majiでkoiするリーマンショック級の経済危機5秒前


【ビル・ゲイツも予測している世界規模の経済危機】

なにやら、ビル・ゲイツがリーマンショック級の経済危機が来るだろうと発言し、それに対して「上位1%が言うな!」と一部で批判を浴びているようです。


【資本主義は不安定なもの】

まぁ、当たり前のことなんですが、ハイマン・ミンスキーの言ってるように、資本主義はその金融というバーチャルな存在故に不安定であり、これは私が何度も取り上げている宮崎義一先生の「複合不況」内容がまさに正鵠を得た内容でオススメします。

で、各国が関税や人モノ金の移動を制限し、累進課税を導入してこの資本主義経済という獰猛な猛獣を調教するわけですが、調教しているのが利害を有する人間であり、失敗するわけです。

複合不況―ポスト・バブルの処方箋を求めて (中公新書)
宮崎 義一
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【米国のエリート】

こう発言すると、「お前は共産主義者か!」とジョージ・オーウェルの『動物農場』に出てくる羊みたいに「四本足はよい、二本足は悪い!」みたいな極論を叩きつけらることもありますが、これは傾向だから仕方ないのです。

そういう意味では米国のウォール街のエリート層はすごくて、リーマンショックの時に「ミンスキーモーメント!」と自分らの考えに対峙する考えであっても、その知識を有していて、まだ自由な発言がとびかうが、一方の日本は・・・。


【3カ国の富の所得格差の推移】

(『格差社会と国家の存亡より』)

このグラフは日本・デンマーク・米国の上位1%の所得が国民所得に占める割合を示しているのですが、まずどこの国も第二次世界大戦で所得格差が縮小しています。

デンマークが福祉国家として成り立つのは、人口が少ないからと言う論客がいますが、デンマークは第二次大戦前までは格差が日米より拡大しており、関係ありません。
人口が少ないからという理屈はおそらく社会的紐帯が断絶するというものでしょうが、その社会的紐帯は150人を超えると緩み機能しないでそれも関係ありません。(所謂ダンパー数です)


【格差が拡大すると経済は不安定になる】

日本なんてオイルショックとバブル崩壊の時と所得所得格差が縮小しているのですが、前回の経済危機は恐らくリーマンショック直後の一瞬だけで、今はどんどん拡大していることでしょう。(資本主義の所得格差強制是正システムは失業や賃金低下と暴力的で、皆貧乏になるというやつです)

米国なんて反対にどんどん格差が拡大しており、まぁ普通に考えて、また来るなと予想できるのです。

ビル・ゲイツが批判されているのが、自身が上位1%だからであり、それは嫉妬とかでなくその元凶の張本人だから、非難を浴びているわけです。


【悪夢のグローバル経済】

こんなの普通に考えたら簡単であり、格差が拡大すると富裕層の余剰資金が、石油とか先物、株式、怪しい金融商品と、バーチャル形而上の数字が自由に移動し、バブルを形成しはじけて、実体経済まで混乱ちゃうからです。

ほとんどの民間企業が関連会社以外の投機としての株式、純粋な固定資産としての土地などを有しており、まず金融市場が異常をきたすと、バランスシートの投機の流動資産の評価価値が下がり、帳簿上では有価証券評価損となり、つまりは損失を被り、実体経済の投資をしぶるようになり、投資をしぶる(設備投資)となると、次は当然実体経済が悪化・不況となり、それでも売り上げが減るから採算を合わすために従業員の賞与や昇給をしぶりようになり、それが悪循環となり、今度は土地売却したりとかすると、それでまた土地の値段が下がり、そうなるとまた資産の評価が下がり、リストラ・・・・悪循環。

だから資本主義が存続するには最低条件の予防策として規制が必要なのですが、日本は特に呑気に欧州やTPP参加とか手を結んで、不安定な状態を自らつくっているわけです。

米国抜きのTPPに11カ国が署名、人口5億人の貿易圏誕生へ


【物語にはかなわない】

そもそもこれらを理解するにも、まず複式簿記の勉強が必要で、これは破産神話の説明と同じで、三橋さんは小遣い帳に例えたりしてますが、これでもまた他の論客が不安や恐怖を煽り、小遣い帳とかの例えは、再び騙された感を抱き無駄に終ります。

これを数学に例えると、連立方程式を説明しても方程式そのものを知らないと無駄で、そこで鶴亀算で説明するけどそれでも理解できなくて、そもそも九九や足し算引き算の知識のない層にどう説明するのかとなり、結局無理なのです。

だからいくら論理性がしっかりしてても、それよりも物語のほうが絶対的で、池上彰氏が言うことなら多くの人が無条件に信頼するし、TVドラマの内容に刷り込んだりしたり、人気タレントの感情を煽る発言の影響力のほうがはるかに強力で、多数派は権力者に丸み困れるわけです。


【世界を戦争に導くグローバリズム】

まぁ、資本主義は水木しげるの妖怪シリーズの福の神と貧乏神の関係に近く、福の神にとりつかれた後には貧乏神がとりつき、そのサイクルが繰り返され、規制がなくなればなくなるほど、暴力的な格差是正が起こり、当然国家間で亀裂が生じ世界を戦争へと導くわけです。

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【なぜこうなった

懐かしいけど、丁度東北の震災の時に東北の復興もままならい状態で、TPPに関して皆気持ち悪いくらい賛成したり、他はわからないとか言ってて、普通やばいだろと思い、ネットで動画とか検索していたら憤怒した人がいて、それが中野剛志さんでした。

で、近所の大きな書店に探しに行ったら「TPP某国論」が一冊も置いてなくて、難波のジュンク堂まで足を運びました。(後でTPP芸人となり多少注目浴びたようです)

よくよく考えたら、前回の3回にわたる引き寄せの法則とか、物欲中心の成功本からスタートした読書が(高校の頃とか一応はしてましたけど)、遺跡発掘とかバイトしてて、そこで飯場にいる人や刑務所帰りの人、鑑別所上がりの人などの人生や現状を知り、だんだん小泉政権のやり方に疑問を感じ、会社で手話とか同調圧力で受講講座を受けさせられたりして、障害者の社会参加とか可笑しな方向に私の思想が変化したのです。

怪我して手術して骨折してICUに入り、車椅子にのってその不便さも実感したこともあるし、その立場にならないとなかなか人間は、そうでない人に対して無関心になるものです。

所詮、ソクラテスの言ったように、人間なんて知ってることを知っており、知らないことを知らないわけで、そうなると同性愛者も同様なんで、もうこういう善人みたいなのは自分でも気持ち悪くなるけど、情理をつきつめていくとこうなっちゃうわけです。人であるかぎり。


【権力者に加担するかどうか】

オバマ政権時の元国務長官であったロバート・ライシュのいうように、これらの社会ダーウィン主義は制度的暴力であり、これが形をかえたホロコーストであると知っていながら、それを黙認したら、ナチスのホロコーストを黙認した連中と同じになり、それも罪悪感を感じことになり、自分にも悪影響を及ぼしよくないわけです。

恐らく自民党が刷り込んでくるであろうグローバル憲法改正案もそうですが、普通にまずいだろと突っ込みを入れても、右からも左からも上からも、ついでに前から後ろから、畑中葉子さんじゃあるまいし叩かれるだけで、疲れるだけです。

リキ入れたところで影響力が強くなると、籠池夫妻みたいに投獄されたりして、もう日本はディストピア社会に足を踏み入れているのかもしれません。


【みんな権力者に逆らえなくなる】

ジョージ・オーウェルも肉体労働者に混じって生活して、その現状を知り社会主義者になり、しかしソ連の現状を分析して、『動物農場』や『1984年』とかの作品を世に出したようです。

オーウェルの言いたいことの本質はイデオロギーでなく権力者の批判です。(サッチャーもスターリンも警察・公務員を優遇するところはそっくりです)

こういうのは現状を知らなきゃ、よかったんだろうけど、面倒だし。

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 ビック・ブラザーですよ。
思想警察です。
非正統(権力者に都合の悪い少数派)は排除されます。
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岩上安身、植草一秀さんはよく根気が続くなと思いますが、あらゆる形での見せしめとかで、皆が権力者批判に萎縮してしまうことでしょう。
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共謀罪・ヘイトスピーチ禁止、特定秘密法案、国内の法律が機能しない特区に条約、世界を混乱へと導くグローバリズム、内閣府という独裁組織、三権分立崩壊、原発稼働中なのに北朝鮮への圧力。
いい感じのディストピアルート邁進中ですね。

P・S

もともと、成功法則とか物欲が強くて読書量が増えただけなのですから、震災の年から打っても響かない鐘を叩き続け、そんなことする必要もないだろうと基本に立ち返ってみるのもありでしょう。
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私はろくでなしかもしれませんが、人でなしではありませんから、TPP参加に普通に反対してきたし、えぐい内容の憲法の改悪の反対もそうです。
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ちなみに「ろくでなし」って元々、「陸でなし」つまりは平でない、グラインダーで個性が削られていないという意味なのです。
空気読んでても、空気破りたくなる衝動に負けて、社長だろうがアメリカ大統領だろうが、つい無礼な発言をしてしまう人もそうでしょう。
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帳簿上の損得を破りたくなるわけです。
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 小兵二、筋骨マンキャラで好きだったなぁ。
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