欠乏説と潤沢説ー陰気な教義に支配された現代社会


【経済学のインチキぶり】

三橋さんが潜在GDPなる概念について話をしていたのですが、経済学のモデルって未来のことは不確実性ゆえに生産性向上がないとうことを前提として、モデルが組み込まれているようです。

それが短期の見通しならいいのですが、例えば長期つまりは江戸時代には高速道路もないし鉄道も敷設られおらず、その物流システムのまま未来のGDPを予測されても、まったく妥当性がないわけです。

これは今の日本の問題でも該当することであり、小子化で労働力不足とかなんて、永遠の江戸時代どころか永遠の原始時代の発想であり、もはや何ら正当性がないのは確かなところです。


【人手不足の問題なんてない】

人手不足の嘘は過去ログで何度も指摘しましたが、業界によって人出余りであったり、賃金が低いあまりにその職種についていない人が待機状態であったり、セルフのレジによりコンビニやデパート、スーパーの店員が少人数で賄えたり、もう問題なんて現地点で解決されているのです。

 

(過去ログ⇒)労働賃金引上げとなる生産性向上ーもうすぐセルフレジで人余りに・人手不足問題の嘘 


【欠乏に基づいた経済学】

なぜ、これらの嘘は跋扈しているのか。

それは富裕層や金持ちがインフレだと財産の価値が下がりそれを嫌うとか、ゾンビ経済学の均衡モデルが世界に平和をもたらすとか、そういうのと別の見地に立つと単にこれらの概念全てが、

欠乏

に基づいているからに他なりません。


【経済学は技術革新がなしとされる】

マルサスの『人口論』がその典型的な彼らの教義であり、要はこの世界の資源が限られており全の人に望むだけの富を分配するのは不可能であり、食料もまた同様でありそれが不足するのならまず貧困者が餓死して、人口が理想の状態に均衡を保ちそれが理想とするわけです。

だいたい、こんな考えです。

その後農業革命が起こり食糧問題がある程度解決されましたが、そういった技術革新とか生産性向上とかは不確実故に、未来永劫なしとされるのです。

『桃太郎』の話のように、川まで洗濯しお風呂も薪で焚き、掃除もつねにホウキと雑巾でして、それを未来永劫継続することを前提としているのが経済学の特徴なのです。

今から30年前ではセルフのレジとかなんて発想はほとんどなく、ネットも接続されずPCも普及しておらず電話でのやりとりが中心であり、バブル期のTVドラマでオフィスの電話がなり響くシーンからして考察するのも容易だと思います。

緊急でもないのに電話で情報交換している会社なんて先が短いでしょうに。竹やりでB29は打ち落とせません。


【所与の事柄(条件)】

経済学の特徴としてまず①欠乏が前提とされ、次に②生産性向上は不確実ゆえにないことにする。

こんな陰気で尚且つ、ありえないことを前提としているのです。

まぁ、これを所与の事柄(条件)と呼びます。

そうでないと、あの単純化されたグラフに象徴されるモデルが組めなくなるのですからで、現実に基づいてモデルができたわけでなく、モデルに現実を合わせようと自家撞着なことをしているのです。


【暗い考えにろくな、否人の考えはない】

実は最近叫ばれているMMT(現代貨幣理論)を否定する連中もまた欠乏を前提とする人種であり、それがグローバル自由貿易を是としようがケインズ学を是としようが、根本は同じでありまぁひとことで言えば、

根暗

つまりは悲観的でネガティブすぎるわけです。

これに対して別に現時点で人手不足の問題はないし、日本に財政問題なんてないしこんなのどうにでもできるという考えは、

楽観的であり潤沢

な精神から生じており、これらの考えはわりと争いをしないし、そもそもする必要がないと理解しているのです。そういう意味ではわりと三橋貴明さんは楽観的です。

この欠乏説と潤沢説の変数はグローバリズムと反グローバリズムや、エリートと庶民の変数以上に実は大切であり、まだこれについて詳細に語るには早いと思えます。これは長期にわたる計画(ゆめ)において、徐々に説明したいと思います。

以下の書籍がわりと参考になります。

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【不確実性からの欠乏は人を破滅に追いやる】

人間って「不確実性」に対してやはり希望を抱くと建設的な行動にでるし、他の人を虐待したいとかそんな趣味をもつドSな人は少なく、この「不確実性」に不安なり恐怖を抱くとその欠乏感故にその限定されたソースに対して、ゼロサムゲームをしようとします。

この世の富は限られている精神状態は人を人でない状態、鬼畜にするのです。
人でなしにするのです。

ブラック会社の跋扈やら学校でのイジメ、DVなんてこの欠乏ゆえに安全の欲求が満たされない副作用に過ぎないと言えます。

霊長類学者のフォルカー・ゾマーのいう「攻撃の置き換え」はこうして人間にも社会現象として表れるのです。

まず不確実性の中で経済的余裕を得て皆がそれぞれ社会的ステータスを保持し承認の欲求を得ないことには何の解決にもならないわけで、むしろ欠乏に基づいた経済学がこの社会を不幸にしているといって間違いないわけです。


【楽天はだめだけど楽観が世界を救う】

ここが今後、グローバル化によりボロボロになり崩壊した後構築するにあたっての要諦となることであり、ぶっちゃけ

なければつくればいい」

ただそれだけで、これくらいに楽観的になればいいのです。

できるとかできないとかゴチャゴチャ言わないで、自国通貨建ての国債発行できる国なんだからさっさとやれということです。


【マルサスとダーウィンの功罪】

この欠乏に基づく世界のヒントとなるのに以下の書物を参考になります。

これはかなり真面目な本でありオカルトとは一線を引いてます

マルサスの『人口論』がダーウィンの『種の起源』に影響を与え、この残忍な考えが経済学の前提にありそれが世界を支配し、多くの世界中の人が苦しんでいることが理解できると思います。


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横浜市独立構想(笑)と大阪市廃止構想(汗)


【独立したい横浜市】

面白い情報を得ました。
横浜市が独立するらしいです。

ぶっちゃけ、神奈川県から特別な市として独立して、今まで制限されていた権限すべてを掌握したいらしいです。

なんか、大阪市を解体したい大阪府、大阪都構想の逆パターンのようですね。


【大阪人よりまともな横浜市民】

まぁ、ある意味横浜市は大阪ローカルTV番組を掌握している大阪維新のような過激な政党の影響がない故に、このような事態が起こったともいえなくもなく、大阪市民よりはまぁ損得の勘定に関してはまともでありそいういう点では評価できます。

逆の発想の横浜市廃止して特別区にするとかは、自ら屠殺を望む養豚場の豚のごとく愚かですから。

大阪市は維新が跳梁跋扈する前の優秀な職員もまだ顕在であり、税制も安定しており裕福でありますが、現在は政令特別市というプレミア権限が剥奪されるかどうかという、再び瀬戸際に立たされているのですが、横浜市は真逆で独立したいらしくまだマシな発想だと言えます。

大阪人よりはマシという根拠は、横浜市の税収なり神奈川県に吸収されて、「ゴラァ!俺たちが額に汗して稼いだ金は俺たちのために使うんだ!」というまだまともな心境を理解できなくもなく、まぁそうなんだろうなと思うわけです。

堺市が政令指令都市廃止を住民が冷静に損得勘定(感情)で気づき拒否した発想を、更に傲慢でもあるがもっと先を進んだといえます。

大阪都構想なんて論外で、わざわざ大阪市民が権限失って特別区に降格して府に隷従し、自分らが額に汗した労働が他の自治体やらに使われ、大阪駅前ビルの開発やアベノハルカスのような都市計画も独自で開発できなくなり、大阪府知事とその過半数を占める維新の独裁体制の下で、IRとかわけのわからない賭博場に労働の汗が注がれてしまう可能性が高いわけですから、こんなの普通は反対するだろって。

大阪は吉本勢を中心としたお笑い報道番組やら似非知識人やアナウンサーを通じて、大阪維新の影響力が異常にまで大きいことが悲劇といえます。


【進撃の巨人のように壁に囲まれる横浜市】

で、横浜市に正当性があるのかといえば、そんなものありません

三橋さんが指摘するように独立するのなら軍隊を持たないといけないし、高速道路も国境で封鎖されるし新幹線も横浜市で税関のチェックもしなくてはいけなくなるし、横浜市に震災あってももはや外国なんですから助けるのに、国会やら官邸やら国税を注いで助けるのに時間がかかります。

なんせ、独立都市に国民の税金をかけることを軽々しくできなくなりますからね。

仮に都道府県としての自治体に昇格したいのであれば、それなりの特例条件を中央政府に認めてもらわなければならなくなり、まぁ普通に考えて現実味がゼロなわけです。

今はまだ顕在の大阪市と同じく政令指令都市で権限があるのだから、神奈川県のために多少は税負担して助け合いの精神をもてということです。


【横浜市民の生活とは】

これはカタルーニャのスペイン独立やら沖縄の独立やらと少し内容が異なり、単に経済的に横浜市が裕福で神奈川県に税金が吸い取られるという利害関係からくるものであり、こうなったのも実は労働分配率が低く、つまりは世帯別ミクロ単位の横浜市民の生活がそれほど豊かでないから、横浜市の財源のうち神奈川に吸い取られる税を、健康保険負担引下げ福祉に回せばもっと自分らの手元にお金が残る。

