人とかいっさい言及していませんし、進化そのものを否定もしていません。むしろ肯定しています。ずるいかもしれませんが。


【実は推論にすぎない進化論】

実はダーウィンの進化論が跋扈しだしたのは社会の要望によるところが大きく、前述したとおりにハーバードスペンサーの「適者適存」がいい例であり、弱者が淘汰されることは自然の摂理であるからで、なんか当時のイギリスの社会状況・強者側の世論育成に相性がよかったからです。

進化論を肯定する科学による測定法って、化石からは炭素測定法でしか年代を特定できず、それだと同位体の崩壊状態を調べたところで2万6000年程度が限界であり、アウストラロピテクスとか400万年前とか主張しているのは、その周囲の土をカリウム・アルゴン測定法で計測しているだけで、これだと土砂くずれなどでたまたま縄文人の周囲の土を測定した場合、縄文人が1億年前にいたことになるケースも当然あるわけです。

進化論は科学でもなんでもなく推論に過ぎなかったわけです。だいたい創造論者はこのレトリックで現在も攻めているようです。


【ダーウィンと対峙したマッキンダーの思想】

ダーウィン進化論の特徴は元々全ては無機質であり、そこからなんらかの形で有機質なものが発生し、それがさらに枝分かれしたということを基調として、その環境に適応できなかった種は淘汰される。そうした理論なのです。

ここがダーウィン進化論の要諦となるところで、マルサスの人口論と共通しているところなのです。ラマルク進化論のように「目的にむかって進化する」思想とは違うわけです。

昭和の「追いつけ追い越せ」とか「いつかはクラウン」とか同胞日本人共通のそういう目標はないのです。環境に適応できる優秀な強い者が自然の摂理により生き残るのです。

これが主流派経済学と非常に相性がよく、それもそのはずダーウィンはマルサスの『人口論』の影響を強く受けたからなのです。

今私が読んでいる本の中野剛志さんの『富国と強兵』にも、わざわざダーウィン進化論をあげてそれに対峙した思想として、地理学者のアルフォード・マッキンダーの思想をあげておりますが、以下の文章です。

>今日の我々は、激しい試行の結果として、人類の勝利は、そのような単なる運命論を乗り越えるところにあることを認識するに至っている。(マッキンダー)

>人類は、地理的な環境に拘束されているという現実は受け入れなければならないが、かといってその拘束は不変のものではなく、人類の手によってかえることができないわけではない。(中野剛志)

>マッキンダーは地理学(地政学)が解明すべきなのは、、単なる物理的・自然的な「環境」それ自体でなく、人間と環境の相互作用なのである。(中野剛志)


【猿の子孫の天皇】

で、本題に入ります。

社会学者らしい古市憲寿氏が天皇制を支持する理由が神話にあるとするのはオカシイというような主張した動画を見たことがあるのですが、この神話がなんらかの比喩により伝えられたのなら、単なる神話でなくなりそれなりに正当性をもつようになるのではないかと思います。

「日本教」で有名な山本七平氏が大東亜戦争でフィリピンで捕虜になった時に米兵に「進化論を知っているのか?」と聞かれて、山本はバカにされたと思い「それくらい知ってるわ!」て具合に言い返したときに、米兵はびっくりして

「お前は現人神の天皇を猿の子孫だと信じているのか!」

と言われた、はっと自分の矛盾に気づいたようです。

イギリスでは国王の正当性を誇示するために、まじめに『聖書』にもとづきアダムの直系の子孫だと議論をかわしていたわけで、それを根拠に国王の正当性は支持されていたのです。

アメリカで既存の進化論が否定されているのは、プチキリスト教信者が少ないまさに敬虔なクリスチャンが多いからだと思います。


【遺伝子的に劣る人間はカースト最下層は国家の敵ーダーウィンの従兄弟】

ずいぶん前に読んだID理論の本なんですけどこれが結構真面目な内容で、このダーウィン進化論がもとに「劣る遺伝子を宿す人間は存在価値がない」という優性学に発展したり、ダーウィンの従兄弟の数学者フランシス・ガルトンは、

「カースト制度により遺伝子的に劣る人間の階級が傲慢だと思わない。道徳・知性・体格が劣る人々が国家の敵!」

と、主張がブレてないところまで記述されているのです。それくらいダーウィン進化論が社会に与えた影響は大きいのです。

なんか生活保護受給者や、旦那と相性があわなくて離婚したシングルマザーなど社会保障を多少多く受け取っている人を叩く今の風潮と結構似ているようなわけですけど、もとを辿ればダーウィンの進化論にもとづく「環境に適応できない種(人間)は淘汰されるのが自然の摂理」とされていて、そんな「彼ら」を守ることは自然の摂理に反するとしているからなのではないでしょうか。

