幸福度ランキング52位の美しい国日本


【我々と彼ら】

ダウン症の息子を餓死させた60代両親 成人で特別児童扶養手当が終了し立腹(米)

>ダウン症を含め、障がいを持った子供を育てている親の心身の苦労や疲労は察するに余りある。だからこそ社会は医療費助成制度、特別児童扶養手当、税制の優遇、自治体により公共交通機関利用費の優遇といった各種の補助、支援、優遇制度でその家庭全体を守っていく必要がある。だが米ケンタッキー州のある夫婦はいつしかその上にあぐらをかくようになり…障がいを持つわが子に対する許されない虐待致死事件の話題が飛び込んできた。

まぁ、これらの意見に賛否評論分かれますが、格差が拡大すると敵意に満ちた社会に移行していきます。

トクヴィルやポランニーのいう、「我々」よりも「彼ら」という意識が高まるからですが、ポランニーは原始社会では同族が「我々」であり、「彼ら」部族外の外敵と指す意味であり、トクヴィルの

>人々のランクがほぼ平等である時、同じような考え方や感じ方をし、互いの感情は瞬時に理解し合うことができる。

と同等の意味です。
だから、格差社会は危険であり、特に公務員が今後しばらくは中間層の象徴として残り、勝ち組以外の負組みにとっては「彼ら」(外敵)となり、非常に危険なわけです。


【経済成長で格差是正は不可能】

これで経済成長したら官民の格差が是正されるという意見がありますが、それは現実性に大きく欠如しています。

なぜなら、資本主義下での豊かな生活は、止揚効果の東側諸国の存在により可能であったからです。
その証拠として、アメリカはイギリスに対しては帝国の座を奪い取り、それに対して西ヨーロッパはマーシャルプランなど経済成長を促し保護し、日本も同様であり西側陣営にとどめるために豊かにしなければならなかったという史実が残っています。

80年代に入り、ソ連の既存システム崩壊が秒読み段階に入り、宗主国レーガン政権がジャパンバッシング、グローバル化へと政策シフトし、これまで餌与えてまるまると太った日本という豚を回収しだしたわけです。

皮肉にも、マルクスやシュンペーターの預言は、東側諸国の崩壊により実現されたわけです。
これでようやく桎梏となっていた東側のストッパー解除により、資本主義の本質であるグローバリズムという暴走車が世界中を走りまくるわけです。


【二者択一って】

こう発言すると、”共産主義が理想というのか!”と、ジョージ・オーウェルの寓話の「動物農場」に登場してくる羊の

”四本足はよい。二本足は悪い!”(動物は四本足で善、人間は二本足で悪という理屈)

みたいな、極論を言い出す人達がいるわけです。

まず共産主義と社会主義と違うし、共産主義でもマルクス主義やスターリン主義と異なるし、経済学でケインズ派と主流派と同じにするようなものです。(TPP反対すると「鎖国するのか」と極論持ち出すのも同じです。)

自民党は米国と友達で善、民主党や立憲民主は中韓と友達で悪、これも似てますねw自民党にもかつては田中角栄や亀井先生らといろいろいたし(過去形)、立憲民主にもいろいろいるでしょう。


【古い構成体は崩壊することなしでは耐えられない】

そういう意味では、佐伯啓思や内田樹氏らが経済成長の否定に走っているということは、別の社会のモデルの構築をしている可能性もあり、そうであるのなら学者としての天命のままに生きていると思われます。

前回、オカルト領域で貨幣について少し言及しましたが、貨幣というものは手段であったのが目的となり、貨幣獲得が目的となりそれが地位や名誉となり、共同体が破壊されついでに社会や国家が崩壊していくわけです。

社会というものは、

成員の相互関係が継続慣習化され、それが地位や役割となり構造化された集団

であるけど、利害をもっているのも成員や集団という感情をもった人間の集まりなので、いずれその構造は崩壊するわけです。

ジンメルが古い構成体は崩壊することでしか耐えられない

と言及したのも当然の理であり、社会の構造とそれを構成している有機体がまったく逆の性質ゆえに、常に変化するかそれを拒否すると崩壊して強制変化を遂げるわけです。スメルサーの変動モデルみたいに。(まぁ、これも反証可能性のある仮説止まりですけど)


【少数派排除の美しい国】

じゃどうすればいいか。
これを考えるのが本来、学者や官僚や政治家であり、研究成果度外視してどんどん新しい社会のモデルをつくればいいんじゃないかと思います。

国の借金がーとかもう論外だし、まずこのスタート時点に多くの日本人は立っていないわけ。(だいたい北のミサイル飛んで、外国投資家が安定の円の買いとか変だと気づけよw)

小学生からの英語教育とか愚策でなく、それなら手話とかの授業を取り入れ、障害者を排斥するのでなく、中に取り入れるように社会の構造をシフトさしたほうが、移民に頼る必要も軽減されるしいいのじゃないかなと思ってます。(手話で外国人と会話できるし英語ほど習得に時間かかりません。たぶん。今井絵里子議員も自民党にいても無駄だから、離島して立憲民主に移ればいいのにと思う。何もできないどころか、その逆となるでしょう。)

例えば車椅子の人用のトイレを設置する店には補助金や税の優遇とかして、障害者に無慈悲な大企業の死んでる内部留保から引き出し、有効利用の政策を打ち出すのもいいでしょう。(経営者や株主に拍手して虚栄心から自尊心充足を促して)

元刑務所上がりの受刑者や鑑別所上がりの人もそうだし、だから履歴書に全学歴・全職歴記入に写真添付と年齢記載とか、米国では禁止されていることが、日本ではまかり通っており、これもこれらの人には枷となっているのです。(刑務所を抑止力としての懲罰の場でなく、更生施設に代えたほうが建設的だと思います。出所者の再犯罪が防げるだろうし)

チャンスもない学もない犯罪歴だけありで社会に排除される。また犯罪繰り返す。これが美しい国の正体であり、幸せな社会と言えるでしょうか。

別に私は聖人でもないしもはやその逆だし、少数派の味方でもなければ多数派の敵でもないし、合理的に少数派をとりこんだほうが社会の発展につながるし犯罪も減るし、これらの人が幸せになって怒る人間っているのかなと思う。

まぁ、車椅子の人の気持ちを知ったのも、怪我して手術してICUに入り骨折して車椅子にのってたら操作難しいし、段差あったらもう何もできないわけ。手話もそうだし会社の同調圧力により受講をしただけで、自発的でも何でもないわけです。

だけど、排除されている人間の現状を少しは知っているわけで、それを知らない人が政府の捏造データーとかを鵜呑みにして叩き、そこから落ちていく人間は怠惰で努力が足りないくて自己責任とかって、もはや人でなしでしかありません。(乙武さんは努力して成功したから、障害は本人次第とかいう論調もそうです)


【幸福ランキング52位の美しい国】

(「格差社会と国家の存亡」より)

なんと、日本の幸福度調査の世界ランキングって52位なんで、アフリカの途上国とたいして変わってないわけです。(これを言うと贅沢とか言う人もいるでしょうが、これも何度か説明しているので割愛します)

これ、上位にある国ってみんな福祉国家だし、いわゆる社会民主主義といわれる国が多いわけです。だから資本主義か共産主義の

「四本足はよい、二本足は悪い!」

みたいな二択の思考は闇弱すぎるわけです。

まぁ、今の日本のデーターなんて戦前の大本営発表みたいな捏造データーばかりで(過去ログ)、外国機関の調査結果や学者らのダーティーハンドといわれるような調査結果しか、参考になりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA