ジェネレーションギャップ


【少子化で保育園が足りないとは】

まぁ、杉田水脈議員が結構叩かれているようですね。

不思議に思うのがなぜ少子化で保育園が足りないのかということですけど、私は団塊jrですけど保育園が足りないという現象はなかったと思います。
子供の数が多すぎて高校に入学できず浪人したり、中卒で職人になったり職業訓練校に進学する例もありましたが、保育園が足りないことはなかったわけです。
伝説となっているのが駒澤大学の受験の競争率が100倍で、だいたいの大学の6割以上が浪人生だったと思います。
これは普通にジェネレーションギャップでしょう。

で、昔はオイルショックを経験しながらも池田政権の所得倍増計画の流れを邁進し、年々給料が上昇するのが当たり前で中間層が非常に厚かったと思われます。
つまりは多くの世帯が、旦那の稼ぎだけで十分生活でき、カラーTV・冷蔵庫・洗濯機とそろった後はローン組んでマイホームに自家用車の時代に以降していったのが70年代後半だったと記憶しています。

そもそも旦那の稼ぎを補填するために、本来外で働きたくもない人が、子供を保育園にあずけてでも稼ぐ必要があるという、そういうのは端的に言えば中間層が破壊されたからでしょう。

少子化で保育園が足りないって現象が、私たちの世代からすると珍現象なのです。


【男女雇用機会均等法とは】

こう発言すると、「女性の社会進出が」と反論する人もいるでしょうが、日本って結婚して仕事して出産して子育てこの三つをこなしている人って、まさにマイノリティだと思います。
一般職の女性ですら出産にあたりパートタイムに降格しないともう会社にいられないわけです。
大体、大手優良企業でない限り結婚、出産、育児といった穴を埋めれる企業など希有であり、社内の重圧に耐え切れず出産・育児にあたり退職し、子育てが終了した頃再就職してもパートぐらいしかないわけです。

篠原涼子さん主演のTVドラマの「庶民の敵」でも、簿記1級の取得している女性がパートタイムしか仕事がないといったシーンがありましたけど、簿記3級の未婚の女性の総合職の人の方が正社員で立場が上なのです。これが日本の実情です。

確か今から30年以上前に「男女雇用機会均等法」が施行されたわけですが、まったく何も変ってないですよね。保守は変化の漸次性といいますがいや、何も変ってないでしょってこと。


【フェミニストかグローバリストか隷従かの選択】

このことに異を唱えたら「男は外、女は内。これが日本の伝統だ。」と糾弾されるわけですが、もう何十年もこれに抵抗してきたのが社会学者のフェミニストの田嶋陽子さんや上野千鶴子さんらの枠であり、まぁ左翼扱いされるわけです。

これで福祉は共産主義、コミンテルの思想で家族制度を解体するとか、なんかよくわからないことを言い出すわけですけど、いや、共同体、家族の破壊の過程が近代国家・資本主義の十八番でしょってこと。
教育を家庭から教育機関が担当し、労働を生活から商品とし分離させ、労働時間と休暇を分化しレジャー産業が発達し、一人の人間が身分としてでなく契約に基づいて多面性を有するようになったということです。

この変化しない構造のまずいのが、必然的にフェミニストに更に新しいマイノリティが加わることです。
この例を上げればグローバリストです。
勝間和代さんなんてその典型例で丁度「男女雇用機会均等法」が施行されたあたりから国家に対して懐疑的になり、その時に出くわしたのが大前健一さんの本だったわけです。グローバリズムとの出会いです。
フェミニストにならなくとも結婚・出産・育児ができる別ルートを見つけたわけですが、勝間さんの予想はずばり的中しており慧眼であり、30年以上たっても日本は働く女性に対して冷酷なまでの扱いをしていたのでした。

勝間さんは別ルートを選択してよかったですねと言いたいわけです。個人としては。


【バブル時代に放置していた問題が今】

私は恐らく頑なに変化を拒む勢力がいて、抑圧されている少数派勢力(フェミニスト)がいて、それでも当然変化を拒むわけですから新たな抑圧されている少数派(グローバリスト)が誕生し、その結果の今の構造改革を支持されている日本なのではないかと分析しております。(社会学では普通に分析されてます。緊張として。)

こういう意味ではグローバリズムにガソリン注入し続けたのは、逆に保守なんじゃないかと言えるわけです。

もうこんな問題は社会の一要素でしかなく、私が気づいていない所でもこれでも頻繁にこういう危険な因子は多数あると思います。
ジャネレーションギャップなんてそうですし、団塊ーバブルー氷河期ーゆとりとこれだけであらゆる意味で格差が生じており、この問題も手付かずにしているのも非常に危険なわけです。

バブル期の私立文系の学費とゆとり世代の国公立の学費が同じであり、しかもゆとりであると私立の中学と公立とでは学力の差が激しく、奨学金かかえてまぁ新卒でそこそこの会社に就職できなくて自殺とかしてもある意味仕方ないと思います。いくら宗教上の問題を言われたところで。お笑いのくりいむが大学中退できたのは、どうとでもなる希望がもてる時代だったからです。

貧乏でも公立の偏差値の高い高校に入学し努力したから成功とかなんて、今ではバブル期の淡い夢でしかないといえよう。

別にバブル期が幸せであったと言えばそれについては非常に懐疑的であり、バブル期の週刊スピリッツの柳沢みきおの漫画「妻をめとらば」の最終話なんて衝撃的で話題になり、ガリガリに痩せた過労死寸前のサラリーマンの悲惨さを描写していましたし、草薙剛さん主演のドラマにもなった「いいひと」も、過労死で死んだ旦那のことを問題にしています。
24時間働けますかとCMでありましたが、働いたらダメでしょ。

バブルでも過労死は問題になったのですが、それを放置し構造改革によりデフレが深刻化し、そのデフレを逆利用して急成長した大手企業ばブラック化し、その負の連鎖が継続しているだけなのです。
「亭主元気で留守がいい」という言葉は経済成長期の専業主婦の口ぐせで、今では亭主は稼げないからパートで稼ぎの低い旦那の収入の補填をしなければならない。だけど保育園が足りないという状況なのでしょう。

まぁ、子供の多い団塊jr世代で足りていたのですから、フォローして増設する必要なんてないと政府与党は思うでしょうね。
事実、大学や高校は統廃合してるのですから。


P.S

こういうある問題の影に別の問題が胚胎していることなのですが、例えば今チーム沖縄のことが問題になっていますよね。

だけど、私は東北がこのまま放置するのなら、まじでやばいと思っています。
戊辰戦争からのルサンチマンに加えて、3・11の震災に原発事故と起こり、それで農協解体されてTPPに公共事業がPFIと外資に食われる。
その一方で中央政府(東京)が東京オリンピックで浮かれているんですよ。これ、えぐいわけです。

で、先祖が賊軍扱いとして祭られていない靖国神社に熱狂的になっている右派のグローバリストが、どのように東北の人の目に映るのでしょう。
普通に考えてやばいわけです。

妻をめとらば (15) 人生

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