TVドラマ『anone』第9話


【悲劇的結末】

第三勢力②を投稿しようと思いましたが、急きょこれに内容変更します。

TVドラマ『anone』第9話、衝撃的でしたね。

かつて、広瀬すずさん演じるハルカちゃんの、「誰も悪くない」という発言には感服したわけですが、一方でその発言とは異なり、ハルカちゃん自身の知行一致してないことが、更なる悲劇を招いたわけです。

ハルカちゃんは元施設の友人の男の子の命を最新医療を受けさせ助けるために、偽札製造であろうが自分をどうなってもいいから、助けたいという気持ちをもっていました。

これが犯罪でなければ美しいと思われるかもしれませんが、それでも前提からして間違っているわけです。


【親の自我(エゴ)】

これは田中裕子せん演じる亜乃根さんにも共通していることですが、自分がどうなってもいいから助けたいってのは、実は不幸の負の連鎖の始まりなのです。

親が自分の命を差し出しても、子供を救いたいという気持ちは、実はあくまでも自分の気持ちであり、それは小林聡美さん演じるるり子さんの義理の母親と、まったく同じなのです。

たとえ自分の子供でも、あくまでも独立した別の人格をもつ人間であり、自分の気持ちを勝手に押し付けると、それが逆に罪悪感を抱えさしてり、一生の傷として残るのです。善意であれ悪意であれ、その意は自分の気持ちですから。(亜乃根さんの血の繋がっていない子供の気持ちを、実は亜乃根さんも踏みにじっていたとも解釈できます)

実は、親の気持ちって単なる自我(エゴ)でしかなく、子供のために教育費をかけるとかも、単なる自我(エゴ)によるもので、女性に多いけど自分の感情を安定させたいだけである場合がほとんどです。

この偏った愛情は、他人の子供に無関心になるし、必ず自分の子供と他人の子供の優先順位をつけますし、いわば命の序列をつけて我が子のためならとなり、他の子の命すらとなります。


【負の連鎖となる子供への愛情という自我(エゴ)】

これって、私たちの尾崎豊、ハウンドドックの世代なら当たり前だった、偏差値=人間の価値、いい大学、いい会社が全てのパイプライン・システムの競争社会となり、そこからこぼれ落ちたら人間扱いされなくなり、それまたルサンチマンとなり負の連鎖となるのです。

全てはつながっているのです。


【救っているつもりで、突き落としている】

亜乃根さんが孫の罪を隠蔽するために、偽札づくりの犯行に及ぶわけですが、そもそもその孫が乗り越えるハードルであり、仮にそれが成功しても抑圧された感情となり、それがまた別の形で表出するだけです。(凶悪犯罪とか)

所詮、親のできることなんて、ハードルを乗り越えるサポートしかできず、ハードルを取り払うことではないのです。(大人なんて民主党を弱体化させると、かならずブルジョワ政府の自民党一強になるからやばいと一部少数派が警告しても、グローバリストと共闘してつぶして、取り返しのつかないこととかやらかしてるのですから、同じように不安定な人間です)

それがいずれ憎しみに豹変し、亜乃根さんだけでなく、別の人にも危害を加えることになり、結局誰も幸せにならないのです。


【エゴイストの意味】

こうなると、義務を負わされる者の安全を掌握しているのが権力者でありますから、その安全にのっかかる者を周囲に囲い(公務員、大手優良企業務め、既得権者)、同胞が苦しんでいるのを見捨てるわけで、これが罪悪感となり蓄積され、そこから自分を正当化するために、他者を攻撃するわけです。(北朝鮮がその典型です)

結局、ハリカちゃんも亜乃根さんも、権力者も安全を掌握されている人も同じ穴のムジナであり、自分を犠牲にして攻撃しているか、他者を攻撃しているかの違いだけであり、共に自我(エゴ)が強いと分析できます。つまりは肉の関係により原子化されバラバラなのです。

一般的には、強欲な権力者タイプだけをエゴイストと讒言を浴びますが、真の自我(エゴ)の意味であるのなら、自分を犠牲にすることもエゴイストなのです。


【問題をつくり続ける同盟か対立かの社会】

そもそも、瑛太さん演じる中瀬古という偽札つくりの主犯の男は、元ベンチャーの社長でインサイダー取引で投獄し、出所してもリベンジ果たせず、再び犯罪を犯すことになるのです。

新卒一括の日本のパイプライン・システムもそうですが、1回道を外すともうこの日本では最後まで排斥されることのなるのです。

出所しても仕事がなくパチンコ屋の息子を人質にして、また犯罪を犯した例もそうですが、これらの現象を起こしているのは、なぜならば前科のない私たちが彼らを排斥するような世の中を容認しているからなのです。(ライバル減ってラッキーとかセコイ人間ばかりです)

これこそ資本主義社会の真髄であり、エネルギー保存の法則と、エントリピーの法則という欠乏による恐れ、拡散という攻撃性、この二つによりゼロサムゲームを繰り広げ、不安定な社会と関連していくるのです。

田代まさしさんを田代砲は、薬物中毒者を排斥し、更生するのでなく罰則強化という、そもそも社会をよくすることよりも、隣人同士同盟か対立かという前提からして間違っているのです。

問題を起こした次元で問題を解決しようとして、更に問題を深刻にしているだけなのですが、自分の穴を埋めるために他から土掘り起こして穴をつくり、これが成員同士でやってるのですからうまくいくわけないのです。

穴埋めたければ、山になっている所(使われずに死んでるところ)からもってくれば、いいだけなのです。


【大欲】

ならどうすれば、いいのかとなるけど、空海のいうように大欲、つまりは全員救うことなのです。

大乗仏教って「大きく乗る」と言う意味で、全員乗れる大きな船の意味であり、誰一人こぼしてはいけないし、実は格差のない平等の精神が大変強いわけです。(宮崎哲矢さんが行き着いた所が仏教思想と言ってるのも理にかなってるのです)

仏教は、キリスト教のように、神の元で皆平等という、直球思想がないだけで、自己学習で悟ったマスターたちは大体、根っこは共通しているのです。与えることにより与えられるとかもそう。

ナザレのイエスは、「金持ちが天国に行くのは、ラクダが針の穴を通ることよりも難しい」と発言している意味もきちんと理由があるのですが、天国に一番近い世代が何しているのか。


【幸せになる義務がある】

だから、誰もが幸せになる権利があるのでなく、むしろ幸せになる義務があるといったところが正鵠を得た内容であると思います。

自分を救えず犠牲にして、誰も救うことなど絶対に不可能であり、ハズレのない状態にする必要があります。だから誰かが幸せになるのを阻止してはいけませんし、自分も幸せでないといけないし、ましてや貧困者叩きとかありえないのです。


【恐怖で人を操る人間は偽物】

その人が間違っていれば訂正すればいいだけで、大体怖いことを言ったり不安を煽る連中は偽物です。恫喝して攻撃性の高い連中も。

こういった連中はそもそも負に焦点をしぼっており、不幸へまっしぐら崖につっこんでるわけで、そんなバスに乗ってはいけないのです。

例えると、水は液体であり火災の消化につながり、灯油も液体であるからぶっかければいい。更に炎上すれば「いや、灯油をかけたりないから」と言って、ずっとそれをやっているのです。

前提が間違ってる場合がほとんどなのです。(ブロック経済故に戦争に導いたみたいなのもそうだし、構造改革もドリルもリセットもそう)

で、そこには潤沢の精神が必要であり、これはまた別の機会に紹介したいと思います

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