そういう発想からきたものではないでしょうか。

2世帯に1世帯の所得ゼロの状況は横浜市としても人口の比較的に少なくGDPも低い島根県の松江市と比較しても、それほど変わらないのではないでしょう。調べてないけど。

要するに格差が拡大して同胞意識の断絶、国民意識・ナショナリズムの欠如からくるものなのでしょう。

グローバリズム・緊縮財政・規制緩和

この3セットで貧困化したミクロ単位の横浜市民の発想として、このように至ったのではないでしょうか。


P・S

大阪人としては政令指令都市を上回る権限が欲しいという発想に至る横浜市民が大変うらやましく思え、もし府のままでもはや二重行政の問題のなくなった今それでも都構想が実現すれば、日本の中心で大阪は消えてしまうでしょう。

要するにこのままでは大阪人は途上国のごとく外国人観光客ともてなす仕事ばかりになり、大阪人の労働の汗のほとんどが外国人の株主配当金や外国人の役員賞与金とか、まぁゴーンみたいな糞野郎の懐のなかに消えるですよ。

アジア通貨危機後の途上国と同じ格差が大きくなり、少し路地に出れば治安の悪い都市になるということです。

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大阪のアホなTV番組の影響により、大阪ダブル選挙とかこっちはえらい迷惑してるわけですが、そう考えると横浜市はまだまともだと思える方は ↓のリンクをクリックしてください。

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「家」の問題ー仏の黄色いベスト運動と日本の黄色いTシャツ運動の違い


【家族や国家のために命を捨てる】

社会学者のジンメルが

「家族や国家のために人は命を捨てるが、中間団体には命を捨てることはない」

とだいたいこのような発言をしました。

社会学(上):社会化の諸形式についての研究
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【損得だけでは命がけにならない】

家族と国家とかなり規模も違うし両者とも線という概念と同じく、具現化された個体でも何でもなく、所詮抽象的な概念であるがゆえに共通点はあるのですが、そんなの他でもいくらでもあるだろうってことです。

親が子供に対してゲマインシャフトとしての本質意志、つまりは愛情とかいったものにより命がけになるのは理解できるのですが、国家ってどうしても私的感情とか喚起してまで命がけになるというよりも、

「ああ、あの国に侵略されたら属国化して嫌だな。仕方ない戦おう。」

とまぁ仕方なく義務的な動機によりあの、「帰る事ばかり考えていた」伝説の大阪八連隊のごとくなるような気がするのです。

ネトウヨ的な中二病的愛国の熱病から脱した人物にとってはですが。


【家どうしの対立】

ただ、家族と国家の共通点は日本語でいうところの「家」というものにあり、家の構成員以外はいわば他人であり、他の「家」でありやはり利害対立する傾向にあり、ぶっちゃけ外敵でしかなく争うわけです。

抽象的概念であっても家族はその構成員が「子供が部屋を片付けない」「旦那がごろごろして家事手伝わない」とか毎日意識するわけであり、故に「隣の家のステレオの音が五月蝿い」とか「あいつが出世すると先輩の俺は惨めだ」とか「あいつと手を組んだほうが得策」だとかまぁ外の家族に対しては、対立関係や同盟関係の協力とかそんなパワーバランスを辟易と継続するわけです。

上沼恵美子さんがTVで公園デビューのエピソードをしてましたが、主婦どうしの会話ってその場にいない欠席者の悪口ばかり言うそうですw

まぁ、公園の欠席回数が多く陰口言われる回数の多い人がハズレ・イジメの対象になるのでしょう。こわ。


【外敵の存在という共通点】

故に家族と国家の共通点はその言葉どおりに「家」にあり、他の家とのパワーバランス関係が前提にあると言えます。

戦争すると国民が一体となるのも当たり前であり、敗戦すると今の日本のように3世4世の世襲ポチ議員を通じて、日米地位協定・年次改革要望書・規制改革委員などを無条件降伏の永続状態に陥るからであり、これは家族に関しても同様でしょう。

自分の娘が変な男にだまされて風俗嬢となり貢がされるとか、いきなり家に押しかけて強姦されるとか、米軍のごとく強姦魔にずっと家庭内に居候されて毎日妻や娘がレイプされるのですから、必至になってそれを阻止しようと普通は考えるわけです。

家族も国家も「外の家」という外敵の存在という共通点があるのです。


【外敵の存在の危険性】

さて、国家の外敵なのですがこれがこれでまた厄介であります。

この外敵により可笑しな愛国心をもつ国粋主義者が跋扈しだし、本来守るための家族として同胞としての国民をDVをしまくっているのが今の日本であり、それを支持している典型例が竹中平蔵のようなグローバリストと結託したネトウヨと言えます。

中国・韓国・北朝鮮といった特定の東アジア諸国に対して敵意を抱くわけですが、なぜか米国に対して宗主国に対しては朝貢国・属国としての事実を認めず、友だちとか価値感の共有とか深層意識レベルでのストックホルム症候群というかいわば精神錯乱状態に陥っていると分析できます。

この精神錯乱状態により、一般家族にたとえると他の家族との生存競争に勝つために、異常なまでに限度を超えて自分の子供に対するレイプを許し鍛え上げる、つまり一種のDV(国内の虐待)をしだすわけです。

教育の一貫と称して2日間物小屋に監禁とか熟の宿題を終わるまで寝るなとかして。

あまりにも教育が厳格すぎてセクシー女優になったタレントの例は有名ですが、まぁ外敵による恐怖って「人でなし」にする傾向にあります。

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【とりあえず趣味】

それではどうすればいいのか。

こんなの100年前それ以上前から社会学では言われていることで、中間団体の存在つまりはコミュニティが大変重要となるのです。

「24時間働けますか」とかブラック洗脳されて会社のために命を捨てるとかそんなの奇特な方もいるでしょうが、町内会とか競馬仲間とかカラオケ仲間とかオタクの集まりとか、とても命を懸けるに値しないこの一見どうでもいいようなコミュニティが人には必要となってくるのです。

こうして、国家からの権力者からの直接影響の防波堤となるものができるのです。

『キャプテン翼』の岬太郎がサッカーを通じて友達をつくったように、まず趣味をもつことが大切だと思います。好きなことをするのですから比較的に敷居が低いからです。

個体である人が、人と人とのコミュニティを通じて「人間」となるそうです。これは高校時代にねっちっこい東京弁の国語教師が言ってました。

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「裏切りのユダ!」東京弁の黒田有樹、「誰か息子を知りませんか!息子は口をきけんのですわ!」大阪弁の赤井秀和の名台詞で有名なこのドラマの登場人物のように、国家から直接影響を受けた私人や家族は「人でなし」になってしまうのです。
.
『はだしのゲン』でゲンの家族が非国民扱いされていた状況からして容易に理解できます。
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【認めたくないものだ。若さ故の過ちとは】

こう言うと

「ネトウヨもデモ行進してコミュニティをつくっているじゃないか!」

となるのですが、それはそれでいいわけです。

80年代にユダヤ陰謀論により、右翼の日本史の先生の洗脳により、ナチス思想に陥った10代の私たちのごとく、そのうち熱が冷めることになることもありえるだろうし。(定年退職した団塊のじいさんたちがネトウヨ化してる姿は確かにイタイタしいけど)

 

政治家を支配しているこのゾンビ思想のほうが今は深刻で、世界を紛争の嵐に巻き込んでいます。


【ゾンビ思想に抵抗した黄色いベスト運動】

その反動として世界は

グローバリズム VS ナショナリズム

の構図となりその現われが黄色いベスト運動なのです。


【日本の黄色いTシャツ運動】

黄色いベスト運動も確かにいいのですが、趣味とかどうでもいいと思えることが実は非常に大切であり、ましてや黄色いTシャツ着て24時間だけ感傷的になっても地球は救えません。

日本のTV局が主導する黄色いTシャツ運動は、愛は地球どころか今度はグローバル化し中間層崩壊してどんどん貧困化していく日本人を救済しなくてはならなくなってきており、しかしグローバル企業やグローバル政府がスポンサーのTV番組がグローバリズム批判なんてできるわけなく、結果はごらんのとおりです。

だって東日本大震災の復興支援とか言ってて、TPP参加・農協改革・農家の個別補償制度撤廃と、東北にひどいこと許してるんですから。これ阻止したほうが絶対に被災地支援になるでしょ。

「食べて応援、TPP参加と農協改革でDV」

これがTVの現実で、この番組規格って1978年からであり大平内閣あたりに消費税導入が叫ばれ、後は歴史の示すとおりでだんだん日本人が貧困化してきたわけです。

年に1回の黄色いTシャツ運動よりも、むしろどうでもいいと思える趣味が日本をひいては世界・地球を救うのです。

プロパガンダーの防波堤としての機能があるのですから。


【ギャラ発生するタレントとして黄色いTシャツが着れない苛酷な現実】

黄色いTシャツ運動は自らの生存を懸ける黄色いベスト運動と異なり、視聴率やら高額なギャラ発生という要素もあるだろうし、一般人の募金やボランティアによるチャリティキャンペーンと営利活動を兼ねた特殊な活動だと思います。

ゴールデンタイムの視聴率が3%とか低迷し続けて、スポンサーが次々降りだして政府の広告もなく、それでもTV局が赤字補填しながらやったのなら、まぁ相当たいした運動であり放送の歴史に名を残すだろうし世界に胸張っていいでしょう。

だいたい、タレントが走る姿見て感動するのもどうかと思う。

以下の人はずっと走り続けており、仕事なくて休業中だったこの人は黄色いTシャツすら着れなかったでしょう。


P・S

趣味を中心としたコミュニティ形成にもうひとつ付け加えるのなら、とりあえず身近な同胞を救いたければ、ごちゃごちゃ言わないで投票行って反安倍晋三政権で、権力者に迎合せずロックンロールしとけということです。


