経済財政諮問会議の骨太の方針ー事実上の移民受け入れ


【経済財政諮問会議の骨太の方針】

NHKを視聴していたら経済財政諮問会議が絡んだ骨太の方針の中に、労働力不足から介護や土建、物流などに対して外国人労働者受け入れを示唆するような報道をされていました。

5年間の滞在期間限定であり、日本語の問題をクリアして専門性があれば永続することも可能なのような内容のようです。


【専門職という名の罠】

選挙で選ばれていない民間議員らの軽率な考えはつっこみどころ満載ですが、介護でいう専門職は最短4週間「介護職員初任者研修」を終了すれば、もうその時点で専門職扱いされます。

資格取得の学校ではレポートも試験も合格するまで繰り返し受けれる所がほとんどなので、まぁ外国人労働者でもある程度日本語できれば、簡単に専門職となれます。

これらのことは物流業界でも同様であり、「フォークリフト運転技能講習」も5日で資格の学校で修了して取得すれば専門職となることでしょう。

そうなると土木建築の業界の「玉掛技能講習」も学校で2日で受講を受けて修了すれば専門職となります。10年前から方針転換していなければ、これを取得することは極めてハードルの低い資格です。


【安易な移民政策は不幸を生む】

三橋貴明さんやかつて介護やガテン系でもコミュニケーションが必要であり、簡単にできないことを指摘していましたが、私も同感です。

私は外国人といえども排斥することを好みませんし、実は移民でもまぁそれなりにありと思っています。

ただ、自国では経済疲弊しておるという理由で日本であれば現在よりもましだろうという安易な意図での移民は、移民した側も受け入れた国民との軋轢が生じ、必ず不幸事が起こることでしょう。


【消費税増税で社会福祉法人や医療法人はブラックに】

介護の仕事は訪問介護、訪問タクシー、病院、福祉法人の老人介護福祉施設(特老)、医療法人の老人介護健康施設(健老)、株式などの民間の施設やサービス付き高齢者向き住宅など内容が様々です。

私の過去ログで指摘したように、消費税を引上げると、医療法人・社会福祉法人などは営利団体でなく、利用者から消費税を取らないから、それが施設や病院の負担となるために採算を合わすために、低賃金・過剰労働を余儀なくされる可能性が非常に高くなります。(消費税還付金を受け取れないのなら当然そうなるでしょう)

民間の事業所が消費税を利用者から取れるかどうかは知りませんが、もうそうなると社会福祉法人や医療法人はぶっちゃけブラックな環境となることは安易に想像できます。

実は、福祉法人の特老(老人介護福祉施設)に入居する人は皆お金をもっていないので利用者からお金がとれないし、民間の有料老人ホームと異なり職員一人あたりの利用者が多いために、現在でも十分な介護が困難で問題あるのです。


【介護の職場にも格差が拡大する】

今回の経済財政諮問会議の民間議員らの外国人労働者の専門職採用で介護の世界に及ぼす結果となることは、恐らく採算のとれない介護施設に外国人の介護者や、定年後の就労や再就職のために未経験の中高年者ばかりになると考えられます。

現実的に介護の現場は安い・休日少ない・有給とれない・他の職種より社会的評価が低いなどの不満が充溢しており、条件のいい介護施設は民間に多く、そこに経験のある介護職員や若い子が集中することになっています。

ただ、物流やガテン職と介護の現場と異なるのは、本質は福祉であり営利でなく、利用者は高齢者や障害者であり、不満とかイライラが直接利用者に反映されやすく、ぶっちゃけ虐待になりやすいのです。

寝たきりの女性高齢者の陰部をスマホで移した事件があったでしょ。そういう意味ではあの加害者の介護職員もまた被害者なのです。


【荒れてる現場が更に・・・】

三橋さんも言っていましたが、介護は三大介護(入浴・排泄・食事)だけでなく、それだと動物と何ら変わりなく、社会福祉法や介護福祉法の観点からの心身の状況に応じた介護、尊厳保持や自立支援などのが加えられるます。

身体拘束も原則禁止されていますし、三大介護だけだと虐待となりかねません。

だから、利用者それぞれの個性や人生観や生きた時代、価値観などを熟知する必要があり、利用者それぞれにあわせた応対をしなければならないのです。

戦争時に物資が不足していたこと、東洋の魔女の東京オリンピックや大阪万博などの知識も必要ですし、団塊が要介護になれば学生運動のことも知っていなければなりません。美空ひばりのことも当然ですし、利用者によれば読んでなくても夏目漱石や芥川龍之介などの名前ぐらい知っていなければなりません。

これらのことを、外国人労働者にとって習得することは現実的に不可能です。

もし愛想の悪い職員であると民間の訪問介護サービスでもチェンジ要求されるだろうし、そうなると要介護3以上の重度のお金のない利用者が多い、職員一人あたりの負担の大きくコミュニケーションをあまりとる必要のない施設に外国人の介護者が集中することになるでしょう。

現在で荒れている介護に現場にですよ。

 

財政黒字化で社会はブラックに


【財政均衡の呪い】

国などの財政黒字化2025年度 国と地方 5年先送りー佐賀新聞Live

>安倍政権は消費税率10%への増税を2度延期したのに続き、増税時の増収分を借金返済から教育無償化に一部振り向けることを昨年決め、それまで目指してきた20年度の黒字化を断念した。


【核弾頭の三橋貴明さん】

まぁ、三橋ブログからのネタですが、今だにこんなこと言ってるのですね。正直、財政出勤派は世論形成に敗北したわけで、その事実は享受しなければなりません。

いろいろ、人格的には批判的なことを一部で言われているのですが、まぁ三橋さんのお金に対する考えは共感を得るところはあり、しかも東京大学名誉教授の伊藤元重氏を名指しで批判できる人は三橋さんぐらいでしょう。(オオカミ少年って)

政治を通じてピンハネしているレントシーカー、竹中平蔵氏も名古屋のTVで名指しで批判していたし、まぁ核弾頭として役目としては大切な人材です。(最近、誤爆しましたが)

池上彰みたいな人間が世論形成の梃子になるわけで、三橋さんや京都学派の連中はエッジが効きすぎて一般受けは無理でしょう。


【亀井先生の功績が消えました】

まぁ、私の立ち位置としてはどうせ崩壊するシステムであろうから、そうなったことを想定して先手を打つぐらいなわけで、それ以上でも以下でもありません。

資本主義が欠点だらけである所以は、手段である貨幣が目的となってしまい、社会の中にある市場が逆に社会を振り回し、二度も世界大戦に導いたという史実により証明されているわけであります。

教科書ではブロック経済にせいにし、自家撞着も甚だしいですけど。

こう述べると、

「お前は共産主義者か!」

とジョージ・オーウェルの『動物農場』の羊のごとく、

「四本足はよい、二本足は悪い!」

と二択を迫られるわけですが。

TVや新聞が企業の金に頼っている時点で、世耕弘成氏みたいなブルジョワ政治家に、亀井静香氏みたいな国民主義者は敗北するのは普通の傾向でしょう。シュペングラーのいう預言通りに事は進んでいるようです。

ブルジョワ政府がマスメディアを通じて、大衆を煽動するって預言です。

亀井先生が民主党時代に郵政株売却凍結させた功績も、安倍政権で一瞬にしておじゃんになったでしょ?

国民の金融資産で国民を助ける事業が成されるアイテムが一つこれで消滅したわけで、最初から負試合だったわけです。


【労働者は常に奴隷と背中合わせ】

もともと近代化により、農奴や奴隷を抱え込むよりも、労働力を商品化させたほうが資本家にとって都合がよく、しかも奴隷は働きが悪く生産性が低いから、米国や欧州では破棄されたという要因が大きいのです。

人道的な意味で奴隷が廃止されたわけではなく、奴隷の赤ん坊から老人まで、労働しない時期まで面倒みなければならず、コスト高だから廃止されただけです。

米国の南部はタバコ・サトウキビ・綿花などの栽培が中心であり、絶えず手を加える必要があり、スペイン系が支配していた地域なので、奴隷制度が支持されていました。

日本のホテルでも寮にしているところが多いでしょ?

ホテルは365日無休だから米国南部の奴隷制度と共通していて、住む所と食べる物をセットにしてそのほうが採算がとれるわけです。
今は知らないけど、パワハラなんて序の口だったわけで、まぁ料理人同士の喧嘩で、包丁で刺さされたという事件にされていない事件もあったようです。(知り合いの料理人の体験談)

365日来るもの拒まず、ぶっちゃけブラックな環境です。


【近代化を知らない日本】

不幸なことに日本は契約の概念が不備であり、これを今更欧州のごとく理性の概念の習俗を形成するにまで至るのは困難極まりないでしょう。

欧州でも、近代化で奴隷や農奴が労働力を商品化しそれを切り売りし、安全を資本家に掌握され、それに対して労働法や労働組合や協同組合などの社会の自己防衛装置を開発するまで、多大な努力をしたわけですが、日本は今だにできていません。
労働組合の存在がダサいとか怠け者とかそういう「空気」が支配しています。

バブル期の漫画の『妻をめとらば』や『いいひと』などの漫画に描写されていた、過労死の問題を即座に解決するべく、ILOの批准を国際標準並みに基準を満たす必要があったわけです。

日本は全て後手後手で、しまいにグローリズムに逆送し、炎上した日本の経済を消化するのに灯油を掛け続けてきたのが90年代の日本であり、98年問題であり、今だに黒字化とか言って炎上中の国家に灯油をぶっかけているわけです。

経済が迷走する前に社会が迷走していたわけで、ポランニーテーゼにより社会の中に経済をはめ込む必要が80年代には課題として取り組むべきだったのです。名ばかりの男女雇用機会均等法もそうです。全て後手後手だった政策とグローバリズムという逆送の結果が今の日本の惨状なわけです。

