ダーウィンの進化論とマルサスの「人口論」と格差社会ー前編


ダーウィンの進化論は中学の理科の授業で習う内容であり、一般的には受け入れられています。
そもそもこの進化論という仮説はどのようにしてできたのでしょうか?それは、
ダーウィンがガルパコス島に探索した時に、様々の動物の生態系を見てそこでヒントを得て英国にもどり、「種の起源」という本を出版したことにあります。


【マルサスの人口論がヒント】

 

ダーウィンの進化論の元となる思想は英国の経済学、政治哲学に深く関係しており、ダーウィンが英国に帰国した時にマルサスの「人口論」の影響を受け、それを元に「種の起源」が作成されたのです。さて、そのマルサスの「人口論」の内容ですが、

もともと放置しておけば人口が増えるばかりで食料の量が不足するので、戦争などにより殺し合い人口を調整し、その戦争に適応できた人間のみが生き残る。

だいたいこういう内容です。

これが、「自然淘汰」であり、のちに社会学者のスペンサーにより「適者生存」という言葉も加えられるのです。環境に適応できる強者の支配の肯定がなされるわけです。

この原則が社会にまで拡大して解釈されて、今の資本主義・自己責任の社会が肯定されることとなったのです。

ガルパゴス島⇒帰国してマルサスの「人口論」の影響⇒「種の起源」執筆

これがダーウィンの「種の起源」の完成に至るまでの大きな流れです。

英国から発せられたこの資本主義の思想は、英国から発祥だと言って間違いのないところです。
これについてはケインズも指摘しているところです。⇒自己責任論の終わり-J.M.keynes


【食物連鎖により格差を肯定】

 

これのどこが問題かと言えば、私たちの思想から受ける影響は果てしなく大きく、貧困も戦争も犯罪も全てこの思想というものから発端となり、過去の偉人たちの思想の奴隷であると言っても過言ではありません。

よく肉食獣のライオンが草食動物を食らう行為から弱肉強食により、それが肯定されて1%の富裕層をライオンとし、99%の貧困層を草食動物と見なすような会話も、ダーウィンの進化論の影響を受けているわけです。

格差社会を是としてそれを受けれなければならないという常識も、やはりこのダーウィンの「進化論」の影響を強く受けているわけです。

食物連鎖は自然の摂理であり、これが人間社会にも適用される。

私が前々回のブログで発言した、共産主義国家の止揚効果がなくなった今、資本主義は暴走しているわけです。

二元論の罠の一つの一択(社会主義)すら失うと、もう資本主義しかない、グローバリズムしかない、格差が当たり前という陥穽におちいるわけです。

ここで、トランプと安倍総理らが断行している社会保障削減、大格差社会へと舵を移すこととなるわけです。自然の摂理じゃんとエートスレベルの影響を受けているわけです。
これらの無意識レベルの私たちの是認が、トランプも安倍総理も共に法人税の大幅な引下げを予定しており、実際安倍総理は実行して尚且つ更に断行することでしょう。


【ダーウィニズムを否定する二つの方法】

 

そもそもこのダーウィンの進化論は信憑性があるのでしょうか?

ダーウィニズムを否定する二つの方法があります。

①他の動物学の解釈で対抗する
②ダーウィンの進化論自体を否定する

①の方法はロシアの動物学者のピョートル・クロポトキンの「相互扶助」によるアプローチです。

 

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実際、ライオンや虎などの社会性の薄い肉食獣は絶滅の危機にあり、相互扶助による社会性のあるペンギンや草食動物らが種の存続の可能性が高いというものです。

まぁ、これは正攻法であるが、しかし大衆の常識を覆すには困難であると思います。

ここで②という新しい?(実際、新しくないが)アプローチがあるわけです。

そのアプローチが反進化論的アプローチです。


【反進化論の4つのアプローチ】

 

そうなると、なんだ「創造論」かよと短絡的に捉えられる場合がほとんどです。

しかしそれは誤りであり、資本主義と対抗する主義の中で、社会主義、共産主義とあり、共産主義にもいろいろあり、全てを一色体にできないのと同様です。

反進化論の中でもいろいろあるわけです。

①創造論
②科学的創造論
③ID(インテリジェント・デザイン)理論
④オールタナティブ・サイエンス論

私が知っているだけでも、これだけあります。

①の創造論が、旧約聖書を元にして肯定したアダムとイヴを神様が創造したという、あくまでも聖書の内容を前提とした理論です。
ほとんどの人がダーウィンの進化論を反対すると、この創造論のことを語り特に信仰心のない日本人が特にバカにするわけです。