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土地とのつながりとナショナリズム


【貧乏でも結婚しろの無謀さ】

以前、雑誌『表現者クライテリオン』の大阪シンポジウムで浜崎洋介さんが、「とにかく結婚しろ。家族つくれ。」と発言していたのですが、一般論すぎるというか主観的すぎて何言ってんだとなります。

この結婚というものですがパターンとして、①裕福で結婚するのか②かつての中間層レベル(旦那が外で働き、嫁が家事して、子供2人で小さな家に30年ローン組んで、ファミリーカー1台所有)で結婚するのか③貧乏で結婚するのかで大きな違いででてきます。

はっきり言ってこの発言は無責任でしょってことです。


【貧乏人は結婚するな】

言葉は正確にパターン①と②は結婚しろ、要はパターン③は結婚するなということになります。

パターン③が急増まっしぐらで、結婚できる人は日に日に限られてきます


【自公政権による30年間の国民への虐待】

経済成長期とは異なりデフレで失われた30年に突入しようとしている中、パターン③の貧乏な状態で結婚すると社会的な現象として、あまりよい結果をもたらしません。

まず、子供の虐待が増加します。社会現象として。

首相「体罰禁止を法定化」 虐待防止法改正 税・予算 政治 2019/3/4 11:05

最近、この親の子に対する虐待が社会問題になっていますが、かつて80年代学校での体罰を厳格化して禁止したところでまた別の問題が浮上するわけで(生徒間のイジメの増加)、そもそもこの平成30年間で自公政権が国民を貧困化して国民に対してDVをしてるのですから、冗談抜きにこれが子供の虐待や学校でのイジメへと転換されただけなのです。

DVの「domestic」には家庭内という意味以外に国内という意味があるように、まさにこの30年間で国民は虐待され続けてきて、2世帯に1世帯が貯蓄ゼロとなったわけです。


【平成30年間の総決算が虐待という社会現象】

格差と虐待の関係は、M・マーモットの『ステータス症候群』とリチャード・ウィルキンソンの『格差社会の衝撃』が非常に参考になりますが、ぶっちゃけ霊長類の研究からしてもアメリカの人種差別からの調査からしても、この現象は立証されています。

要するに「地位の低いものはさらに地位の低いものへ攻撃が置き換えられていく」ということです。

アメリカで地位の高い白人はその他の人間をアゴで使うわけですが、その中の白人はまず真下の人間に対してうっぷんばらしをし、次にその白人は低賃金のウエイトレスやらの職業についている人種はスパニッシュが多くそのスパニッシュと叩くようになります。

そのスパニッシュはさらに黒人を叩き、その黒人はさらに下を叩こうとするわけですがもう人種的には叩く対象がなく、そのわずかに残された自尊心を守るために、ささいなことで犯罪を犯す傾向にあります。口論で殺人を犯すとか頻繁に起こるのです。(もちろんエリートの黒人やスパニッシュもいますし、麻薬中毒で犯罪ばかり犯している白人もいます)

さもなければ、アルコールや麻薬などに逃避するようになり、当然そうなると治安が悪くなるわけですが、同じように日本でも中間層がごっそりなくなり、学校でのイジメや家庭内の虐待として当たり前のように社会現象として起こったわけです。

グローバル化により格差が拡大され、学校のイジメやDVが増えた。

ただそれだけのことなのです。

最近の日本人の道徳心とか親とかなんか抽象的すぎて、そういう論説は過去をやたらと美化したがる老害精神からでしかなく、もっと疫学調査の結果やら統計やらで論説を唱えろってことです。

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【土地を通じての思い出がなくなると、他のものに繋がりを求める】

で、浜崎洋介さんの発言なのですが彼は何やら転勤族だったらしく、その土地にずっと根付いたことなく、まぁ『キャプテン翼』でいうところの岬太郎みたいなものでしょう。

岬くんは父親の都合で転校ばかりするわけですが、サッカーを通じて友人をつくるようになりました。全国にサッカーを通じた友人が多数いるわけです。

比較的に転校回数の少ない私たちとしては何十年とい同じ土地にいるわけですから、その土地の風景というものが無条件に過去回帰と関係してきます。

パトリオティズム(patriotism)愛国心は元々ギリシャ語のpatrisの「父祖の地」という意味が由来となりますが、まさに過去から継続してくる土地を通じての郷愁からくる愛国心が岬太郎には大きく欠けているのということです。

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【壁の中のジプシーたちよ】

私の私的な経験でいえば大阪のコリアンタウンで生まれ小学3年までそこで育ち、その後奈良へ引越しするわけですが、やはりその土地に根ざした思い出があり、特に私にとっては金剛山やら信貴山らの風景を毎日目にしておりそれが印象的であり、今でもそれらは当然顕在であり、目につくと勝手に自分の思い出と結びつけて、感傷的になってしまうことがあるわけです。

しかし、転勤族にはその土地という思い出が非常に弱く、岬太郎にとって風景やら何やらよりもサッカーを通じての思い出が先行してしまい、浜崎さんにとってサッカーがないわけですから、何が自身のアイデンティティを形成するかというと、恐らく他者との係わりであり、いくら転校しても「父祖の地」を変えたところで家族は離散しない(するわけにはいかない)わけですからそれが絶対的な価値となってしまい、その結果、「絶対、結婚しろ!」となるのでしょう。

「ジプシー」にとって家族は絶対的であり、これは人を通じたナショナリズムと言っていいでしょう。(nationはラテン語のnatalis「出産・出生」が由来であり人との繋がりです)

そこでかつての一般論であったが今では極論となった「貧乏でも結婚しろ」なのですが、これこそエリート特有の固定観念であり、下層・アウトローやらの家庭というものをまったく知らないわけで、「おい、おい、そんな軽率なこと言うな」と思うわけです。

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【そう我々はエリートではありません】

まぁ、アウトローの生活環境って80年代ごろから私は友人を通じて知っていますが、はっきり言ってえぐいです。

まぁ、漫画『闇金ウシジマくん』の世界は一部では30年前から当然のごとく存在していたわけで、中間層が崩壊して社会全体が下層化してその数が増加しまくり、ネット・SNSを通じてその現実がモロに表出してきて、最近できたと思われているだけなのだと思います。

警察のえぐさとかこんなのアウトロー自身は鑑別所入れられたりして身をもって体験しており、実際に同じ職場などを通じて長い期間を通じてかかわらないかぎり、

彼らでなく我々という関係にならないかぎり、絶対的にその皮膚感を得ることはできないと思います。

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【やはりジョージ・オーウェルは正しかった】

かつてソクラテスは

「知らないことを知っている」

と言いましたがその言葉を忘れると、断言主義の陥穽のずっぽりはまり、

「てめぇら、ゴラァ、俺について来い!」と19歳の尾崎豊のようになり、それだけならいいのですが、新たな腐敗した権力の誕生となるのではないでしょうか。

イデオロギー対立を超える境地に達した、ジョージ・オーウェルはやはり正しかったのです。

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【結論】

結論として、国民国家という人を通じてのナショナリズムと土地を通じての過去からの継承といったパトリオティズムの両輪がないと跛行走行となり、どこへ向うのかわからない亡国・売国の愛国心になるということです。

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山本太郎議員のようなリベラル派は家族や人を通じてのナショナリズムが強く、過去からの因習を否定するがあまりに土地とか風景とかまで軽視しがちになり、文化そのものに懐疑的になる傾向にあります。

まぁそのうち、日本の景観がイスラム教のモスクやらでいっぱいになり、そのうち治安が悪くなり人にまで影響を及ぼすようになると、今度は人を通じてのナショナリズムが喚起され、それが今の西ヨーロッパで取り返しつかなくなっているわけで、ゆえに安倍晋三政権の「移管法改正」という大量移民受け入れ法は凋落の平成最後を締めくくるにふさわしい大事件だったわけです。

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浜田省吾『勝利への道』ー投げ出した計画(ゆめ)をもう一度集めて


【浜田修吾の勝利への道】

今回のブログは中二病的に語りたいと思います。

浜田省吾で一番好きな曲が何かと尋ねられれば、私にとってはこの曲です。

それは『勝利への道』という曲です。

勝利への道

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【計画(ゆめ)】

歌詞はネットで勝手に調べて欲しいですが、その歌詞の解釈は人それぞれでいいと思います。⇒https://www.uta-net.com/song/11685/

私が気に入っている歌詞の箇所がここです。

>髪をほどいて今夜むかえて
投げ出した計画(ゆめ)をもう一度集めて

「ゆめ」を「夢」という漢字でなく「計画」にしているところが粋な感じで非常にいいのです。


【計画に対しての事前の計画】

で、今期最高のアニメ『約束のネバーランド』最新の11話で、レイは家畜施設脱走のための6年間かけて監視の目をくぐりぬけて、いろんな作戦を練り仕掛けてをしてきたわけですけど、それに対して「計画」という言葉を使っています。


やはり、このグローバリズムの圧制の中から皆が家畜から逃れるには、それなりの長期の計画(ゆめ)が必要であり、歴史上何度も繰り広げられているエリートが新たにつくりだす計画(けいかく)により、システムとして定着しいずれ腐敗することが考えられ、それに備えておく必要があります。

