コストカッターのゴーンを呼び込む結果となった日産の業

【ゴーンがいなければ日産は倒産してた?】

いやぁ、世はコストカッターと言われたカルロス・ゴーンのどうでもいい話題で今だに賑わっているようですね。

TVでわけのわからない評論家とかが、

”ゴーンがいなかったら日産は倒産していた”

とか適当なことを言ってて、まるでゴーンが神のような手腕の経営者のように語られているのですが、本当にそうなのでしょうか?(ある意味神です)


【中小企業診断士の勉強】

私は10年以上前に三橋貴明さんが獲得した資格、中小企業診断士の資格の勉強をしていたのですが、経済学・経営学・情報処理の他に会計の勉強をしなければならなくなり、一応日商簿記2級程度の勉強はしました。(こんなのだるくて勉強やめました)

それでもその勉強は決して無駄ではなく、連結決算が日商簿記2級の本支店勘定に該当することや、減価償却費の概念、バランスシートやエネルギー会社の黒字倒産となった理由など、まぁ大体ある程度であるが理解きるようになったわけです。

だから、三橋さんがよく言う、政府の子会社である日銀が国債を引き受けると、その国債の金利が連結決済で相殺されることもすぐ理解できましたし、そもそも国債がほとんど国内償還される時点で破産なんてないだろって、借り手と貸し手の関係から普通に理解できました。(他にも自国通貨建ての国債であることなど、知れば知るほど破産なんてよほどでない限りありえないと感じるようになりました)


【素人でもできるコストカット】

で、コストカッターのゴーンの手腕なのですが、コストカットで会社の建て直しを謀ることなんて、

素人

でもできるのです。

結局、従業員の生活・人生を会社は背負っており、それが日本型経営の負とも正ともどちらでも取れる要素で、少なくとも辞めたくないという社員がいる限り、なんとか会社と従業員の妥協点をとりつつ経営を再建させるのに、経営のプロである

コンサルタント

が本来の役割を担うと私は自認しております。(それでも一応、私は日本型経営の負の部分をさんざん訴えてきた側です)


【コスト削減こそ経営再建の王道】

私が以前いた製造業の話なのですが、10年に一度の経済危機のたびに57歳以上の高給取りをリストラするという手段をとっていました。

一度目のリストラにいたるまでの流れは、

コンサルタント

の指導のもとで行われ、

①人事考課制度の導入(人件費削減のため)
②物流コスト削減のための全国の物流拠点を閉鎖
③業務縮小のために借りていた物流センターを閉鎖し自社工場内に物流部門を設ける

など断行などしていました。


【死神】

別にこんなこと

誰にでも思いつく

ことですよね。

給料が上がらなくて物価が上昇すれば、消費を控える、旦那や子供の小遣いを減らす、主婦がしていることです。

だから、世の中のコンサルタントなんてほとんど眉唾もので、救世主的存在なんてまずおらず、だからゴーンみたいに

非情な経営者

が外から呼び込まれるわけです。
ただそれだけで、企業内部の人間では首を切れないから外からカマをもった死神を呼び込んで首を切らせるのです。

こういう意味でゴーンは神だったわけです。


【成功法則で成功する人が全て成功するとか・・】

特定の名前をあげるとあれなのですが、経営コンサルタントのほとんどが、税理士や会計士でありそのコンサル手法なんてワンパターンで、経営者の精神安定剤程度しか効果なく、そのうちAIが適切な指導を与えてくれることになるでしょう。(もうコンサルタントとか事務系は今でも人出余りだし、今後もっと酷くなるのは必至)

漫画『闇金ウシジマくん』の話にあったのですが、

もはや経営コンサルタント業が、個別の診断をすることから離れ、対象が特定の企業や個人商店でなく漠然としたコンサルタントに発展しますます抽象化し、コンサルタントが成功法則と進化し、

成功法則を紹介することによって成功する

というネット上のバーチャル空間で、ネズミ講みたいな商売になりつつあります。

” 九九もできないFランク大卒の男が時給1万円稼げるようになった成功メソッド! ”

とかネットで宣伝してそこそこ高い受講料をとり商売するのです。
当然、ネズミ講式にまたその子供が名を変えてメソッドを提供して、そのうち受講料だけ払ってメソッドが売れない人が続出します。


【天に唾して凋落した日産】

話は逸れたのですが、日産がゴーンを呼び込むまで凋落した原因はグローバル化と緊縮財政にあり、これの主犯格が外国に販売網をもつ多国籍企業の日産・ルソーなのです。

多国籍企業が国家の上に立ち

経済財政諮問会議

なんて選挙で選ばれた国会という議会を完全無視し、緊縮とグローバル化を断行し、日銀を独立した機関として機能させたりとか、そんなことやってるうちに日本はデフレに突入して国内の購買力を落とし、世界不況で外需が落ちるとたちまち経営難に陥り、その一方でデフレ産業のユニクロやワタミなどが儲かるように日本の産業構造が変化しました。


【どうしてこうなった?デマ流すお前らのせいだろ】

消費税導入と法人税減税と金持ち減税(所得税の最高税率引下げ)

バブル崩壊

企業は営業外損失補てんのために投資を怠る

当然実態経済が悪くなり
消費が落ちる

構造改革(グローバル化・緊縮財政)

デフレ突入で政府の債務超過となる

そのうち財政均衡信仰や破産やハイパーインフレ黙示録をTVで流す偽者が続出

ニュースの“そもそも” 池上彰の「どうしてこうなった?」


そして日本の没落

日本の没落 (幻冬舎新書)

 

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