②の科学的創造論が科学的に進化論を否定すものですが、しかし、創造論を肯定するにあたって聖書も元にしているからして、神が創造したことを前提とするわけです。やはりそれだと理論の脆弱性があるわけです。

③のID理論が私がオススメする理論です。
これはダーウィンの進化論そのものはほぼ否定しているわけですが、しかし、進化論全てを否定するわけではありません
しかし、人間の進化に当たっては猿がそのまま進化したとは捉えないわけです。
神とは限定しないが何かしら知的介入があったとするわけです。
知的介入の可能性を残しているわけです。

④のオールタネティヴ・サイエンスを深く知りませんが、宇宙人との交信やら何やらオカルト要素もある理論です。
憶測ですが、エササニやプレアデス星らの宇宙人の交信も関与していたのではないかというものです。
楽しむのはいいですが、これを採用するとバカにされるでしょうwおすすめしません。


【ブッシュがID理論を採用を示唆】

 

公教育での進化論否定ブッシュ政権下で加速 住民が批判、地方選に反映

>【ワシントン=山崎伸治】ダーウィンの進化論を否定し、「知的な存在による設計」の結果だと主張する「インテリジェント・デザイン」(ID)という考え方がいま米国の公教育に持ち込まれようとしています。その運動の後ろ盾になっているのはブッシュ政権を支えるキリスト教右派。しかし国民の間には批判の声もあります。

これは日本共産党の赤旗の記事ですが、唯物論的には進化論を全面肯定したいわけです。
しかし、ダーウィンの進化論の根底にはマルサスの「人口論」の思想があるため、優性学(優れた存在の支配を肯定)とつながり、富裕層の支配体系を肯定することになるわけです。

マルクスやエンゲルスは唯物論者であるり人間は社会的存在であるとしますが、ダーウィニズムでは自然淘汰された種のみの存在が肯定されるとなるわけです。
恐らくマルクスやエンゲルスはクロポトキンの「相互扶助」的アプローチから対抗していたと思われます。
進化論は肯定しても解釈を変えていたに違いないわけです。
もうマルクスという言葉を使うだけで汚物扱いとなり、一般階層に説明しこのアプローチで攻めると、かならずグローバリスト

「相互扶助」=共産主義=マルクス

という構図に引きずり込み、一般階層の支持を得られなくなると私は見ています。まぁ、私がグローバリストなら必ずこっちに結びつけますねw

まぁ、ブッシュはあくまでも進化論の他にID理論も同時に載せろと言ってるわけです。

日本の歴史教育では小学校の図書室に「はだしのゲン」小林よしのり氏「戦争論」を両方置けというようなことです。


【進化論が世界に及ぼす悪影響】

 

ちなみに、米国の物理、生物学者らの4割は「進化論」の否定派であり、一般にいたっては半数が「進化論」の否定派です。

ここで参考にならないけど2chのコメを拾ってみました。

>キリスト教が悪いよ~キリスト教が~
>だいたいキリカスのせい
>>27原人の化石とかよく見つかってるやん
>底辺だけだぞそんなん信じてるの
>びっくりするような高い%で信じてなかったな
>神が生物を作ったなら
神はエンジニア失格レベルのガバガバ設計なんだよなぁ

アメリカ人が頑なに進化論信じない理由wwww

 

正確には、アメリカ人が頑なに進化論を信じないわけでなく、二分されているだけです。
このコメの内容でまぁ、まぁ、基本的な知識を有している連中がいるのも確かですが、ほとんどが漠然とした考えで進化論が正しいとしているだけです。

私がなぜこの「進化論」を危ういとしているのが、この仮説が絶対的に支持されると社会に及ぼす悪影響があるし、実際そうなっているわけです。
ダーウィンの進化論の元となる思想はマルサスの「人口論」ですから。

 

 

 

 

 

(次回につづく)

 

 

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