計画(けいかく)に対してさらに先を見越し計画するわけです。

現在のグローバリストが99%の世界中の人々を不幸にしているようにならないようにです。


【エリート VS 庶民 の次の段階とは】

ここ10年間でレイのごとく計画し準備をしてきたわけですけど、まぁそれなりに結果は出てきていると思います。

今後15年ほどかけて徐々に情報を開示していくことになりますが、まぁ私たちがどの世界線を選択するかってところで、現在日本は周回遅れのグローバリズムに迷走しているわけですが、世界はもはや

グローバリズム VS ナショナリズム

の坩堝の中であり、しかしながら日本はトンチンカン故に一気にその段階を超えて、

エリート VS 庶民 の対立構図に移動しまだ言えないけど、更に次の段階にいち早く移行する可能性が十分あります。

中二病全快のオカリンのごとく、ダイバージェンス1.048599%のシュタインズゲイトを目指すのです。

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シュタインズゲイトをくぐった先には約束された場所があります。たぶん。

信じるか信じないかはあなた次第です。

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>かみ(上・神)をほどいて今夜むかえて
投げ出した計画(ゆめ)をもう一度集めて

まずはエリートは上つまり上部構造のしがらみを捨てることです。


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中庸精神のないグローバリストと過去回帰したがる保守


【中庸の精神がない】

最近、またわけの分からない本来のブログの内容に回帰しつつあるのですが、以前ハイエクの『隷従(隷属)への道』を読み返して気づいたことがあります。

ハイエク自身が「計画か競争か」の二択しかなく、そこには中庸という精神が入り込む余地がないと言及していました。

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【野村克也と長嶋茂雄】

シュペングラーも言っているように言葉自体が因果の関係にあり、どうしても二元論に陥る傾向があります。

例えばこうです。

野球に例えるのなら、野村克也は男性的な考え、つまりは「なったこと」に対して因果を結びつける科学としての理論の基づいておるのですが、長嶋茂雄はこれとは異なり「なろうとする」ことにより女性的な感覚の基づいている。このようなことです。

シュペングラーはこのように言ってます。

「なったこと」は「なろうとする」ことの結果であり、その関係性に逆転はない

と。

常に「なろうとすること」先行しているのです。


【考えるな!感じろ!やはりブルース・リーは正しかった】

「なろうとすること」の例えは、かつて阪神タイガースの掛布雅之がスランプに陥った時、暗黙のルールをやぶりライバル球団のOBの長嶋茂雄に電話をかけてスランプのことについて相談したのですが、長嶋は電話越しにこう発言します。

「ちょっとそこでバットを振ってみてくれない?」

と。

掛布は啞然としたのですが、それもそのはず電話越しでその姿を見えもしないのに、どうやってその状態を見るんだとまぁ、男性特有の思考に陥ったわけです。

長嶋はそういう一般的に目からの情報だけに頼るのでなく、まぁ直観とか感覚とか女性的なものに秀でていると思えます。

腰の開きが早いとかそんな頭で考える理論的なことじゃなくて、「ズドーン」とか「スパッ」とか「スカーン」とかの感覚の違いに基づいて行動しているのです。

だからボールを「ズドーン」でなく「スパッ」と叩けばいいとか、そんなアドバイスをするのです。それは単なる感覚でしかなく、

ブルース・リーのいう

「考えるな!感じろ!」

を実践しているのです。(森脇健児も同じ人種なんでしょう)

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間抜けな旦那の浮気を見抜く嫁の直感みたいなもので、知覚から得る情報から因果を結びつけるのでなく、ニュータイプのように感じるのです。


【社会民主主義を否定したハイエク】

そういう意味ではハイエクは実に男性的であり、言葉に忠実に現象に対してその因果性を導き、しかも極めて単純化するわけで、これはM・フリードマンも同様でした。つまりは、

性が先行するということです。

想の社会像というものに対してハイエクの答えは、

「市場による競争」によって導かれる自由な社会なのです。

政府による市場への介入は「計画」でしかなく、それは少数で構成される管理当局によりいずれ「統制」にはいるとハイエクは結論づけています。

新自由主義=自由
社会主義=統制

の関係が絶対的であり、ノルウェーやスウェーデンやデンマークのような民主主義を採用しながら社会主義的な福祉国家はありえないと、1944年の著書により断言しておました。

残念、ありました。そして結果は以下でむしろ福祉国家のほうが国民は幸せなのです。

とにかく彼らは極端すぎるわけで、

1円も誤差のない平等 か 年収100億円と借金まみれ・貯蓄ゼロの大格差

の二択しかなく、もっと仏教的な中庸精神があっていいだろってことです。

事実、民主主義を採用している福祉国家の特徴として、データーから分析するに格差が是正され国民全体が幸せになり、グローバリズムにより格差が拡大されてきた各国は、フランスの黄色いベスト運動やらアメリカの移民反対など、社会全体が不安定になり、やはり国民は不幸となっていると断言してよいでしょう。

ちなみに衰退途上国日本の幸福度ランキングは途上国以下で52位(2017年)です。

それもそのはずデーター改竄しても2世帯に1世帯は貯蓄ゼロで、長期安倍政権のグローバリズムによるもうすぐ3世帯に1世帯がゼロにだんだん衰退していくわけですから、当然こうなりますわな。(そのうち自公政権はこの幸福度調査もデーター改竄するんじゃないかな。もうしてるんじゃないの)


【風邪をひくと即死亡する考えのハイエク精神】

言葉というものはシュペングラーのいうがごとき因果によるものであり、それゆえに単純化してしまい「自由か統制」かの二元論になってしまい、TPPに反対すると

「鎖国するのか!」

と極論を出してしまうようになるわけです。

いや、いや、鎖国とTPPの間には相当隔たりがあり、関税やら輸入割当て政府からの補助金制度やらそれまでに中庸な状態があるでしょってことです。

原発問題でも同様で、原発即解体か全稼動かの二択以外に、まずエネルギー安全保障の観点から原発だけ国営にするという第三の選択もあるということです。(稼動停止しても安全保障の問題からメンテは国コストをかけて、いざ国民が餓死するかどうかの選択が迫られた時には稼動することが可能となります)

なんか、民間万能主義に陥った維新の会のようなで稚拙で過激な精神構造のように感じられます。


【戦争負けてディストピアって】

ハイエクは競争か統制かの二つしか頭の中には選択肢がなく、ひとつ欠けているものがあります。それは、

協調

とかいったものです。

ハイエクは戦時体制を批判しているのですが、戦争に負けると今の日本のように3世4世にわたるアメポチ世襲議員を通じて、年次改革要望書や規制改革委員会やらつきつけられアメリカに半永久的に隷属して、自分で自分のことを決められなくなる恐れもあり、その最悪を回避するために国民全体で

協力

せざるを得なくなります。(米国追従してもはや自分でものを考えすらできなくなったのが今の日本です)

戦時体制で国民が協力しないでナチスドイツに負けた英国やフランスが、今の日本のように自由でいられるわけないのです。普通に考えて。

ナチスが勝利してたら、SF小説の「高い城の男」のような状態だったかもしれませんね。

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【フリードマンは国家を否定】

最近、フリードマンの『資本主義と自由』を読み返しているですが、ちなみにハイエクもフリードマンも市場経済の下で「じりつせい」自律性⇒ハイエク自立性⇒フリードマン)が養われるとかわけのわからないことを述べています。

なぜ成果主義とか少ない原資を庶民がゼロサムゲームして、そんな社内でも社会全体でも疑心暗鬼の状態で、協調とかそんなものが生まれのかと問いたい。市場での協力は別の敵を倒すための単なる同盟にすぎないでしょってこと。(協力と協調とはまた違います)

ハイエクもフリードマンも家族を最小単位に原子化して、市場が全ての問題を解決してそれを実現するためにあるのが道具としての政府であり、特にフリードマンは国家自体を完全に否定してます。

だから現在の世界は

グローバリズム VS ナショナリズム

の構図となっているわけです。日本以外は。

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【社会や国家や家族という実態が存在するわけでない】

ここで国家と社会と混同してはいけないところなのですが、過去ログで何度も説明したと思います。

M・サッチャーが「社会など存在しない。個人と家族とあるだけ。」と発言しましたが、これはハイエクやフリードマンが国家を否定し存在しないと考えたことと同様で、これって

家族は存在しないとも言えます。

男と女がいて染色体を引き継いだ子供がいてその集団。
これに地位や役割分担という機能を加えると家族という抽象概念が生まれ、なんか特別なものが誕生するわけです。
何百日どころか何千日と飽きるほど行動共にすると、情は生まれるしそれがゲマインシャフトとして定着し、個人・私人の外敵から身を守る最小単位となる。
それだけなんでしょう。(だいたい離婚する時点で夫婦なんてもう契約上の関係でしかないわけですから)

こう言っちゃうとこれまでで、事実歴史上『平家物語』を読んでも、戦国時代を振り返っても、子が親を裏切りその逆もあり殺害するとか、そんなの現在に限らず古今東西同じだったと言えます。

親が子に対する虐待なんて70・80年代の下層・アウトローでは当たり前で、今ネタになるからマスコミで扱われているだけだと私は認識してます。(2世帯に1世帯が貯蓄ゼロの格差社会でそれが急増加したわけですけど、ほとんどの日本のジャーナリストはその本質に触れません)

図体がでかくなったて暴力で反抗する子供と親の闘争なんて、『積み木くずし』とかで如実に表れて、東西冷戦状態の時代の僥倖により中間層の厚かった過去を、全てにおいて美化するのもどうかと思います。

体罰とかなくなっただけ人間は多少たりとも進歩しており、これをやったのが左翼と言われている進歩派なのです。

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ハイエクやフリードマンはあまりにも極端すぎて論外なのですが、中間層の厚かった時代をあまりにも美化する保守も考えものだと思う方は ↓のリンクをクリックお願いします。


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②保守思想とホシュ思想の違いー藤井聡と小林よしのりの共闘


(前回からつづく)

【ホシュと保守の回帰したい時代の誤差】

次雑誌『表現者クライテリオン』のメンバーの中で、比較的穏やかな京都大学の柴山桂太先生が大阪シンポジウムでつい口走ってしまった、「何やら気持ちわるい」所謂カタカナの「ホシュ」について、回帰する時間という観点から説明してみたいと思います。

英国の元首相のグローバリストのマーガレット・サッチャーは、ハイエクの影響を受けて「ビクトリア朝へ帰れ!(19世紀)」というスローガンを掲げました。

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前回のブログで述べたとおり、あくまでも保守が戻りたがっている時間軸は、せいぜい半世紀前であり1980年からすると1930年ごろになり、むしろハイエクが批判していた時代に回帰することになってしまいます。回帰する時間軸から考察すると保守ではありません。

これはサッチャーを尊敬して見習おうとしている高市早苗議員にもみられ、藤井聡先生のようにあまり遠くない時代、中間層の厚かった時代に回帰しようとはしません。

高市議員はもっと以前の時代、大格差時代に回帰すると考えられます。


【時間を超越したイデオロギーの力】

それもそのはず、ナショナリスト(同胞意識の強い国民主義者)と異なり国家主義者(正確には国粋主義者)の特徴として、藤井先生やら後に述べる小林よしのり先生と高市先生やサッチャーとは異なり、自分の体験とか風景とか人や郷土といったものよりも、抽象的なイデオロギーのテコが強いのではないからではないでしょうか?

サッチャーがハイエクの書物の影響を受けたように、高市早苗議員もサッチャリズムの影響を受けたわけで、自身の懐古的な実体験と郷愁漂うセンチメンタルな風景とかでなく、一気に時間をワープしてしまうわけです。

半世紀越えるとさすがに「変化の漸次性」とか謳う保守ですらなくなります

なぜなら、自身の思い出やら生駒の山とか現在も見える風景も、当時を知っている人の美化された話に基づいたものですらないわけですから、なんだか得体の知れない柴山先生がつい口走ってしまった「気持ち悪い」ものになってしまうわけです。

19世紀の労働者の権利のない状態、スピリチュアルなロバート・オウエンのような共済の精神や、労働法、労働組合のないような状態にジャンプするわけですから、文字も読めないままで子供がトロッコ引いて労働してる状態とか想像すると、「気持ち悪い」ものに見えてしまうのも当然でしょう。

こうしてホシュ思想が完成されるのでしょう。

 


【ホシュの作り方】

まぁ、そうなるとネトウヨなんて小林よしのり氏の『戦争論』の影響をモロに受けて、最初の一冊目だけはバイブルとしているのですから、国粋主義者になるのもも容易に理解できるわけです。

ちなみ日本ルネッサンスで有名な櫻井よしこ先生の元となる西洋のルネッサンスは14世紀らしく以下のようになります。

あくまでも日本ルネッサンスなので鎌倉から室町時代とは限らず、どこまで遡るかは櫻井女史次第ですが。


【体験してないとわからないこと】

私たちは戦後生まれでやはり戦争に対してリアルに感じることはあまりありません。

ましてやもっと若い世代になると、私が祖母からたまに聞かされた話、特高高等警察の取り調べやら、空襲の話やら当時の体験をした人の話を耳にしたこともなく、美輪明宏さんのように原爆を体験したことも当然ありません。

三島由紀夫の知人でもある美輪さんは当時を知っており、戦争に連れて行かれる我が子を「帰ってくるんだぞ」と送り出したことに対して、下級の軍人が「何を言うか!貴様!」とその母親を突き飛ばし鉄柱に叩きつけられ頭から血を流した話などを涙ながらしていました。

当時のことをまるで知らない連中が、ハイエクの書物やらサッチャリズムやらの影響と同じく、『戦争論』第1巻だけの影響を受けて(アンチ小林になったネトウヨは最近のはたぶん読んでいない)帝国海軍復活とかただの国粋主義者になってる光景を見ると、いやまじでやめてくれと思うわけです。

 

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これって、80年代の私立高校や当時のアウトローのことやら庶民のことを知らないことと結構共通しており、知識先行のインテリやら下層の現実を知らないエリートのかかえる大きな問題でもあると言えます。


【「表現者クライテリオン」と「ゴーマニズム宣言」の共闘】

最近、藤井聡先生が小林よしのり先生と対談したという情報を手に入れ、多国籍企業のアマゾンを経由して雑誌『表現者クライテリオン3月号』を購入しました。

このブログをたまに紹介してくださるカツトシさんも言ってたことなのですが、藤井先生は小林先生の『戦争論』を大変お気に入りらしく、やはりこの対談でウマがあっているようで、この2人はガチの保守思想だと思います。

ここ最近の藤井先生の情報戦争の展開はすさまじく、TV『正義のミカタ』にレギュラー出演、高橋洋一先生や山本太郎議員らと消費増税反対での共闘、まさかインフラ財政出勤反対だった小林と共闘するとは思いませんでした。⇒藤井聡氏の『超インフラ論』を読んだ。 – 小林よしのり

まぁ、進撃の庶民のメンバーやらゴー宣読者らやら、悪く言えば藤井信者と小林信者らが手を結ぶ形となり、4月7日になにやらゴー宣道場に藤井先生をゲストに招くようになったわけです。⇒4月7日「ゴー宣道場」に藤井聡氏を招く – 小林よしのり


【2人の対談】

確かに影響力のある小林よしのり氏との共闘はインフラ財政出勤を是とする考えの者にとっては喜ばしいことですが、やはり別の問題が横たわっているわけです。

まぁ、それを述べる前にこの2人の対談で気になった箇所を紹介します。

小林)

>ただ、『ゴー宣』を書き始めたのは、どうも思想家とか知識人とかっていう人たちの言説には違和感があるんだけど、その正体がわからない、何だろうっていう感覚だった。そこで自分は「学者」じゃないんだけども、あくまでも「庶民」として「ゴーマンかましてよかですか?」っていう前置きを置きながら、「決断主義」気味に結論を出していこうとしたわけです。その時、時代は「相対主義」で・・・

藤井)

>本当なら皆の小さなナショナリズム意識をきちんとまとまめると、「ドラゴンボールの元気玉」のような凄いものになる。実際、それが黄色いベスト運動になったり、ブレグジットやトランプ大統領をもたらしたわけです。

小林)

>そう、そこが最後の戦いなんです。SPAで『ゴー宣』を毎週連載初めてから、今度はそれが最後の戦いです。そこをやれたら、ナショナリズムを復権させれば、何とか完成するんです。今まで左翼思想とか自虐史観とか、そういうものは叩き潰したんだけど、最後のでっかい戦いが残っている。

【インテリでなくともエリートの小林よしのり氏】

ざっくり、ピックアップして取り上げたのですが、まず小林氏は「庶民」と自称されておるけど、たとえ博士号を取得したりしたインテリではなくとも、「エリート」であることは間違いないわけです。

まず経済的自由を手にして安全の欲求どころか承認の欲求を満たし、もはや仕事が自己実現となっている人は、それは英国ジャーナリストのデイビット・グットハートのいうanywhereタイプであり、とてもsomewhereの庶民とはいえません。

生活のために労働をしているのでなく、自己実現のために仕事をしているのです。彼らは。


【決断主義は設計主義化へと】

なんか小林氏だけでなく藤井先生も「決断主義」を是としており、人は何らかの選択はしなければならないのは当然のことなのですが、なんかそれだと下層の連中の意見をそのうちまったく受け入れないようになるであろうと予測しております。

で、最近つかいまくっている図を紹介します。

(反グローバリズムで加熱した現在)

↓(グローバリズム崩壊5年後ぐらい)

↓(20年後ぐらい)


【結論】

結局、「保守」と「ホシュ」の違いは時間にすると前者がマックス50年であるのに対して、後者は何百年でも回帰するということです。

それも前者は実体験やら祖父母の話やら幼少の頃の風景やら徐々に変化する過程の中での過去回帰なのですが、後者の回帰は書物などを通じてのイデオロギーの影響でいきなり何百年前の特定の思想によりジャンプ・大逆進すると言えます。

ホシュ派の労働組合叩きとかその姿は保守派にとっては、グロテスクで何やら得たいの知れない「気持ち悪い」と感じてしまうわけですが、それもそのはずK・ポランニーの「社会の自己防衛」機能を知っているからなのでしょう。

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①保守思想とホシュ思想の違いー保守は半世紀前に戻ろうとする


【若者は前の時代を知らない】

ハイエクの『隷属(隷従)への道』を読み返して気づいたことは、グローバリストも反グローバリストの保守もかなり共通点が多かったことです。

ハイエクの結びの章のある箇所を紹介します。

若い世代が、それ以前の世代の人々を支配していた様々な理念(ここでは19世紀のイギリスの自由主義)に対して、ほとんど信頼を抱いていないとするなら、若い世代こそ正しい。
しかし、そういった理念が、19世紀の自由主義的な理想の帰結と信じているのなら、彼らは誤解しているかだまされているのだ。実際のところ、若い世代は19世紀の自由主義的理念がどのようなものであったかを、ほとんど知ってはいない。もちろん、19世紀の現実へ帰っていくことは、誰も望んでいないし、そのようなことができる力を持ち合わせていない。だが、人類は、19世紀の様々な理念を実現する機会を、今こそ手に入れているのである。

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【中間層の厚かった時代への回帰】

この「19世紀の自由主義」を「80年代の消費税導入前」などに置き換えています。

若い世代が、それ以前の世代の人々を支配していた様々な理念(体罰や虐待が教育とされ、家族的経営で残業未払い終身雇用が慣習)に対して、ほとんど信頼を抱いていないとするなら、若い世代こそ正しい。
しかし、そういった理念が、「80年代の消費税導入前」の理想の帰結と信じているのなら、彼らは誤解しているかだまされているのだ。実際のところ、若い世代は「80年代の消費税導入前」がどのようなものであったかを、ほとんど知ってはいない。もちろん、「80年代の消費税導入前」へ帰っていくことは、誰も望んでいないし、そのようなことができる力を持ち合わせていない。だが、人類は、「80年代の消費税導入前」の様々な理念を実現する機会を、今こそ手に入れているのである。

グローバリストのハイエクが保守であり、マーガレットサッチャーが保守とされるところは、ハイエクのいう

「うまく跳躍するための後退

がそのものであり、やはり高市早苗議員の尊敬するサッチャーは保守であり、「日本ルネッサンス」と『週刊新潮』に連載している櫻井よしこ先生も、やはりガチの保守だったのではないでしょうか。


約50年前に回帰する保守】

では、なぜ櫻井よしこ・高市早苗女史らのグローバリスト所謂「ホシュ」と、藤井先生や後に紹介する小林よしのり先生らの「保守」とでは、これほどの違いで出てくるのでしょうか?

今回は「ナショナリズム(国民主義)と 抽象的な国粋主義との違い」とか以外の変数によりこの違いを説明したいと思いますが、ハイエクと藤井聡先生との共通点は、理想とする思想の時間軸が現在よりも半世紀ほど前に時間を巻き戻している傾向にあるというところです。

ハイエクの『隷属(隷従)への道』は1944年に出版されており、ハイエク自身「この30年間で社会保障制度やら国が国民の面倒を見過ぎ」と批判しており、19世紀つまりうは50年程前の状態の英国の自由主義の状態に戻すべきと提唱しています。

藤井先生も中間層の厚かった時代、1970年代~80年代の状態「我ら青春!太陽に向って走るぞ!」みたいな熱い時代に戻したがっているように思えます。

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【インテリ・エリートの知らない当時の現実】

だけど、” Let’s bigin! “「飛び出せ青春!」のドラマってあんなの単なる幻想であり、リアルな現実としては中学生は皆強制的に丸坊主で体罰は虐待は教育の一環として扱われ、これに反抗した形として現われた浜田省吾やら尾崎豊やらのロックンロールを十代の若者は信仰するようになったと思えます。

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以前カツトシさんにリプライした内容が当時の80年代の現実であり、私の姉と同じ年齢の藤井先生は優秀で尚且つ私立の厳格さに欠けであろう偏差値の高い公立高校の生徒であったことも考えられ、何時間も正座させられるとか丸坊主さるととかビンタに鞭で叩くとか、規制のない私立高校の当時の悲惨な現状をあまり知らなかったではないでしょうか。

インテリにとってはこれらのことは現実として落とされてなかったと思えます。

インテリにとってはこれらのことは現実として落とされてなかったと思えます。

当時、私たちはどれだけ公立高校の自由さに憧れていたか。


【保守は戻したい時代を体験していない】

80年代の私立高校の庶民の現実を知らないくらいですから、そもそもハイエクにしても藤井先生にしても半世紀前の状態って年齢的にリアルとして知っているわけないのです。

ハイエク⇒1899年生まれ(1944年ー50年=1894年
藤井先生⇒1968年生まれ(2019年ー50年=1969年

そこで当時を知っている人の話をきいたり書物を読むわけですけど、そこに過去を思い出として美化したがる人の心理が作用し、「3丁目の夕日」のような古き良き時代が誕生し神話化されるのではないのでしょうか。

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(次回へつづく)

家族的経営のための無償労働や教育の一貫としての体罰や虐待という当時の現実を、因習でありそれは排除すればいいと一言で片付ける保守思想に辟易している方は ↓のリンクをクリックお願いします。


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保守と戦後保守の共通点


【保守だったハイエク】

最近、ハイエクの『隷属(隷従)への道』を読み返してたのですが、今ようやく読み終えたところです。

あの急進的でグローバリストのハイエクと保守思想って結局かなり酷似している共通点があると実感しました。

ハイエクが結びの章で放った言葉なのですが、

「うまく躍進するための後退

の後退というところが、やはりハイエクが保守とされていることではないでしょうか。

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【逆進する共通点】

マーガレット・サッチャーの

「ビクトリア朝へ戻れ!」

のスローガンは恐らくハイエクの思想から来たものであり(サッチャーはハイエクの本をバイブルのごとく手元に置いていたようです)、彼女にとっての保守思想は「労働者が権利を確保する前の状態」でありこれって逆進的であり、「日本的経営」に陶酔する30年以上前に回帰したい日本の保守論壇とかなり酷似してます。

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【保守の破壊性】

結局、保守って過去に対する異常なまでの懐古・郷愁が強く、私的体験や妄想から勝手に美化しそれだけならメンタルヘルスケアとなりよいのですが、それを現実に落とし込もうと実行するから厄介なのです。

保守って「変化の漸次性(徐々に変化する)」を謳うけど、中身はまず現状を前世代に時間を巻き戻し、そのために現状を計画的にどんな手をつかっても実行する傾向にあります。

保守派からするとバランスとるために、古き良き時代に戻すくらいの軽い感覚でいるようですが、現実に即して生活している庶民からするとたまったものじゃありません

サッチャーなんて労組叩いて失業者3倍にして、安倍政権のように統計方法を20回以上も変えたりとか統計データー改竄して、やってることは逆進的懐古的そして破壊的なのでただの権力乱用で、中国や北朝鮮と同じことをやっているのです。(『消費税は0%にできる』菊池英博より)


結局、庶民は生活を破壊する設計主義を批判しながら一方で、「市場の競争というシステム」の設計主義にまんまと牽引され、つまりは「改革をとめるわけにはいかない!」とか「大躍進!」とかスローガンに踊らされて、設計主義的全体主義的に国民は煽動されていくのです。


実は、右も左も関係なくジョージ・オーウェルやパレートが「エリートの周流」と指摘したとおりに、上部構造のイデオロギー看板を変えただけの同じ権力構造によるものなのです。


【保守の役目】

実は保守が社会としてまともに機能する唯一の時は、維新の会のような急進的な勢力が過激なことをやりだした時に、

「何やってやがる!バカなことをするな!」

と釘を刺すときだけなのです。(だから堺屋太一は保守ではありません。)

これ以上の役目はなくそれやるともっと問題はこじれてきます。


【エリートの虐待か庶民の反逆か】

最近、保守とか急進とか、グローバリズムかナショナリズムかとか、そんなの変数自体が誤りであり今流行りの、

庶民 か エリートかの変数が重要なんじゃないかなと思う。

庶民は当然、経済的自由がなく常に労働し続けなくてはならず生活に追われていますが、

 


【成功者が承認欲求を満たすと次に・・】

一方でのエリートは経済的自由を得ていますから、政治的なことを考えることにも割く時間が十分にあり、どうしても理想を求め権力者の計画にのっかり、安倍晋三応援団となり何やら愛国心なるものに陶酔するのではないでしょうか。

 

経済的自由を手にしたエリートの夢は、万世一系の天皇制とか農耕民族で穏やかで調和を重んじるとか非常に抽象的であり、それを実現するにあたってどうしても戦前回帰するとか、産業革命時で労働者の保護のない状態に回帰するとか、とにかく庶民の生活を圧迫するような政策でも抵抗がなくなってしまうのじゃないかな。

要するに、低次の欲求がまだ満たされていない階層や、格差が拡大して下層化する中間層に対して

” がんばりが足りない! ”

とか無慈悲になってしまうのです。

まぁ、デフレが人をケダモノにしていしまっているところが大きいのでしょうけど。


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権力構造のでき方ー経済的自由になったエリートの計画化


【右や左の時代は終わった】

山本太郎議員が元々反原発派でありながら、いまや反グローバリズム・反緊縮・反規制緩和で左のイメージよりもむしろナショナリストでしかなく、三橋貴明さんも最近は左とか右とか関係のない勢力が必要と発言されています。

だいたいこんな感じでしょう。


【エリートが社会を変えてきた】

しかし、最近私は気になることがあって社会の変化ってイデオロギーの看板を変えたエリート層の入れ替えによるものであり、結局は劇場版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のアムロの台詞のごとく、

(アムロ)

>世直しのこと知らないんだな。
革命はいつもインテリが始めるんだ。
夢見たいな目標をもってやるからいつも過激なことしかやらない
>しかし革命の後では気高い革命の心だって官僚主義と大衆に飲み込まれていくから、インテリはそれを嫌って世間からも政治からも身を引いて世捨て人となる。だったら・・。

のようになるのじゃないかな。

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パレートも「エリートの周流」と社会の変動モデルを提唱してるぐらいですから。

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【庶民は口出しするな的な】

実は、だんだん雑誌『表現者クライテリオン』のメンバーも何かそうなりつつあるような気がするんです。特にあのお方、編集長が。

内閣官房参与となったことにより政界と結びつき、「深淵を覗き込むときまた深淵もこちらを覗き込む」がごとく現象が起こっているような気がします。

三橋さんも新政党を立ち上げることだし、

” お前ら庶民は黙ってついてこい! ”

みたいな感じで・・・。代々木オリンピックプールの19歳の尾崎豊じゃあるまいし。

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【歴史は繰りかえす】

で、こんな感じになってるんじゃないかな。

経済的に不安定な庶民は生活に追われる一方で、エリートは経済的自由から理想に走りその理想を現実化するためにどうしても設計主義的になり、庶民の意見なんて無視する形つまりは民意なんて後回しになる傾向になります。

実はインフラ財政出勤派の「クライテリオン」のメンバーもだんだん、自分らのイデオロギーが世に受け入れだすと、私は必ず同じようになると予測しています。

今の資本主義のシステムが崩壊しない前提で、インフラ財政出勤がうまくいけばおそらく20年間ぐらいは安定していい時代になるでしょうが、30年を超えたぐらいからまた同じようになっていることでしょう。

その時には、

” 皆、インフラ財政出勤主義者だ ”(現在、ローレンス・サマーズは” 皆、フリードマン主義者だ ”と皮肉ってるようです)

と揶揄されているのではないでしょうか。

別にインフラ財政出勤するなとは言ってないけど、そのシステムが組み込まれると必ず官僚主義的になり既得権益化され、そこから利益受益者とそうでないものと分化が進み、いずれその上位階層の連中が腐敗し、そのシステムが崩壊しだすというこれまでの流れを危惧しているだけです。

これは佐藤健志さんも同じようなことを危惧しており、過去ログで掲載したとおりです。                    過去ログ⇒ 佐藤健志の憂鬱? 

経団連の連中とか3世ボンボン議員を見てると、完全に上位階層は完全に腐っているでしょ?同じことの繰り返しなのです。


【いつの間にか隷属しちゃった、ひろやすは30年後に先立って謝罪しておきます】

ハイエクが批判したように一部のエリートの計画は少数の管理当局を必要とし、それが中央集権化して上意下達し全体主義化して「庶民オラァ!黙って言うこときけ!」みたいな上から目線になるということです。(今の日本では3世議員と経団連と財務省とアメリカ、これらの少人数の委員会により国家が民意完全無視して運営されてます)

庶民は生活苦や将来の不安から経済的自由を夢みてエリートは経済的自由を実現しており次に大きな夢を実現するために計画し、その結果権力が集中して強力な権力構造が生まれるんじゃないかな。

 

最近の松本人志なんてその典型例で、でっかい夢のために安倍総理を支持して、ネットカフェ暮らしの若者とか貧困層に冷血になってしまうのだと思います。

 

.
自由を夢見る我々庶民がインテリ・エリートの夢見たいな目標のために彼らに隷属するのです。
.
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【世直しのこと知らないんだな】

世界はグローバリスト VS ナショナリスト の構図に移ってますが内実のところ、それは富裕層と一般庶民との対決であり、マルクス資本家 VS 労働者の対立構図に他ならなく、いやいやマルクスの預言通りになっているようですね。

私は

エリート VS 庶民

の対立が根本にあり、雑誌『表現者クライテリオン』の編集長の京都大学の藤井聡先生や、小林よしのり、松本人志らのエリートと生活に対してまったく皮膚感が違うのはそのためだと思います。

アムロのいうように、

夢見たいな目標をもってやるからいつも過激なことしかやらない

と思います。


【脱思想の下請け】

だから、脱思想の下請けなのであり、老害いや老酔狂の西部邁先生もこうおっしゃってました。

” てめぇの頭で考えろ ! ”

と。

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薔薇キャンペーン・キックオフ集会に参加した感想


【参院選までの期間限定キャンペーン】

3月9日大阪で行われた薔薇キャンペーン・キックオフ集会に参加したのですが、まぁ思うことはいろいろあるのですが、このキャンペーン自体が今年の秋の参院選までに、反緊縮財政派の政治家を輩出するという意図のもとで行われたようです。

 


【グローバリズムの下ではいずれ公務員(番犬の警察以外)も食われる】

しかしながら、今年の秋までの参院選までに地方選も絡んでおり、特に維新の会という究極のグローバリズム政党により侵食されている大阪では、反グローバリズムの政治家を希求されるところです。

その中でも大石あきこさん(大阪府議会選挙・淀川区/無所属)は橋本徹知事時代に公務員の身を斬る改革により、まぁ無償奉仕労働つまりは労働力の窃盗により、ブラックな労働環境に追い込まれて、それに反抗した人物の1人です。

私は以前、民と官との格差から国民意識の紐帯断絶につながるとトクヴィルの言葉を引用して警告を促し、自民党は官公労、立憲民主は自治労と、官僚・地方公務員は両サイドから守られているから、庶民が辛酸を舐めた生活をしてもどうしても対岸の火事の感覚に陥ると分析していました。

しかし、大阪維新は警察以外の公務員は有権者の敵にまわし、グローバリズムで疲弊した庶民のルサンチマンにつけこんで支持を得ており、それがやばいんですね。

維新は公務員と庶民との対立構図にもちこみ自民党と立憲民主と差別化して、アナウンサーやら芸人やら似非知識人と報道お笑い番組を通じて、票を獲得してきたのです。

 


【グローバリズムに支配された大阪】

大阪の市や府の職員は真っ先にグローバリズムにより民間と同じく、正職員で奉仕無償労働とか民間と同じ苦境に立たされ、定年までにウツにならず自殺せず逃げのびれるかとか、または維新が滅びることを切に願うとか、なんかブラック化した大企業の社員のような状態になってるような気がします。

他の自治体の地方公務員は今はノウノウとしているようですが、維新のような過激派が跋扈した今、公務員(番犬の警察以外)もまた対岸の火事でなくなっているのです。


【保守と急進の相補性により苦しめられた被害者】

まぁ、今回のブログの内容は維新の批判じゃないので次に話題は移りますが、自由党から八王子市議会議員選挙に出馬する米山和江さんは、鹿児島から上京して経理の派遣の仕事をしていたのですが、長時間過重労働で派遣でたぶん時給も知れれて、そうとう辛い思いをしたそうです。

本人は「制度を知らなかったからこんな目にあった」と涙ながら訴えていたのですが、団塊jr世代の「24時間働けますか」とただの社蓄をビジネスマンでカッコイイと錯覚していた私たちも同じような気がします。

朝早く来て仕事するとか残業無償奉仕労働するとか、こんなの神話化された日本的経営の負の遺産の結果であり、そもそもこれも保守という老害が及ばしたものに他なりません。(過去ログ⇒老兵は死なずただ去るのみ、老害は死なずただ・・ 

なんか努力したら報われるとか、ひとつの会社で我慢してとか保守の妄想でしかなく、ホワイトの枠なんて最初から埋まっていて、ブラック企業で精神的に肉体的に追い詰められながらまたブラックへ転職する者の気持ちを知らない、まさに世間知らず(下層知らず)のインテリエリートにより招かれた悲劇の犠牲者の1人が、米山和江さんだと思います。

実はブラックはネットの影響で浮上しただけの問題にすぎず、こんなの80年代から存在していて社員800名以下の中小零細企業では当たり前で、離職率は今ほどではないけど結構高かったわけです。

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【薔薇だけにバラバラ】

しかしながら、この薔薇キャンペーンはあくまでも反緊縮財政の政治家を応援して政界に輩出するという目的が前提であり、ゆえに反緊縮財政派でありながら、

反原発・反インフラ整備・反国防力・バーシックインカム推奨・反保守的とかむちゃくちぇでまとまりがなく薔薇だけに

バラバラ

な集まりでありやはり期間限定でしかないと思えます。

もし継続していくのならそこら整合性をどうやっていくのかが、大変な作業となるでしょう。


この集会は薔薇だけにバラバラだと思うけど、とりあえず維新のような過激派のテロ攻撃を阻止したい方は ↓のリンクをクリックお願いします。


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【速報】やはり実質賃金は低下していたらしい


【恥を知れNHK】

>結局、小川議員の趣旨説明は「ネットの書き込み」を読んだ部分だけが使われ、その上、自民党・丹羽秀樹議員による「審議引き延ばしのためのパフォーマンスだ」「国民の誰ひとりとして無駄な時間の浪費を望んでいない。どうして気付かないのか」という野党批判をつづけて放送したのである。

はい、視聴者をだまし続けているようですねNHK。

小川議員には明石純平というブレーンという重要なことを隠しているようですね。

てか、ネットの書き込み以下がNHKやその他の民法や、大手新聞じゃないのと突っ込みたくなりますけど。


【賞与入れても賃金は低下している】

まぁ、こんなことしてアナウンサーも恥ずかしくないのかなと思うのですが、まぁガンダムのブライト・ノアみたちに家族思いの保身からなのでしょうが、こうしてホロコーストが推奨されるのです。

何やら最初からわかっていたことなんですけど、実質賃金が低下している可能性が大らしいです。

賞与をのぞいた「きまって支給される」賃金は既にマイナスなのですけど、なんと賞与を含んだ総額までがマイナスの可能性が高いそうです。わかっていたことですけど。


【財政破綻論者にお株を奪われるこの恥ずかしさ】

>参議院予算委員会理事会に重要資料が提出されました。『ベンチマーク更新を行ったことにより、昨年は0、4%程度の段差が発生した』。つまり政府が公表した昨年の実質賃金プラス0、2%は、0、4%上ぶれ、水増し(段差)があり、実際は、0、4%差し引いて、マイナス0、2%程度である可能性が高まりました。

つまりは、クイズダービーの倍率ドン、更に倍じゃないけど、減率ドンさらに減のようなものです。

ここは篠沢教授に全部そそぎこんで自爆ですか。


【このままだと母子家庭のホームレスが】

いやいや、こんなの庶民の皮膚感からすると当たり前なのです。

 

 

 

 

 

 

いや、この統計すら日雇い労働者を除いていて現状はもっと酷いのです。

2世帯に1世帯が貯蓄ゼロどころじゃないかもしれません。

 


日本の没落は維新の会や安倍晋三政権を跋扈させた結果の悲劇と思われる方は ↓のリンクをクリックお願いします。


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世界三大投資家のジム・ロジャーズの誤り


【本気なのか】

面白いツィートを見つけました。


【用語の定義をきちんとしろ】

何かの意図があってこんな発言をしているとしか思えません。

まず、

日本銀行は紙幣を乱発し、大量の株や国債を購入している。

後半の部分は合っていますが、

しかし、前半の部分は間違っています

貨幣をマネタリーベースとするなら、それは硬貨・日本銀行券・日銀当座預金の3つで構成され(たぶん)、そのうちの紙幣というものは106兆円のまま増えていないはずです。

翻訳が間違っている可能性があります。だから、用語の定義はきちんとしなければならないのです。


【お札は刷っていない】

簿記の知識のない人でも理解できるように、私が極限までに簡素化した図をつくったのですが、日銀が国債を引き受けて銀行に日銀当座預金にデーター上数字を入力すると、ちょちょいのちょいと生まれるお金です。

電子マネーと同じで、データーと同じです。たぶん。

 


【世界の借金大国って何?】

>(日本は)世界の借金大国だが、人口は減少し、増税をしている。それが日本の政策だ。悪い政策だ。

これも簿記を知らない人でもわかるように作成した私のオリジナルの図なのですが、以下です。

ロジャーズの「世界に借金大国」という意味がまるで理解できません。
財務省様はこうおっしゃってます。

>日本は世界最大の経常黒字国で債権国

つまり貸しているほうが多いということで、借金大国ではないのです。

この状況は今も対して変わっていません。


【数少ない正解】

>人口は減少し、増税をしている。それが日本の政策だ。悪い政策だ。

まぁ、デフレ下の増税が悪い政策ということだけは正解ですね。

試験の点数にすると5点ぐらいですね。もうこれは何やら世論誘導して儲けようとたくらんでいるとしか思えません。投資家でこんな○○は池上彰先生じゃあるまいし、いないだろうって。


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老兵は死なずただ去るのみ、老害は死なずただ・・


【このブログのタイトルの由来】

このブログのタイトルは『脱思想の下請け』でありますが、誰かの思想をそのまま何も考えず受け入れるのでなく、各個人が各個人の勝手な妄想を含めて自分の考えとして吸収してみてはどうかという意味で、このタイトルにしました。

とは言ってもその個人が絶対的な存在であるはずもなく、その個人はその個人の体験によって考えも当然変化するわけであり、しかしながら単にプロパガンダーで踊らされたり、特定のオピニオンリーダーに盲従することよりも大変意義があると思う次第であります。


【TVの政府御用達人たち】

しかしながら、誰もが自分の発言での瑕疵を少しでも少なくしたいわけであり、その時その時の思いつきで発言したりましてや書籍を残すこととなるとそれは黒歴史になるわけで、故にいつまでたっても電子書籍すら出版せずブログで後ろ向きに発言していたと思います。予防線はりながら。

そうこうしているうちに、安倍晋三政権の長期にわたる売国政策により、いまや2世帯に1世帯が貯蓄ゼロにまで凋落していき、池上彰や辛坊治郎らの御用知識人が何の躊躇もなく、「国民一人当たりの借金」とか、「国債の信用がなくなり暴騰」とかTVで言ったりして、国民の不安を煽りまくり消費増税などされて結果はごらんの通りです。

このプロパガンダーの跋扈する現状からも、あくまでも誰かの思想の下請けをせず、自身の考えを不確かながらも述べることにしました。

一年ぐらい前からですが。


【思想の下請けをしない論客】

実は今回も過去3回に分けて取り上げたネタと共通しているのですが、またもやチューチューバーでブロガーでもあるカツトシさんのネタの継続編となります。

 

>えー、まあ日本で最も頭の良い人たちの素晴らしいアイディアなるものが、どのようなものであるのか私のような平々凡々たる人間にはサッパリ想像もつきませんが、何やら、「日本で最も頭の良い人たち」で「その最も頭の良い人たちにしかできないこと」を実行し、「一般ピーポーの無益なアイディアは無視」して、「一般ピーポーの皆さんに日本をよくするためのことをやっていただく」ために指導してくださるそうです。

(中略)

>ところで、私は以前藤井聡さんが、ラジオやチャンネル桜の討論などで、「日本人は2歳児」なる発言を繰り返していた際に、ボロカスに批判して、「彼らの頭の中では、自分の頭でまともに考えることのできない二歳児たる日本国民を、素晴らしき頭脳を持ったエリートたる表現者クライテリオングループが善導して日本国家を正しい方向に導く!!なんて考えてるんですかね?どこの共産主義国家ですか?」なんて揶揄してたのですが、いよいよこんな思い上がって選民思想を表立って公言するようになってしまったのだから、ここまでくるともはやほとんど嘲笑交じりに「頑張って日本を良くしてくだせぇ・・・」くらいしか言うことはない。


【老害は死なずただ押し付けるのみ】

エリートとインテリとは言葉の定義上違うわけですけど、ぶっちゃけ最近雑誌『表現者クライテリオン』の面子が(特に藤井先生ですけど)ちょっとやばくなりつつあると感じます。

このやばさは、『グループ1984年』のインテリエリート集団と共通しており、要するに自分を信じて疑わない思想をもち、自分らの思想と異なりましてやその下に位置する庶民の感覚からくる考えなんて軽視し、これまでの権力者と同様に結局多国籍企業と政府の癒着なり、ソ連の赤い貴族による官僚主義化なり、同じことを繰り返しているのではないかと思うようになりました。

大阪シンポジウムでの浜崎さんのいう「絶対、結婚しろ」発言とか、藤井先生のいう家族により社会を学ぶとか、まぁいつの時代の発想なんだよとつっこみたくなるわけです。


【昔からアウトローはいた】

一年前の過去ログでも触れたのですが、別にデフレになってアウトローが誕生したわけでなく、昔から結構やばいのが結構あったわけで、アウトローの私の知人や友人の体験談なりをきいて、ある程度知っていました。

これはその環境にとびこまない限り、絶対に身につかない皮膚感です。

故に、自分の理解できなことは理解できないわけで、むやみに自分の考えを絶対視しないし、他人に強要もしないように配慮するようにだんだんなるわけです。経験積んだ庶民は。

自分は過去それに耐え忍んだから、お前も耐え忍べとか、成長したからお前も受け入れとか言い出したら、もうただの老害でしかありません。

「老兵は死なずただ去るのみ」と言いますが、

「老害は死なずただ押し付けるのみ」

となることでしょう。うざいです。

これ、インテリ・エリートが言い出したらもう厄介なわけ。


【保守と急進の相補性】

過去ログでも触れたのですが保守って結局、「変化しない変化の漸次性」により急進派を誕生、復活させ跋扈させてそこで初めて反対するだけの存在であり、保守の存在はその対極にある急進との相互依存関係、相補性にあると思います。

 

佐藤健志さんの本で記述されたように、シングルマザーのリベラルと現時妻の戦後保守の存在のごとく互いに必要とする敵であるということです。

 

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【テセウスの舟という幻想の虚無を受け入れる】

こう発言すると、ならこのまま安倍政権をグローバリズムを看過するのかと突っ込まれるところですが、仮にこのインフラ財政出勤の路線が世論として受け入れられて、地方と都市の格差が是正されても、いずれその流れは官僚主義化して腐敗するだろうから、次にバトンタッチすることも覚悟しなけらばならないというわけなのです。

まさに劇場版『起動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のアムロの台詞そのものなのです。(アムロは保守じゃありません。むしろ保守はブライトです)

 

>世直しのこと知らないんだな。
革命はいつもインテリが始めるんだ。
夢見たいな目標をもってやるからいつも過激なことしかやらない
>しかし革命の後では気高い革命の心だって官僚主義と大衆に飲み込まれていくから、インテリはそれを嫌って世間からも政治からも身を引いて世捨て人となる。だったら・・。

もしかしたらアムロの台詞の続きは、次にいさぎよくバトンタッチするという言葉だったのかもしれません

『起動戦士ガンダムUCユニコーンRE0096』の最後は、次にいさぎよくバトンタッチするようにシーンで締めくくられています。


【保守に対抗した成功例とつぶされた例】

結局、インテリ・エリートって常に思い上がっており、勝間和代さんが80年代にどういう気持ちで青春期を過ごし、当時施行された男女雇用機会均等法というものに懐疑的であったかを理解しておらず、その時に大前健一らの本と出合いそれに従い自分磨きをし、やはりそれはそれでグローバリズムにより救われた女性であることに疑いの余地はないのです。(当時の勝間さんはそういう意味では庶民でした)

自分より劣る旦那の収入に頼りながらパートタイムでレジ打ちして、子供を育てて熟年離婚を考えている主婦に、今頃勝間さんはなっていたのかもしれません。保守思想に期待していたのなら・・。


【良い物語って何?】

いや、今回のラジオの内容は結構、藤井先生からカツトシさんのいう選民意識が強く感じられます。


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