断言できますが、60年代から80年代にかけての中間層の厚い社会の復興は、時計の針を戻すような処方箋は功を奏しないでしょう。

 

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ブルジョワ政府と障害者排斥


【兵糧攻めで淘汰させる政策】

最近、プライベートが忙しく、スーパーファミコンミニの「パズルでポン」の技術向上に忙しく、ブログを更新しなかったわけですが、久々更新します。

小泉政権時に障害者自立支援法が2006年に施行されたのですが、ぶっちゃけ障害者にその費用を負担させて働けということを促し、結果は功を奏し障害者が利用を控えたわけですが、ぶっちゃけ生活できないものが続出して社会問題となりました。

これらの手法はグローバリスト、主流派の経済学特有の、「飢えを梃子」に働かすというものです。

おにぎり食べたいと言って亡くなった例もありますが、生活保護受給者に対して地方交付金を削減し、兵糧攻めして支給させない手法も全て、基底とするその思想は英国の経済学・ダーウィン主義にあり、これを実践しているのがブルジョワ政府です。

ブローバリストはこれに関しても、不正受給者を叩き、支給額を減額させて追い詰めるわけで、これも、もともと陰気な思想が根底にあるからです。


【民主党のおかげで障害者総合自立支援法が施行】

しかしながら民主党政権時に、障害者自立支援法が改正され、2013年4月に障害者総合自立支援法が実施され、2012年12月に安倍政権が誕生したわけで、ギリギリ間に合い、対称が難病者にも拡大されたわけです。よかったですね。

私は民主党政権時での功績をまるで言及せず、宗主国から年次改革要望書拒否、農業の個別保障制度確立、郵政株売却凍結、公立高校無償など誰も取り扱わないのに糾弾を加えていきました。

それこそ、「自民党がよい!民主党は悪い!」は、ジョージ・オーウェルの『動物農場』の羊たちと同じく、

「四本足はよい!二本足は悪い!」のごとくあまりにも短絡すぎて、この粗雑な思考が苦しまなくてもいい人を苦しめ、死ななくてよい人が死んでしまう結果となると解釈しております。

これでも公がよくて民が悪いと単純にできないわけで、実は公だけに任せても酷い状況になりえることもあります。

事実、障害者・介護施設の扱いは介護保険制度ができる以前、行政が一方的に関与している現状下では、とても人道的でないことがなされていた例もあります。業務の一貫として、機械的に行うために利用者を家畜のごとく扱い、虐待が多くみられていたわけです。


【ノーマライゼーション】

ノーマライゼーションという言葉は、「あらゆる人が普通の生活をできること、そのような生活を保障すること」という意味がありますが、デンマークのバンク・ミケルセンやスエーデェンのニィリエ、アメリカのヴォルフェンスブルガーの考えであり、これはグローバリズムやブルジョワ政府と対峙する思想です。

かつてレーガン政権時に、デンマークの視察が米国の障害者施設を訪問したわけですが、コンクリートの建物の中に家畜のごとく押し込むその環境の酷さに、

「ナチスの障害者の収容所そのもの」

と評価を加えられ、レーガン大統領が憤慨しました。グローバリストって障害者を同胞でなく費用扱いするのが常ですから、こんなものでしょう。だってそこには儲けがありませんから。


【安全保障としてのインクルージョン】

菊池桃子さんが言っていたソーシャルインクルージョンという言葉は、国家の安定には必然的であり、2006年の国際連合の「障害者の権利に関する条約」でも障害者を追い詰めて社会に適用させるのでなく、社会や環境が障害者の多様性にあわせるべきというものに由来しているわけです。

別にソーシャルインクルージョンは、あの人の造語でも何でもありません。たぶん。

しかし、小泉政権時は偶然にも、その年に障害者自立支援法を実施し、逆方向に向ったわけです。グローバリズムと弱者叩きはセットと分析できます。

戦前、社会から排斥された東北のルサンチマンから陸軍の暴走が大きく影響を及ぼし、国家の自滅破壊行動に移った例からして、社会から排斥者を出すという行為は、いずれその従来の社会の崩壊、ひいては国家の崩壊に導くわけであり、もうそれは数多くの社会の変動モデルで警告されているわけです。

格差や弱者排斥の危険性を一番自覚しておかなければならないのは、本当は愛国者なのです。

まぁ、社会から排斥者を出さないのは当然の理であり、今回のTOKIOの山口達也氏の事件も同様であり、彼や極楽とんぼの山本氏や、田代まさしさんも同様なわけで、彼らに芸能界でなくても活躍の場を設ける必要があります。

排斥するとそこに爆弾がしこまれると思ってよいでしょう。


P・S

オカルトカテゴリーでも言及しましたが、今2極化が進行してます。

とことんグロテスクな思想に迎合しそれに追従するグループと、それに辟易として別のものを造り出そうとするグループと分岐していってます。

どちらかのモルフォゲェネティク・フィールド(形態形成場)つまりは集合意識にシンクロするかは本人次第で、どういう社会を築きたいのかはあなた次第です。