エリートの助言と現実


【いきなり欝になるのは稀なのじゃないか】

ツイッターで面白いつぶやきがありました。

 

ユーチューバーでブロガーの『超個人的美学2』のカツトシさんのつぶやきですが、なるほどと感服しました。

>経済的・社会的・人間関係的な外部条件内部条件が揃ってない人間が追い詰めれ

嫌なら会社辞めればいいとか、学校行かなくていいとか、欝になる前の人は理性的に熟知しているわけですが、しかし現実的には葛藤を覚えそれで皆悩むわけです。

当たり前ですね。


【社会の目】

自身の体験談を話してもいいわけですが、私の友人で大学院まで出た者がいますが、その友人は欝で10年以上苦しんでおり、生活保護受給者となり今でも再起不可能な状態です。

彼とは大学からの長い付き合いであり、彼が欝になり自殺未遂を繰り返す段階、それ以降の治療の段階、生活保護受給の現段階とずっと関わっていく中やはり、彼は卒業後準公務員のような仕事につくが職場や環境などにうまくいかず結局退職し、学生の頃アルバイトしていたなじみのある新聞配達の仕事につくなりして、彼はいわばドロップアウトしちゃうわけです。しかしながら、そこに至るまでにいろいろ苦悩葛藤があったようです。

まぁ、私は男なので相手が自ら口に出さない限り、詳細なことを問い詰めたりすることはなく、やはり高学歴であるプレッシャーにそれに応えなければならない社会的要請や社会の目というものに苦しんでいたのではないかと思えなくもありません。

>経済的・社会的・人間関係的な外部条件内部条件が揃ってない人間が追い詰めれ

東大法学部卒の人間が町工場で働くようなものも同様で、

「東大法卒なのにこんな仕事してるのかwもったいないwお前にプライドないのかなw」

なんて言われること考えたら胃が痛いですね。
町工場でなくとも中小企業に勤めるなどするといろいろ妬みもあり、先輩からつぶされかねません。

「学歴なんて関係ないわw(2流大卒・高卒)俺のほうが仕事できるわw」

とか言われ業務を邪魔され、まぁ中小零細企業あるあるですが。


【やれるものならやってる】

(とある解決例)

学校が嫌→休む・転校・自宅学習

仕事が嫌→休む・転職・起業

生活苦→生活保護

借金苦→破産

学校が嫌で休んだら次の登校に大変な勇気がいるし、転校なんてもっとプレッシャーがあります。プレッシャー感じないやつは欝になんかならないだろうし、自宅学習で高卒認定をもらっても中卒のままだし、大学に進学すると今度は経済的な問題が生じます。

仕事も同様であり大手企業に勤めてそれが転職すれば、年収800万円台の人生から年収400万円台(平均年収)に転落するわけで、家のローン・子供の教育費・老後のことなど考え、現実的にできないわけです。


【現場を知らないから言える】

労働関係のツイッターにあるのですが、よく

「残業を断ることや有給休暇を消化することや残業代請求することは権利だから請求してください」

などとつぶやいているのですが、そんなことは皆熟知しているって。

それをすると残業代込みの主任やら管理職の連中から非難を浴びるし、いわゆる他の平社員の社蓄からも非難を浴びて、

会社に居場所がなくなる

わけです。

過去何十年間の残業代を請求するのも、ほとんど退職後の人が多いでしょ?こんなの当たり前です。人間関係のしがらみがなくなるからです。

人間関係が悪化した職場にいる辛さを知らないから、平気でこんなことが言えるのです。辛さを知っていて助言したらこれはこれでむごいわけです。

これらの例は世間知らずもいいところで、大体弁護士とか先生と言われる職業の人に多いような気がします。


【理想社会はとりあえず棚上げして】

ならデンマークのようなフレキシブルな社会を形成すればいいとなりますが、それをすることは欝で自殺するような人の担当じゃないわけで、それこそ上部構造の5%程度のエリートの担当であり、自家撞着もいいところとなります。

庶民のできることはこのエリートの監視であり、欝になる人の中にはエリートもいるわけで、これまた問題の焦点がズレてしまいますが。


【助言はせいぜい知人までに】

では欝で自殺するような人に助言をどうすればいいか?結論から言うと

できません。

ただ、スピリチュアルな観点から「自殺したら自縛霊になる」とか「今生のカルマが来世に持ち込む」とか脅すことはできます。

人によって人生観・価値観も異なるし、富や社会的評価に価値を置いてる人間に、大手企業を退職とかそんなことできるわけありませんし、そんな無責任なこと助言することは恐ろしくてできません。

今から20年ほど前に大手勤めの友人で「辞めたい」とか相談を受けたことがありますが、私は現実的に会社を継続することを勧めました。

こんなの簡単です。

収入が減るし中小企業に勤めて楽になるかと言えば、なるわけないと知っているからです。
こんなことは誰でも知ってます。日本の大企業勤めは鳥籠の中にいるようなものです。ヘッドハンティング以外は転職というようりも転落と言ったほうが正解でしょう。

ただ、選択肢は本人にあるから本人次第でそれ以上でも以下でもありませんが。


【『闇金ウシジマくん』で勉強してください】

結局、上部構造にいる人間は下部構造にいる人間の気持ちなんて疎いし、それこそ最近表現者グループのいう、anywheresのエリートとsomewheresの庶民の感覚の違いだと思います。

会社辞めて転職して条件が同じままなのはanywheresの中の一握りぐらいで、ほとんどの日本人は条件悪くなるわけです。

こんなこと発言するエリートはまず『闇金ウシジマくん』を読破することをオススメします。

 

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勝間さんのこの本をもってますが、まぁどうでしょう(笑)。人生は預ける必要がないのは同感です。

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