大衆受けする番組


【視聴率とは】

私が紹介しているTVドラマの『anone』の視聴率がやばかったらしいですね。

大体、私が評価するドラマは視聴率が低いです。

もうこの時点でマイノリティ前回だから、TPPとか反対していたんだと思います。常識とは感覚が異なるからです。空気よりも理が先行するわけです。


【高視聴率番組の特徴】

勝間和代さんはNHKは質のいい番組が多いと言いますが、まぁそうでしょう。それほど視聴率がよくなくとも、スポンサーがからんでないから、バッシング浴びないからです。NHKだからって具合に。

それでは視聴率が高い内容ってどんなものでしょう。

ぶっちゃけ、大衆受けする内容、つまりは多数派に心地よい内容です。

私は基本、TVはリアルタイムで見ることなく、勝手にブルーレイリコーダーが録画してくるドラマのさわりを見て、継続してみるかどうか決定しています。(アニメは別)

高視聴率のドラマ『陸王』を私は見ていたのですが、これは中毒やギャンブルの心理と同じく、

緊張(ストレス)
↓↑
緩和・爽快

これを繰り返すわけです。

パチンコでもあまりにも勝てなかったら止めますね。
それと同じで、

負けによる喪失という恐怖とストレスに、フィーバーによる安堵感と連続確変による爽快感。
これらがあのホールの五月蝿い環境によりストレスを向上させ、フィーバーの壮大なBGMや映像により過度の演出され、興奮状態になるわけです。

『陸王』も同じでやたらBGMがオーケストラ調で壮大であり、最終回は連続確変で大勝ちみたいな爽快感で締めるわけです。日本人の好きな勧善懲悪です。

一方、『anone』は地味でした。

ストーリーでハラハラ感を出し、意外性を演出することもなく、BGMも控えめです。質に拘ったのでしょう。

脚本家が同じでも『東京ラブストーリー』みたいに、あの執拗な「ラブストーリーは突然に」の壮大なイントロや、「カンチ!」とか痒くなる台詞連発だったのとは対称的です。

あんなのいいんだな・・・まじかよ。


【大衆受けしたら高尚でなくなる】

大体、夏目漱石の小説とか文学小説で、読んで味合える人間なんて稀有に等しく、私の好きな作品の『それから』なんて、TVドラマにしたらボロクソに叩かれるでしょう。

中上健次の『19歳の地図』も映画化されましたが、あんなの受けるわけありません。あんなの実写にしたらダメでしょ。(おそらく、尾崎豊の『17歳の地図』の題名はこの作品のパクリでしょう)

心理描写とか人の影の側面って、皆見て見ぬふりして触れたくないから、受けないのです。


【大衆煽動の手法】

結構、営業してた時あって、顧客の心理を操ることばかり考えていて、

「今だけ」「期間限定」「後で後悔した人がいる」

とか、欠乏や損するという言葉を煽る手法を知っているだけに、もうむしろそれに辟易として大衆煽動するやり方も同じで、見たくないかつての自分を見るようで興ざめするんですよ。

北朝鮮のミサイルで恐怖を煽ったりして支持をつかむやり方も根本は同じですし、中韓などに脅威を抱き敵意を向けることも全部同じなんですよ。

walking this way 全ては繋がっているのです。

前回、とりあげたナチスや国家の手法の、共鳴を使う形成携帯場・モルフォジェネティク・フィールドを作り上げ、そこにアクセスさせて信仰者にする手法も同じです。


【特攻隊を賛美する世の中になってしまった】

さすがに、金八先生のサクラ高校の校長役をしていた赤木春江さんは、戦争体験があるからそれらの煽動に対して危惧していたのでしょう。
セカンドシーズンで、特攻のかっこうして受験戦争と実際の戦争を混同したシーンは印象に残っています。

女生徒が特攻服を着た生徒に対して、「かっこいい」と発言して熱狂したわけです。
赤木さん自身、戦地に駆り出される兵士の姿を見て、胸を痛めていたわけで、満州にいた頃ソ連の進攻に恐怖を感じてたようです。

戦後生まれの無体験のバーチャル思想が、いくらマッチョなことを発言しても説得力なく、失神寸前の極限状態の経験のない知識だけが肥大化して、ちょこっと取材して知った気になるから、あんな畏れなき言動に出るのでしょう。

しかし、肝心な金八先生が今では・・・。

人生わからないものです。


P・S

手塚治虫の『アドルフに告ぐ』は連載して低評価でしたが、後にブレイクしました。ファーストガンダムも再放送でブレイクしました。
質のいいものはこんなものです。

しかし『anone』はブレイクしないでしょう。

ともさかりえさん主演の『Five』も視聴率低かったらしいけど、私好きでした。(質は知りませんがあのアウトサイダーたちがよかった)
榎本加奈子・知念里奈・篠原ともえ・鈴木さりな・遠藤久美子さんらと当時大人気豪華メンバー。(今では問題ありすぎて再放送もDVDもアウト作品らしいです)

消費税増税と緊縮財政の日本凋落元年1997年の作品でした。
1997年はデフレ元年です。

 

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