「我々」は労働しているのに!” という感じで、これはルサンチマンと違い逆でなんと言うのでしょうかね。

ダーウィンの進化論が間違ってたらとなるのですが、そもそもダーウィンの進化論には無理があり、竜巻によりゴミ置き場からジャンボジェット機が組み立てられるぐらいに無理があると指摘されています。(『インテリジェント・デザイン‐ID理論―ダーウィンの進化論は完全に間違っていた!S』宇佐 和通)

生命の誕生なんてそうやすやす解明されるものではありませんし、科学的検証ではほとんど不可能に近くいずれにせよ科学の検証ができないどころか、科学自体が仮説止まりですからどうしようもありません。


【アーティストのジレンマ】

福山雅治の『HUMAN』でも、この弱肉強食の世界についての歌詞があります。これについてのジレンマの歌です。

>気付いたら 目覚めたら それが合図さ
まだ間に合う 理想への挑戦者でいたい

>強き者たちが 弱き者を喰らい
種を繋ぎ 勝ち残って
それが生命の正体でも
それが僕らの
本当の姿でも・・・

まぁ、『イマジン』で叩かれているジョン・レノンと似てなくもないけど、我らの福山の兄貴もチャレンジャーとして現在のシステムに抗っているのだと思ってます。(長崎出身で『クスノキ』とか原爆関係の歌もあるしね)

HUMAN

HUMAN

posted with amazlet at 19.06.15
Universal Music LLC (2014-04-09)
売り上げランキング: 20,744

理想への挑戦者といえば、イマジンブレーカーの上条当麻がいます。

.

とある魔術の禁書目録II ミニクッション 上条当麻
ブロッコリー(BROCCOLI) (2011-03-25)
売り上げランキング: 2,280,410

【ID理論で天皇は猿の子孫でなくなる】

話は逸れましたが、イギリスの国王が『聖書』にもとづきアダムの直系であると正当化したように、天皇家もID理論により天照大神の子孫とか当然正当化するとかもありだと思います。

古市憲寿氏みたいに「神話だし」て攻められた場合に、単に「神話が何だ!」「あるからあるんだ!」「とにかく高貴なんだ!」とか反論する以外に、

天皇家はそっち系(天照系)のデザインにより成された可能性があるとか高いとか言うのもありで、それを否定しだすと否定する根拠を述べさせればいいと思います。

そもそも生命の誕生なんておそらく今でもこれからも科学的な検証で解明できるはずないのですから。
科学ってシュペングラーのいう「なったこと」に対して因果をつけるわけで、もともと「なったこと」は「なろうとした」ことの結果でしかないというのが、おそらくそういう思想は次世代への課題になると思います。ハイゼンベルク定理のごとく科学ってその観測するその時点で限界があるのだということです。

そもそも天皇家がそっち系のデザインの系統という可能性をゼロにするのなら、ポパーの見地から外れて反証不可能性となり、その時点で科学的でなくなります。ずるいやり方かもしれませんが、これはこれでID理論はアメリカでも創造論以外に結構受け入れられありだと思います。


【NHKがうっかりやらかしたらしい】

だいたい、敬虔なクリスチャンの多いアメリカ人と異なり、そんなことほとんどの日本人がまじめに考えているわけもなく、この正当性自体が徒労に終わることでしょう。

どっちでもいいじゃんて具合に。

そもそも私も男系とか女系とか天皇制には詳しくありませんし興味もないし、何やらY染色体の関係で男系でないといけないという話を耳にしたことがあります。(私個人としては万世一系ってどうせ「テセウスの舟」みたいなものだしどうでもって思ってます)

Y染色体だけに受け継がれるものがあり、中国人や半島に人には受け継がれていなくて、日本人に受け継がれたものがあるという内容をNHKでうっかり放送したそうです。

なんか視聴者の抗議があって撤回したらしいですけど、Y染色体にユダヤ系の遺伝子が確認されており、これがイスラエルの失われた10支族の一族の子孫ともとれるらしいです。


P・S

ユダヤつながりのネタとしてあげますが、ちなみに「船」って漢字、

「舟に八口」

とありますけど「口」って人口という言葉にあるように「人」を表し、中国では人を数えるのに口を使用しており、

8人と解釈できます。

ノアの箱舟の乗った人物はノアとその妻、息子のセム、ハム、ヤペテとその妻たちの計8人です。

だから、ノアの箱船でなく「ノアたち8人の箱舟」なんです。


「神の見えざる手」の正体は「竹中平蔵の見えている手」というオチに気づかれた方は ↓のリンクをクリックお願ます。


政治ランキング;

↑クリック


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA