ネット右翼精神分析入門の序文的な何か


 


【ネット右翼精神分析入門】

>バカだから、自分と富裕層で利害が対立してるという単純な事実に気付けない。

ユーチューバーでブログ『超個人的美学2』のブログ主のカツトシさんのツイッターのつぶやきですが、単純にバカだからと言っても社会が少しもよくならないと自認している次第であります。(まぁ、何してもよくならないかもしれませんが)

彼らを更生する必要があり、それには再教育するに辺り、フロイトじゃないけど彼らの精神分析にまずとりかかる必要があります。


【ネット右翼は若者の低所得者層には少ない⇒当たり前じゃん(笑)】

まず彼らの多くは低所得者ではないという論客がいますが紹介します。


>一般には「貧しい若者が、ネットでうっぷんを晴らしている」というイメージが広がっていますが、実態は異なっていました。特定の年齢層や年収レベルとの関連性は見えなかったのです。高齢層や「中流」の人々が含まれている事実にも、留意すべきです。

要するに、高齢層というのは定年退職して、小林よしのり氏の『戦争論』などを読んで、遅れた中二病になった団塊世代を含んでいることでしょう。

小泉政権時のネット右翼はもはや40代50代の団塊jr世代であり、彼らにプラスされた巨大な層が暇をもてあました団塊世代なのでしょう。

団塊と団塊jrって全世代の人口比で多いのですから調べるまでもなく、当たり前ですね(笑)


【攻撃の置き換え』

>学歴別では、「大卒・院卒」の割合が65%と高かったものの、世帯年収のコア層は36%の「200万~400万円」(別表)。調査対象は50代までだが、辻准教授は「経済状況の不遇が保守的排外性の発露につながっていることを思わせる」と分析している。

まさにリチャード・ウィルキンソンの著書『格差社会の衝撃』の内容そのものであり、格差が拡大するとマカクザルと同じ行動をとる、つまりは攻撃の置き換えが行われるということです。

つまりは、せめてこいつらにだけは負けないといった、生活保護受給者叩きや在日コレアンや被差別部落にLGBT叩きをするということです。

上には逆らえないし、変えられない。だから叩きやすい弱者を叩く。

”俺が貧乏なのはこいつらが足をひっぱっているからだ!こいつらが努力すれば競争が激化し、もっと国家が強靭化されるはずだ!”

虐待の精神構造と同じです。

 

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【ネット右翼とグローバリズムの相性のよさ】

それと過去ログで紹介したのですが、彼らの多くはそもそも欠乏動機に支配されているところが大きいのです。(成功しているかどうかあまり関係ありません。セコイかどうかです。たぶん)

社会のパイは有限だから誰かが犠牲になる必要があり、だから社会の生贄として自分がならないためには、誰かを差し出さないといけないとなるわけです。それが外国人であるか同じ日本人であるか、そんなのどうでもいいのでしょう。

マルサスの人口論⇒ダーウィンの進化論⇒新自由主義(ネオリベ)グローバリズム

欠乏に基づいた思想とネット右翼と相性がいいのはこういう理由からなのでしょう。


【恍惚感溢れる日の丸からリベラルに転向する地味さに耐えられるのか】

>バカだから、自分と富裕層で利害が対立してるという単純な事実に気付けない。

私はバカだからと言うよりも、富裕層と利害が対立しているという現実を理解したところで、ネット右翼にはそれを転覆させる気力などなく、例えば平社員が会社の役員に逆らうような多大な労力が必要となります。

これはネット右翼でなくとも躊躇するところだと思います。

それよりも何も、彼らの頭の中には東西冷戦の構図があり、

グローバリズム or  共産主義

二択しかなく、後者を選ぶことは中国共産党の手先となり耐え難いことなのです。(いや、中国なんて経済成長し日本で20年間デフレでこの先永続しそうだし、どっちが資本主義かわからない)

万世一系の天皇制や日清日露戦争に打ち勝ち、大東亜戦争を仕掛けてアジアやアフリカを白人の支配から開放したという、その象徴的な日の丸の国旗が何よりも心の支えであり自負心であり、この形而上の世界がなければたちまち、卑小な自分の存在を受け入れなければならず、そうすると

労働環境の改善とか社会のシステムの変更の要望とか、まぁサヨク的なことをしなければならなくなる

のです。


【自分の立場を考えると憲法改正反対派となる】

当然、立憲民主や日本共産党とかに票を入れなくてはならなくなりますし、それを周囲の人に呼びかけなくてはならなくなります。

憲法改正を後回しにしたり、財政均衡や家族で支えあうとか、そんなことにも反対しなければならず、すると護憲派というよりも改憲反対派になるわけです。当然。

まぁ、これやられたら終りだから。

まぁ某氏はこれの恐ろしさを認識しておらず、まぁ自身のメルマガコミュニティ内でこれらを含む即席憲法は拙速すぎると発言したら、逆に立腹されたわけです。

ゴーマンかましたわけでもないんですけどね。緊縮のやばさを周知している人なら誰でも顔面蒼白になる内容ですから。


P・S

これでもネット右翼は

”武士は食わねど高楊枝”

と言いやせ我慢するでしょう。美徳がと言いながら。

しかし、ワタミやユニクロなどのデフレをいいことに商売して儲けている連中をこころよく思えず、地方や農協、医師会、土建屋を努力が足りない、既得権益と叩き、将来不安になる心の支えをまた

日の丸

に求めるのでしょう。

ILOの批准数が圧倒的少ない日本の労働環境自体がブラックですから、そのブラックにせしめているのが安倍政権ですから、まぁ実生活と日の丸の精神世界との間で混乱しているのでしょう。(ワタミの社長は比例で安倍政権で出馬しています。安倍政権を支持すれば庶民の生活が苦しくなることが立証されましたね)

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